「米軍撤退心配ない」安倍氏の論理?

こんんちわ。ミーゴローです。

今朝の冷え込みは凄かったです。エアコンフル稼働でした。今年はガス無しで乗り切ろうと思っているので電気代も高くなりそうです。

昼になっても風が強くて寒いです。朝の冷え込み状態だと凍結防止剤がすでに散布されているでしょうから、とてもじゃないが、スーパースポーツを乗り回す気分ではありません。バッテリー端子を外して冬眠にしようかなとか思っています。来春はタイヤをピレリのソフトコンパウンドを試してみようかと思っています。バイク店のマスターが勧めていました。グリップ感や滑り出しなどの過渡特性が良好だとのことです。

 

タイヤは大変高価ではありますが、コーナーで感触がいいという以上のメリットがあります。昔からいわれるように制動停止距離が短くなるというメリットがあり、これは何ごとにも代えがたいものです。この高性能タイヤのこの恩恵・ありがたみは、この春4月に身を持って知っています。横道からいきなり出てきた車がいて、道を完全に塞いでしまったときに車の手前で停止することができました。

 

そんなのよければいいじゃない、とか思われるかも知れませんが、公道というのはしばしば停止しなくてはならない状況が存在し、なお且つ50km前後の低速からでも停止するには制動距離が予想以上に必要だ。ということがあります。

 

そのときはいうまでもなく飛ばしてはいませんが、しかし、相手の車の助手席直前で停止できたときには心底ほっとしました。ダンロップα13とSHOWAのフロントサスペンションの性能のなせる業なのでしょう。ちょうどその日、モトGPの放送がありまして、ペドロサがアメリカズGPでドヴィチオーゾに衝突する車載映像を観た時はフラッシュバックが起きて心臓が止まりそうになりました。本当に止まれてよかったのです。

高性能タイヤは前後で7万円以上しますが、高価なこの代金はその価値があります。ABSだけでは当然限界があるわけです。

 

「米軍撤退心配ない」安倍氏の論理?

さて、(2016/12/9 6:30日本経済新聞 電子版)によりますと、安倍首相はトランプ氏のアメリカ大統領就任後のアジア情勢について、

(「安全保障は心配していない。在日米軍は海兵隊や空軍だ。(他国に)移すと米国側のコストが上がる。そのあたりをトランプに説明すれば大丈夫だと思う」。米大統領選でトランプ氏が勝利した直後の11月上旬。安倍晋三首相は周囲にこう漏らした。同時に「韓国は困っているんじゃないか。在韓米軍は陸軍だから」とも語った。)ということです。

 

前の記事でも書きましたが、トランプ氏は軍産複合体(軍と軍事産業などの関連圧力団体)を当面バックアップする方針との「噂」があります。さらにそれ以前に現実的な政策として対中強硬路線の変更は無しと観てとれます。

日本の防衛問題についても日米安保は不条理で米国の不利益を招いているとの過激発言などから大統領就任後は極東地域から米軍を引き揚げるのではないか、などとの憶測まで出ていましたが、軍産複合体の利益確保からもまず非現実的だと思います。

 

共和党などのネオコン(新保守主義)には多極主義が台頭しつつあり、これは将来的にはいわゆる「世界の警察的」な米国の大国主義は後退していくとの観方があります。しかし、トランプ政権からいきなり多極主義に舵を切るとは考えにくいものであり、現実的には経済対策重視をとったうえでの在日米軍コスト発言だといえます。

このうえで、安倍首相のこの発言を観るかぎり、軍事的にはどうかなと思います。(「海兵隊や空軍は外に展開するためにいる」。首相はその場でこうも説いた。)同(2016/12/9 6:30日本経済新聞 電子版)より

 

「海兵隊や空軍が外に展開するためにいる。」というのは全く正しい認識です。しかし、それをいうなら第7艦隊のUSSロナルド・レーガンが横須賀を母港としていることも言うべきで、これはアメリカにとっては横須賀という空母のフルメンテナンスまでできる施設のメリットは計り知れないものだということです。また海兵隊が沖縄にいる必然性はなくなっています。海兵隊の対応範囲は中東に移行しています。繰り返しますが、海兵隊は抑止力ではありません。

 

また、在韓米陸軍が引き揚げるようなことを言っていますが、それはあり得ないでしょう。軍事上。

故神浦氏によれば、中国共産党の人民解放軍がもし軍事活動をとるとするならば、グランドパワー(陸上戦力)を用いて朝鮮半島経由でやってくる。(日本軍事情報センターhttp://www.kamiura.com/)参照

ということです。尖閣諸島を幼稚な中国の海軍戦力が襲ってくるような事はあり得ないのだそうです。

 

つまり、朝鮮半島は軍事的に重要であり、だからパククネの失脚事件も起きたのであってそのあたりよく理解しておく必要があると思います。

 

今日もこのブログをお読みくださり、ありがとうございました。

 

 

 

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