いじめられっ子の教師

瞳の鬱(うつ)日記

 こんばんわ瞳です。昨日になりましたが、やっぱり朝起きても体が動きませんでした。ベッドの中から、教頭に電話をかけて「具合が悪いので休みます。」と電話しました。

 でも、分かっていたことなんですが、学年から先週末締め切りの成績に関してのクレーム攻勢での問い合わせの電話が何度もかかってきます。

 要は、「なんでこの子の評価が下がっているの。」という毎度の内容なんですが、これがあるだろうから、行きたくなかったのに。一日中、家にいても心臓ドキドキ、頭痛と吐き気、体のだるさで大変。

 ハッキリ言いますけどね。テストが50点代、60点代で評定4なんかとてもつけられませんよ。わたしこんどばかりは、得点操作の不正は、今回は絶対にしませんからね。恫喝されても殴られてもしませんからね。

 わたしは職員室ではいじめられっ子の教師なんだ

 卒業式が無事に終わり、3年生を送り出しました。学年の仕事は大してできませんでした。だいぶ学年の先生方に肩代わりとかしていただいて助けていただきました。おかげで肝心のわたしの最重要任務である成績処理は何とか終わり、心底、肩の荷が下りた思いです。でも、残った1年生、2年生の成績処理には怖いことがあります。入力は締め切りまでに何とか終わらせましたが、またいろいろクレームとかでいじめられると覚悟していました。で、やっぱり、一昨日か、ついに暴行事件が起きました。

 実は、思えば、本当に言いがかりや無理難題ばかり言われているんです。この中学に赴任以来。

 本当に無理難題なんですよ。「成績が落ちてる子がいる。親に何と説明するのか。」とか、「子どものテストの答案が無い、渡せ。」とか、これわたしはちゃんと渡していて、自分たちが勝手に紛失していて、私には何の落ち度が無いのに、どうしようもないことばかり言ってくる。

 別にこれまた今困っているのが、教材の数が合わないとかいってくるんだけれど全く意味分からない。

 まあ、つまり、学校というのは、生徒数きっちりで教材を購入するわけです。なぜかというと、保護者から徴収しているお金で教材を購入しているので、もし、病欠などで、教材を受け取っていない生徒の親からもお金を取っていたら大変なことになる。ということなんです。

 教材購入費÷生徒数=教材数 教材費×生徒数=教材購入費

 理屈は良く分かります。教材を受け取った生徒の保護者が教材費を支払う。教材費を支払ったならば、その保護者の生徒は必ず教材を受け取っていなければならない。

 しかしですね。世の中。必ず何個か余ります。または、何個か足りません。どうしてもそうなります。ひとりで何個も持って行く子とかいて、悪気とかはなくて、学校がくれるのだからいいと思っている。

 だからちゃんと生徒数に合わせて業者は納入するのだけれど、必ず数が合いません。世の中そういうものです。一般社会では当たり前のこと。何事も、ある程度の冗長性をもたせるのが常識。

 なんだけれど、学校では許されないことなんですよ。これ。

 数が足りない。だったら、わたし弁償します。というんですが、それはダメだとおっしゃる。どうしてだめなんですか。というと「もう、決済してしまったから。」

 「それじゃ一体わたしはどうすればいいの。」というんですが、誰も助けてくれない。本当に途方にくれてしまいます。

 こんなのはほんの一部。万事がこんな調子で無理難題が毎日きます。

これって、わたし、もしかしたら、いじめられてるの?

 これほぼ確信しました。

 この教材に関しては、総額2万円ちかくになりましたが、わたしの自己負担の弁償で無理にでも片づけます。文句は言わせません。それでも何か言うのならハラスメントで訴えます。

 急性ストレス障害

 木曜日の職員室でのわたしへの暴行事件で、急性ストレス障害と思われる状態になりました。

 昨日から恐ろしくて学校へ出勤できません。だから、給料もかなり減額ないしは返還しなくてはなりません。

子どもたちは、生徒たちは本当にやんちゃだけれど、いい子でした。

でも、わたしが職員室でいじめられっ子ななるなんて、想像もできなかったわ。

唯一の救い

 暴力教師と同じくらい許せないやつがいます。最初、「困ったこと、分からないことは何でも相談してくれ。」と言っていた教務主任のおっさん。こいつはくせものなんですよ。うっかりその言葉を信じて何か相談でもしようものなら、「それは、教科主任のあんたの責任や。わたしには関係ない。」そんなら、最初から偉そうな立派なこと言うなよ。

 で、無視していたら、わたしのやることに何かと首をつっこんでくる。そんでもって、些細なことをトラブル案件にしてしまう。

 このおっさん、去年の3年生担当。あのときも、散々わたしの評定に文句を言ってきて何度も何度も修正した挙句、わたしがデータ更新する前にシンクラを閉じてしまって、「何やね。今やれって言うたやろ。もう、閉めてしもたがな。(締め切ってしまったじゃないか。)」とくる。「だから、やってるんですよ。」ちょっと待って下さいよ。「もうあかんがな。閉めてもうたがな。どうすんねん。」とかいうやり取りがあった相手。

 だから、最初からこいつは信用できなかった。今年、わたしがこの中学に戻ってきたら、教務主任になっている。ああ、嫌な予感。 

 で、早速わたしの3年生2学期の成績評定に文句を言ってくるわけです。

「5が多いがな。」要は、評定は3を中心とした綺麗な度数分布曲線になっていないといけないとおっしゃる。でも、もう成績評定は締め切った後。で、言う事には、「だから、今朝、一緒に確認しようと言ったやないか。」

 そんなこと、そいつは言ってないし、わたしは聞いた覚えがない。うそばっかりいう。

このとき、わたしの学年主任がそのやり取りを聴いていて、わたしをかばってくれたんですよ。

 それも、一通りのよくある「まあまあ、ひとみちゃんも一生懸命やってるんやから。」とかじゃなくて、「それは、~先生。違うんちゃいますか。この評定はひとみちゃんが教科主任で評価した結果なんですよ。これでいいじゃないですか。」

 そしたら、この教務のおっさん。「でもな。これな本人の前で言うのもなんやけど。むちゃくちゃやねん。各評価項目に全部テストの点数そのまま入れとんね。知識項目も、思考項目も、態度もみんな一緒や。こんなんあかんのとちゃうか。」

 そしたら、学年主任がちゃんとそれに反論してくれるんですよ。「いや、それはひとみちゃんがそれでいいと判断したことやから、尊重せなあかんのとちゃいますか。」

 そういったやり取りが何分も続いた挙句、「ちょっと外出てくれるか。本人の前やとなんやから。」とおっさんが言って、職員室の外に二人が出ていきました。それからもかなり長い間激しいやり取りが聞こえてきました。

 わたし、本当にこんなにかばっってもらったこと、まったく長い教師生活のなかでも全く初めてのことなんです。しばらく、わたしぼーっとしてしまって。「こんな、理想の上司って世の中に本当にいるんだ。」とびっくりというか、しばらく信じられなかった。

 この先生がこの中学校での唯一の救いでした。

*2022年3月16日追記

 昨日になりますけど、かかりつけのメンタルヘルスに行きました。急性ストレス障害ではなくて、不安性抑うつ症で、毎日のハラスメントと木曜日の暴力事件が原因であろうという医師の見解でした。まあ、病名の名前が違うだけです。今週いっぱい学校へは行かない方がいい。ということで、診断書を書いてもらいました。

 これを2通病院からだしてもらいました。一枚は教育委員会への提出用で、残りの一枚は勤務校です。

 暴力教師には、せいぜい教育委員会から注意がある程度だろうと思っていますが。

 が、自衛隊で、小銃の肩当で、部下のヘルメットをゴツンとやった上官が懲戒処分を受けたという記事がでていました。

 今回のわたしへの暴行は、いわれのない何の落ち度も無いわたしへの言いがかりでの、恫喝と傷害未遂ということになります。しかも、女性に対する暴力です。意外に重い訓告処分とかになるかもしれません。まあ、自業自得です。彼は教育者失格なんですから。

 これはもはや事件であり、たちまち保護者に広まります。別にわたしは誰にも言いませんが、保護者のネットワークは凄いものがあります。

 

 

 

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