軽い話・時代劇

瞳の鬱(うつ)日記 奈良春日大社御参道 柳生の里からは結構距離がありますが、奈良ゆかりの話。

 おはようございます。瞳です。今日は酷い天気です。せっかくの休日なのに。まあ、わたしは毎日お休みなんだけれど。

 で、昨日の記事の関連というより、軽い話。

 時代劇。

 最後の方で少し出てきたけど、拝一刀(おがみ・いっとう)という人は、架空の人物で、「子連れ狼」の主人公です。漫画の原作もありまして、ドラマでは萬屋錦之介さんが主人公を演じられていました。

 ご存じの方も多いと思います。海外でも凄い人気らしいです。

 この主人公、拝一刀の愛刀が同田貫(どうたぬき)という刀で、『冥福魔道(めいふまどう)の道しるべ』と拝が唯一頼にする刀です。

 ドラマ中ではむちゃくちゃとも言える威力で、敵を切りまくります。石も切って、敵の刀も切ってしまいます。戦場刀ということで、やたら頑丈。この刀は(九州肥後国菊池の同田貫(地名)を本拠地に、永禄頃から活躍した肥後刀工の一群。ウィキペディアより)で実在の刀です。

 余談ですが、刀が石を切るとか鉄をも切るとかフィクションも過ぎると思われるでしょうが、刀は実際にこれ、出来るんです。YouTubeにたくさん動画があります。中には、拳銃の発射された銃弾を切り落としたり、何と、M60機関銃の7.62mm(強力なライフル用の銃弾)の連射を数発まで切り落としました。結局、その後は折れたんですけど、刀って生の鉄をひたすら炭で鍛錬することで、凄い強度と切れ味を発揮するんですね。神秘だわ。(クロム鋼とかタングステン鋼でもない)のに。

 このドラマ自体は、柳生裂堂(徳川将軍家・指南役初代時代の4男)率いる柳生に、家族を殺され、江戸を追われてその後、生き残った幼い我が子とともに復讐の旅に出る話なんです。

 何シーズンかに分かれて制作されていたみたいで、柳生裂堂の役者さんも変わっていきます。

 まあ、面白かったです。凄かったです。脇役も含めて名作だと思います。

 名役者とは、ときとして本物になってしまう

 「子連れ狼」では、萬屋錦之介さんは柳生を敵として演じていました。でも、実は、萬屋錦之介さんは、初代将軍家剣法指南役・公儀総目付の柳生但馬守宗矩(やぎゅうたじまのかみむねのり)が持ち役、はまり役なんですよね。多分、遙か昔の大河ドラマ「春の坂道」辺りからなのかな。(原作はわたしの愛読書です。ドラマ自体は見たことありません。)

 はまり役です。わたしの世代では、「柳生一族の陰謀」が印象深い。映画版なのですが、ときどき時代劇の柳生もののテレビドラマでも宗矩役で出ていました。

 何かね、柳生宗矩像という木造の像があるのですが、なんだか、顔もそっくりになってくるから不思議。像の方も、萬屋錦之介さんの方も。

 多分、役柄を演じているうち、もう柳生宗矩になってしまったんではないでしょうか。実生活では不幸続き、不運続きでお亡くなりになられたんですが、もしかしたら、柳生家がらみの怨霊みたいなのに祟られたのかなとか思うくらい、柳生宗矩そのもの。

 「春の坂道」の人徳のある宗矩と「柳生一族の陰謀」の怖い宗矩、両方ともそのまま本物って感じ。

 私的には、宮本武蔵より柳生宗矩の印象が強いです。

 千葉真一さんと柳生十兵衛

 これまた、完全にイメージ一致。というか、柳生十兵衛はもはや千葉さん以外にあり得ない。

 「柳生一族の陰謀」は、映画版、関西テレビのドラマ版両方で演じられていて、キャラも完全に同じ。その他の柳生ドラマでも明るい十兵衛役で出ておられます。

 「魔界転生」では、何と妖刀『村正』で、緒形拳さんの鬼気迫る宮本武蔵と死闘を演じます。

 これ、凄かった。宮本武蔵の岩をも砕く木剣を、重ねの薄い村正で受けるなんて、無茶苦茶なんですけど、原作どおりに木剣ごと武蔵を一刀両断(柳生心影流に一刀両断って技、実際にあるんです)。この辺り村正ならでは。

 ご両者というか、この親子、ともにもう鬼籍の方ですが、本家の柳生家のお二人とお会いになってどんなご挨拶なさってるんだろう、とか思います。でももう、もしかしたら、ほとんど一心同体化してしまっているのかな。霊的にも。

 

 烏丸少将文麿(からすましょうしょうあやまろ)・成田三樹夫

 この人物、好きだったな。悪役なんですけど、それも相当な強者悪役。「おじゃる」と白塗り、お歯黒がいいね。架空の人物らしいですけど、成田さんって本当にいい役者さんだったな。

 わたしの家に、太刀ごしらえもあるんですけど、使いにくいのなんのって、柄に着いてる紐とか邪魔だし、ソリもありすぎるし、まあ、刀、太刀というのは、平安時代にはすでに武器というよりは、別の神聖な特別な存在でしたし。

 春日大社宝物殿に行けば、実際その辺のところよく分かります。

 しかしよくまあ、太刀で柳生心影流・柳生十兵衛をあそこまで苦戦させるとは、凄いわ。まあこの辺はドラマだけれど、公家に密かに伝わる刀法とかあるんだろうな。

 優れた役者って、フィクションをリアルにしてしまうのかな。なんかみなさん早死にしてしまいますよね。迷える霊とかが本物と間違えるんでしょうね。

 

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