天国と地獄

 瞳の鬱(うつ)日記です。

 週間日曜日は休刊します。

 このところ、思うことを書きます。思うというより、一週間程前にふと気がついたこと。

 理想郷(理想世界)は存在し得ない・天国・極楽は無い。パライソなど、どこの世界、宇宙、異次元、異空間にもあり得ない。

 という真理。

 芥川龍之介の「蜘蛛の糸」という小説があります。おそらく、ほとんどの方は一度は読んだことがあると思います。

 が、大筋を書きますと、ある悪人が、生前悪行を重ねていたのですが、あるとき、道にいる蜘蛛を踏み潰そうとして思いとどまります。なぜか、ふと仏心をおこしたわけです。

 で、その悪人は当然のように、死後に地獄へ落ちます。

 血の池地獄で苦しむ時に生前助けた蜘蛛が糸を垂らして助けてくれようとします。悪人はその糸にすがりついて血の池地獄から抜けだそうとするのですが、他の亡者も次々すがりついてきて、悪人はそれらを払い落とすうち、自らも再び血の池地獄にまた落ちていったのでした。

 ということなんですが、蜘蛛の糸は極楽のお釈迦さまが、散歩中に蓮池を通して下の地獄を覗き見たときに、悪人を哀れに思い、生前の唯一の善行の情けで地獄へ垂らしたものなのです。

 この物語、いろいろなことを、我々に語りかけて示しているのですが。

 わたしが一番気になること

 はですね。お釈迦様があらせられる「極楽浄土」の蓮の花咲く綺麗な池から、地獄が見えるという恐ろしい事実。

 そんな極楽、ぞっとしますよ。普通。ハッキリ言えば、そんなところ、極楽浄土と、よぶべきでなないよ。

 でもね。これ、この世の姿そのままなのよ。

 この世の現実世界は地獄です。

 いいこと、感動するようなこと、生きる喜びとか、かけがえのないもの、そういった存在は確かに存在してはいるけれど、逆に、あり得ない、あってはならない不条理、不幸、残酷、その他の「純粋に抽出された苦痛」も存在します。

 時として、地獄そのままの状況が実在しています。というより、おそらく、この世は地獄なんだと思います。地獄は、底なしで、おそらく、今我々がいる世界より酷い地獄も無限に存在しているのでしょう。地獄の底は底なしです。

 

 でね。この世も含めて、地獄があることは確定事項です。パラレルワールドとか別宇宙にもあるのでしょう。

 地獄あるところに、苦痛あり。心あるものの苦痛です。ひとに限らないのだろうけど、血、涙、悲しみ、痛み、嘆き、ありとあらゆる苦痛がどこかに必ず存在しているわけです。

 

 で、そんな地獄がたとえ異世界、異次元宇宙にせよ存在するとして、『安全であったかで心安まる安寧の世界があり得るのだろうか。』

 ということに気がついたわけですよ。

 その理想社会にいたとして、地獄の存在を知らないとしても。

 どこかの異世界で、のたうち回る、苦しみにのたうち回り地獄の責め苦に喘ぐ存在がいるとしたら。

 その存在だけで、理想郷は破綻しています。

 意味分かる?

 理想郷にいて、地獄の存在を全く認知できなくて、知らなかったとしても。また、永久に知ることが無かったとしても。地獄というものがあるということは、理想郷の存在を許さないのですよ。

 なぜなら、理想郷ではないから。地獄が存在するのに、理想郷は存在し得ない。つまり、どこかの異世界で純粋に抽出された苦痛が存在する限り、平和で、心安まる安寧の世界などあり得ないじゃないですか。

 まさに、「蜘蛛の糸」に出てくる極楽浄土ですよ。池を覗けば地獄が見えるのは悪趣味に過ぎるけど、見えるだけマシか。その極楽が地獄の上にあるのだということを知ることができる。

 そんな極楽浄土にいたって気分最悪。

 で、ようやく言いたいこと。今の先進国、日本とかも。この状況なの分かる。

 今、北陸能登半島で大変なんだけれど、何か人ごとのようなお気楽な空気なんですよ。わたしのいる大阪とか。

 インバウンドって最低

 世界各地で戦争やら紛争やら災害で地獄が存在しているのに、呑気に旅行しているなんて、最低。

 以下の記事引用します。

BBC News Japan 2023/08/14 (https://www.youtube.com/watch?v=p0DYWoVxTxo)
『2023/8/8に米ハワイ州マウイ島の森林火災で、確認された犠牲者が13日までに93人に上った。同国の火災としては過去100年で最悪のものとなった。

火災では、歴史的な町ラハイナが焼き尽くされた。現地では遺体の身元確認作業が続くほか、数百人が行方不明となっている。

ラハイナの町が炎に包まれた際、火から逃れるために大勢が海へ飛び込んだ。

マウイ島に住む女性はBBCのソフィー・ロング記者に対して、島に残る観光客の中には、まるで何事もなかったかのように観光を続ける人たちがいると批判~』

 記事によると、炎から逃れて海へ飛び込んでイヒんだ親族、友人がいる場所で、観光客が水泳を楽しんでいたそうです。

 話それますが、最近のインバウンド、アジア某国に限らず、欧米人もやっぱり酷いね。マナー。

 ずうっと前の話なんですが、飛行機で隣に座った宇宙人ジョーンズ氏みたいな人がいて、海軍さんの将校みたいな感じ。私服だけれど。

 仏頂面で愛想が無いのだけれど、窓側のわたしのために、機内サービスのお茶CAさんからわたしに渡してくれたり、飛行機降りるときも座席上の物入れからわたしのバッグ取ってくれるのよ。仏頂面のまま。「サンキュー(サンクス)」と英語発音で言っても無言。微笑みもしない。CAさんも綺麗な発音で「サンキュー ヴェリーマッチ」というのだけれど、無言。宇宙人ジョーンズ氏そのまま。

 でも、なんか感じがよかった。ほっこりしました。

 

 でも、最近のは酷い。あるときの新幹線。帰りで4人連れのアメリカ人らしき豚女と隣席になってしまいました。ゴミほったらかしだし、わたしが、名古屋で途中で乗車してきて「イクスキューズミー」(ごめんなさい。わたし席窓側なので、少し前のスペースお願い。)を、無視。わたし窓側のE席。キャスター付きのスーツケースがあるから一番後ろの席を確保したんだけれど。

 でも、そいつらの荷物が占領している。何とか、スペース見つけて置いたけど、わたしのキャスター付きのスーツケースはブレーキが無いので勝手に動き出す。わたし慌てて、取ろうとするのだけれど、連中、知らんふり。荷物スペースに置いとくと勝手に動くので自分の前に持って行こうとしても、太い身体をよけようともしない。

 まあ連中、わたしのこと、女、それも、「東洋女なんて相手にしない。」ってわけだけど、あんたら豚よりはわたしの方がモデル体型で美人だよ。「VOGUE」のモデル並みだろう。170cm以上だぞ。ウェスト66cm、顔も素のままモデル。ザマミロだ。とか思っていたら。連中、京都で降りて新幹線バックに記念撮影。芋丸出し。

 今、日本に来ている連中ってこういうのばっかり。

 今、能登大変なのに、何しに来てるの。「YOUは何しに日本へ?」って言いたいわ。

 What did you come to Japan for?

 You are in the way.「あんた邪魔。そんなところで止まるな!どけ!」

 Go back to your country(home).「国へ帰れ!」

 最近、わたし、実際に言ってます。何組かは反応します。

 新今宮駅では、二人連れのアメリカ人らしき女が階段の上で止まってたから、言ってやったら、二人してにらみつけてきました。このときは、Don’t stop on the way.「止まるな!」

 全世界モラル崩壊

 昔の昭和の日本も酷かった。東南アジアに電子ジャーのお土産持って売春旅行ツアー。なんて本当にあったらしい。信じられない。最低。今の団塊ジジイ連中です。

  

 まあ、話それましたが、

 哲学の話に戻りますよ。

イヒんだら終わりじゃ無いの。苦しみは。

 なぜなら、人は常に何か悪霊みたいなのに酷いことされてるの、みなさん感覚としてあると思います。しかし、その外道・悪霊・魑魅魍魎の類いの行動は、いわば悪性ウィルスや悪性腫瘍と同じで矛盾を含んでいます。つまり、例えばウィルスは宿主をイヒに追いやることで、自らもイヒ滅するという破滅の道を突き進みます。

 おそらく、元は人間だったクズ霊は、やり過ぎて取り憑いた相手をイヒに至らしめてしまったら、苦痛のエキスを享受できなくなるわけです。これは、矛盾の行動です。それどころか、あの世で復讐されるかも。わたしなら、絶対に拝一刀です。絶対に許さない。同田貫(刀)持ってます。ごついです。とても重いです。あの世に持っていきます。村正も持ってます。よく切れます。 

 言いたいことはですね。酷い目に遭わされている人は、イヒんでも苦痛から解放されるわけでは無いのでは、と最近おもいます。

 これから、またややこしいので、疲れてきたので、また続き書きます。

 

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