PCXでプレモトGPしてしまった!

こんにちわ。ブログみぃごろーです。

このところ、寒気が日本列島に居座り続けて鬱陶しいことかぎりありません。昨日の朝はとりわけ最悪でした。

前日木曜日の雪が雨に変わり、翌日には道路の雪も溶けているだろうと期待していたところ、朝の7時時点で家の前はウェット路面。

うーん・・・。という感じ。生駒の山頂付近はどんな具合か。おそらく凍結しているという予感。

 

しかし、国道の渋滞は嫌。

前に一度、凍結路面を乗り切ったことはありました。そのときは凍結していたのはほんの数十メートルの区間。

両足を地面につけたままそろりそろりとやり過ごし、あとはドライのクリーンな道路で何事も無かったかのようなクルーズでした。

 

で、今回もとダメもとで行ってみるかと、山道方面へ。

で、広い道に出ると、パトカーがいます。車が事故っている様子。

朝から大変なことだ。と気にせずそのまま山道に入って行きます。道路は不気味に濡れていて、嫌な感触。

グリップ感がまるで無い。

 

標高があがり始めるヘアピンをグローブの具合を直しながら片手運転で抜けます。凍っていたら一発でアウトの状況。油断大敵。と戒めながら次の右へターン。

 

リーンして腰へ荷重をぐっとかける。とその瞬間、いきなりズリーっとスリップ。

無意識にバランスをとって立て直す。リヤが10cm以上横に滑った感じで勝手にカウンターステア状態。フロントはかろうじて残っているかどうか。

いつものことですが、こればかりは完全な反射動作で思考は入っていません。頭は「何事だ?」状態。

一瞬後に路面が凍結しているのだと理解します。

転倒は免れました。

 

停車して路面をよく観ると、ウェットではなくて氷です。

やばい。引き返すしかない。と判断。同時に遅刻を覚悟する。これは重要なことです。

 

ゆうっくりとUターンして坂を下り始めます。朝日に道路一面、氷が反射しています。このときは心底ぞわーっときました。よくまあ、さっき片手でヘアピンを抜けたものだ。

両足をしっかり地面につけながら、PCXのニュー機能ハザドをつけて降りていきます。靴底が滑りまくります。完全に氷の上だと分かります。

これは、降りてバイクを押した方がいいのかも。これも実は迷うところ。歩いて滑ってバイクもろとも転倒ということもあります。というか坂道ではその危険性大です。

しかし、下りでフロント荷重のまま降りていくのも即転倒のリスク大。

 

結局、道路わきの地面をしっかり確かめながら歩いて降りました。

途中で後ろから降りてきた車が、遥か後ろのヘアピンで、こちらのPCXのハザドに驚いたのか派手なスリップ音を出して止まりました。

スタッドレスを履いているのでしょう。幸いガードレールに突っ込むことはなく、無事に横を抜けていきました。

 

しばらくしてようやく標高が下がり。バイクに再び跨って別の平野部の道を行きます。

さっきのパトカーがいる場所を通ると、路面凍結で車が事故ったのだとようやくこのとき理解しました。

 

すでにこの時点で30分はロスしていますから、遅刻は確実です。焦らないことが重要だと自分にいいきかせます。

何しろ、先日、転倒事故で旧PCXを失ったばかりなのです。新車のPCXを納車わずか数日で壊すわけにはいきません。

 

まるでモトGPライダー

さっきの転倒回避といい、自分で信じられないテクニックなのですが、普段から意識して練習しておくことは本当に重要なのだと改めて思いました。とにかく反射神経に二輪の感覚を刷り込んでおく必要があります。咄嗟のときに思考している時間はありません。

それにしても昨日の気候は全く異常でした。平野部でも路面が凍結していて、結局この日の朝だけで、スリップダウン寸前が最初のと合わせて2回。

パワースライド2回でむちゃくちゃでした。

 

後から思い出すと転倒しなかったのが奇跡のよう。とにかく、新車のPCXは絶対転倒させるわけにはいかない。と強く念じつつ走っていて、それでも、ふっと油断したときズリーっとくるのでたまったものではありません。

完全に平野部の街中の小学生が滑って転んでいます。「むちゃくちゃ滑るやん!」とか言っているのが聞こえます。平野部でも凍結しているのです。

 

なんだか、朝一発目でアドレナリン沸騰。でも仕事は普段どおりやっている。こういう生活をしていると、いつか死ぬ。のは間違いなし。

帰りは時間外の大渋滞でした。低温で事故が多発したのでしょう。やっぱり、日本人の労働形態といのは、どこかおかしいというか世の中どこか変です。

 

今日も、このブログをご覧くださり、ありがとうございました。

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