ウィングレットはコーナーで有効か
こんにちわ。ミーゴローです。
今シーズンのモトGP、タイヤメーカーの変更とECU関連の共通化ともに大きな流れがありました。
ウィングレットの導入の本格化です。
今からこの記事に書くことは素人の全くの推測ですから、間違っていたらごめんなさい。
今シーズン、モトGPバンク角起きてない?
今シーズン第1戦カダールで、GP16を駆るイアンノーネが200km/hのコーナーでスリップダウンしました。
イアンノーネのマシンはウィングレットが4枚仕様でした。
放送の映像をスローで観ると、ペイントにタイヤが乗ったとたんにスリップダウンしてました。
このカダール戦では前を行く車両のリヤオンボード画像で見る限り、イアンノーネは去年までのモトGPマシンのバンク角一般のように60度以上のバンク角に見えます。
映像を静止画像にして4枚のうウィングレットのもたらすダウンフォースの向きを画像に当てはめて考えてみました。
どうみてもタイヤの接地面に対して横向きの力の成分が大きいように感じます。
4枚のウィングレットがもたらすダウンフォースが、タイヤを押し付けるように作用していたならタイヤはもっと粘っただろうと感じました。ずでん!というより、ずずーっといくような感じです。
ダウンフォースなのですが、200m/hではかなりなものです。イアンノーネが転倒したコーナーは高速コーナーで200km/hだったと思います。
たとえが悪いですが、昔の4輪のF2マシンでは、「鈴鹿の130Rではビビッて200km/h以下で進入するとダウンフォースが不足してかえって危険。」ということが言われていました。
当時の’80年代のF2マシンだと鈴鹿の裏ストレートでは伸びて240km/hくらいだと思います。
130Rへはスロットルオフのみでノーブレーキで進入します。このとき恐怖心からスロットルオフを早くしてしまうと速度が落ちすぎてダウンフォースが不足するのだそうです。
つまり、200km/h以上というのは、相当なダウンフォースを発生する速度域だということです。
今シーズン、モトGP国際映像ではバンク角表示が少ないように感じます。
また、オンボード映像も水平維持タイプが多いと思います。
推測なのですが、60度オーバーのシーンが少ないのではないでしょうか。
ダウンフォースが効かない低、中速コーナーではバイクは去年までのようなバンクをしているのでしょうが、今シーズン何だかバイクが起き気味のような気がします。
これは、ミシュランタイヤのグリップ不足とかではなく、ウィングレットの影響だと思います。
ウィングレットのダウンフォースの向きは、バイクの車体に対して真下です。つまり、バイクの見かけ上のバンク角においてのみ中立で、タイヤを押し付ける働きになるのでしょう。
しかし、タイヤの接地点とバイクの重心を結ぶ真のバンク角に対してはタイヤを上から押し付ける力がコーナー外側に向かった力に対して不足することになるのではないでしょうか。
だからですね。ウイングレットを装備する各ライダーはバイクを起こし気味にして体の重心を以前より、さらにイン側にもっていってく工夫をしているというようなことはないでしょうか。
こうすると、ダウンフォースをコーナーリングに生かすことができると思います。
もともとこのウィングレットはアンチウイリーが目的だったとのことですが、最近のように大型化してくると高速コーナーでは無視できない要素です。
このことに関して、サイトで検索しているのですが何故かコーナーリングへの具体的影響に関する記述が見つからないのです。
以上はあくまで素人の憶測です。
ご存知の方はご指摘ください。
今日もこのブログをご覧下さり、ありがとうございました。
【スポンサーリンク】