この2学期から子どもの成績を上げる方法!の4
子どもの成績はノートで決まる!
こんにちわ。ミーゴローです。
ブログの更新が遅れました。資料作成でおもいのほか時間がかかりました。
さて、昨日から2学期が始まりました。シルバーの3日間の開始です。学校に子どもの姿が戻ってきました。
授業はまだですが、始業式です。校長先生のお話はともかく、勉強の方をそろそろ学校モードに戻していかなくてはなりません。
子どもの成績はノートで決まる
早速ですが、前回の続き。ノートの事を書きます。
結論をいいます。子どもの成績はノートを活用するか否かにかかっています。逆にいえばノートの活用方法を攻略すれば、子どもの成績は保障されるといえます。
実際、出来る子のノートはしっかりしています。また、「授業力」のある教師は「ノート指導」をきっちりします。いちど、お子さんのノートをチェックしてみて下さい。
これは、ほぼ間違いのない事実です。例外的に塾通いの子でノートがぐちゃぐちゃというのがごく希にありますが、塾に通っているから助かっているわけで、将来的には好ましくありません。
個人的に中学受験の6年生児童でこのケースを一人観た事があります。私立有名校にはめでたく合格しましたが、東大へ行けたかどうかは分かりません。
「東大合格生のノートは必ず美しい」という本が今でも有名ですが、おおよそ言い得ていると思います。おおむね各方面からも支持を得ているようです。
何も、東大へ行けとはいいませんが、ノートの威力を示していると思います。
ノートは子どもの頭脳である・シャープペンシルは使わせない!
ノートは子どもの頭脳です。この頭脳にしっかり知識を刻みこむのです。
よく整理されて読みやすいノートは、子どもの頭の中を示しています。知識がよく整理されてしっかり理解し記憶されているのです。
しっかり、子どもの頭に知識を入れるために2B程度の濃い鉛筆でしっかり書きます。シャープペンシルはいけません。
脳につながる神経は人間の手指に集中しています。従って力加減など微妙な調整の可能な鉛筆が好ましいのです。なお且つしっかり記憶させるためには濃い目の2B以上が好ましいといえます。
ボールペンやシャープペンシルは絶対にいけません。これらを子どもが使用すると、上手に使用することに脳の集中が乱されることになります。ボールペンはずるずる紙面を滑りますし、シャープペンシルの芯は折れやすいのです。また、鉛筆のように濃く書いたり、薄く書いたりするとかいうことができません。
大事な事は無意識に濃く書くものです。そして、それはノートに大事な事として記録されます。おさらいでノートを見直すときも、濃く書かれたものはよく目に入ります。
この効果は意外に大きなものなのです。
また、2B鉛筆と同時に15cm程度のミニ定規と赤鉛筆を使用して下さい。下敷きも使用して下さい。
これらのことは、他の教科にも応用が利きます。
ノートの具体例
小学生の算数のノート法を例に挙げて説明します。
この例は、小学4年生算数のノート例です。
(学校図書)の 算数 4年生(上)、「2けたでわるわり算(1)」
P.82「筆算のしかた」
(四角の3番)。「84本のえんぴつを21人で同じ数ずつ分けます。1人分は何本になるでしょうか。84÷21の筆算のしかたをかんがえましょう。」
注(○に先の問題は先生問題という意味で、(下)巻の内容の「あまりのでる場合」の書き方を示すために入れています。)
の部分のノートです。以下要点(*印)を挙げます。
*余白を大きく取ります。これが特徴です。ノートはどんどん冊数を増やしていくつもりでいいのです。決してページを節約しようなどと詰め過ぎてはいけません。
*式や計算の上下は一段空ける。:必ずスペースをとります。線で区切るなどすると大変見づらくなります。
*式や計算のお隣は指2本程度空ける。:必ずこれもゆったりスペースをとります。
*日付を入れる。:日付の無いノートは意味がありません。いつ何を勉強したのかは重要です。必ずおさらいのときに役立ちます。
*教科書のページを書く。:これは大事な事なので赤鉛筆で囲みます。15cm程度のミニ定規でちゃんと囲みます。必ず赤鉛筆を使用して下さい。赤ペンでは駄目です。
*式の記号や筆算の棒は15cm程度のミニ定規で書く。:これは面倒なようですが重要です。ノートは必要以上に丁寧に書く必要はありません。そのためのミニ定規です。
*補助計算は大きく書く。:補助計算は丸ほマークをつけて、大きくしっかり書いて行います。小さく隅に書くと間違えやすくなります。
*消しゴムはなるべく使わない。:計算間違いは消さないで大きくバツをつけます。「バツが多いほどかしこくなるよ。」と教えてあげてください。このバツ印がおさらいの役に立つのです。
*使用ノートは8mmマス目です。これのいいのは1マス1文字で書けることです。横軸、縦軸がきっちり揃うので間違いが少なくなります。
子どもが計算を間違える場合は位がずれていたりすることが多いのです。
次の例は「ジャポニカ学習帳・算数22行」を使用した場合です。
このノートでも8mmマスと同じ要領で書いています。注意点としては縦ケイが無いので縦の位がずれないように注意することです。
ただし、行間が1cmありますので文字が大きくて見やすいというメリットがあります。
8mmマスも「ジャポニカ学習帳・算数22行」もスーパーの文具コーナーで比較的容易に入手できます。
1cmマスのものもありますが、1マス1文字では使用できません。これは縦ケイを無視しないといけませんのでお勧めできません。
こういった場合、TOSSノートというのがあります。一般の文具コーナーでは入手できないのですが、縦ケイが薄い方眼紙になっているすぐれものです。子どもはこの方眼を目安にして文字を割り当てたり、縦の位を揃えたりできます。
TOSSランドという教師向けのサイトで購入できます。TOSSランドで検索してください。
しかし、通常は上に挙げた市販のもので十分です。
ノートは必ずおさらいして活用して下さい。そのために日付や教科書のページが書いてあるのです。
ノートは頭の中と同じです。しっかり2B鉛筆で書くとしっかり記憶されます。その事をお子さんに言ってあげてから指導して下さい。
担任の教師には家庭学習でノート指導をしている旨伝えておいて下さい。独自の板書(黒板)をする教師がいます。トラブル回避の為です。
ノートは学習の要です。使い捨てにはしないで必ず見直しをしておさらいし、活用して下さい。大きな効果が出てきます。
今日もこのブログをお読み下さり、ありがとうございました。
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