この2学期から子どもの成績を上げる方法!の3

この2学期で学習を取り戻す方法!もう学校には頼れない!

 

こんにちわ。ミーゴローです。

もう夏休みも残り僅かとなりました。子どもたちは新しく始まる2学期に向けてというより、去りゆく夏休みを惜しむ気持ちの方でいっぱいかも知れません。

夏休みの宿題に追われている子もいることでしょう。

 

この夏休みの宿題ですが、もうとても無理、という状況ならさっさとギブアップしてしまいましょう。教師の方も膨大な夏休みの宿題を観るのは結構大変ですから助かるものです。

昔は宿題ができずに不登校になるとか転校してしまうとか、今では信じられないことがありました。

 

この点、学校の権威が下がっているのはある意味いいことなのかもしれません。

 

教えるほど、説明するほど子どもはよけいに分からなくなる

さて、前回の続きです。

家庭学習の基本は教科書を使用するということを書きました。

 

教科書だけを観ても分からない、という方もおられると思います。

しかし教科書を観て分からなければ、書店にある参考書を観ても分かりません。

 

やはり有能な教師による授業に勝るものは無いのです。

しかしながら、有能な教師というのはそうそういるものではありません。現在大学の教員養成課程ですら、「授業方法」、「授業技術」自体を教えているところは無いのです。

 

驚くべきことながら、これは事実です。したがって、ほとんどの教師は我流で授業をしていくことになります。

脳の理解のメカニズムや、発達障害の知識も持たずに授業を行っているのです。

 

現在の学校において、学級における発達障害の割合は約1割、境界知能の割合は3割といわれています。

2012年の文部科学省の全国調査の結果では、何らかの発達障害の或いはその傾向のある子どもの割合は学級で6.5%と発表されています。

実際にはもっと多いと推測されます。境界知能も14%とかいわれますが、実際にはもっと多いという現場の声があります。

 

こういって現状のなかで、大学の講義のような一方通行の知識伝達の授業を行った場合、大量の落ちこぼしを生む結果となります。

極端、教師が一方的に説明を続けた場合、すんなり子どもの頭に入るのは最初の部分だけです。

 

しんどい子、むずかしい子は教えるほど、説明するほど勉強が分からなくなります。

大人の場合でもこれは実感できることです。相手の説明を聞く場合など、相当な集中を要することに気がつくとおもいます。

相手の言わんとする事を把握し、理解するというのは実は大人でも大変なことなのです。

 

話の長い人が嫌われるのはそのためです。

 

優れた授業形態とは

有能な教師の授業には隙がありません。

これは規律が厳しいという意味ではありません。

 

のんびりおだやかに話しながら、子どもを集中させているのです。

これは、「発問」、「指示」、「作業(問題に取り組む)」、「確認」の要素の流れがテンポよく繰り返されているのです。

 

これを最初はやさしいものからじょじょに何度も繰り返していくのです。

説明はほとんどしません。この繰り返しのなかで自然に子どもは理解することができるのです。

 

家庭学習

したがって家庭学習における勉強方法も親御さんが特に教えたりする必要はありません。

教科書の例題をていねいにノートに書くのです。そして、基本問題、練習問題とやっていくのです。

分からなければ、例題に戻ります。そして基本問題に再チャレンジします。8割出来たらよしとします。これを繰り返すうちに算数は得意科目になっていきます。

よっぽど分からないという場合、ヒントをあげて下さい。ヒントというくらいでいいです。教科書を一緒に確認していくだけでいいです。説明するとよけいに分からなくなります。

 

ノートの使用方法

ノートの使用方法について書きます。

これは最重要なことです。

 

つまり、ノートは「ゆったり」と惜しみなく使ってください。

 

 

 

 

次回はこのノートの使い方について書きます。

 

今日もこのブログをお読みくださり、ありがとうございました。

 

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