「小説」の記事一覧

わたしはトムキャット・やすらぎを求めて4「帰還」

 総理が聞く。  「で、その教師たちをも畏怖させて支配しているものとは何だったの?」  瞳は答える。  「一概には断定できませんでした。というより、形が見えないもの。」  「ふん。成程。まあ多分そんなところやろな。でもあ・・・

わたしはトムキャット・やすらぎを求めて3

 政府がチャーターしてくれたプライベートジェット機。なんだか、昔見ていたドラマ『クリミナル・マインド FBI行動分析課』 みたいだな。と思う。ドラマでは、毎回、FBIの面々が美しい小型ジェット機、ガルフストリーム社のG4・・・

わたしはトムキャット・やすらぎを求めて2

 報告  今現在、日本社会の抱える緊急の重大問題。それは、外交問題、経済不況、そして日本を巻き込む武力衝突の危険性、移民問題を含めた外国勢力による侵略の顕在化などが挙げれる。  しかし、一般にはまだ認知すらされていない重・・・

わたしはトムキャット・やすらぎを求めて1

 トラウマ  瞳は、3年前の特殊任務で中学校教師としておよそ半年間活動した。  国家安全保障会議、通称日本版NSCからの命令だった。  その任務とは、今の日本を蝕む教育問題。とりわけ教師を苦しめる学校現場の実情を、実際の・・・

制作・どうしよう

 こんばんわ。おはようございます。成海瞳の鬱(うつ)日記です。  早速ですが、最初にここの読者の皆さん関心が、も一つの政局、社会情勢の前置きで、恐縮です。  公明党がとうとう、連立を離脱しました。これで、事実上公明党は終・・・

小説「わたしはトムキャット」2・最終回

駐屯地司令官室  「鏡がですか。あの成海瞳二尉がですか。」  「そうだ。火浦二佐。」  「司令、あの成海瞳二尉が泣くなんて自分には信じられませんよ。あの男勝りが。」  「泣いていた。実はな、この司令棟から見えるんだよ。学・・・

小説「わたしはトムキャット」1 再掲!

 おはようございます。瞳です。  早速ですが、昨日の記事は削除しました。完全に相手側が特定されてしまいます。  その代わりといってはなんですが、古い数年前の小説を掲載します。  今の政治、完全におかしいのですが、これは、・・・

小説「ユートピア」最終回

 カルト教団の本性  岬の張りこみにより、母、恵子の話は妄想ではなかったということが判明した。  すなわち、様々な怪現象ともいえる不可解な出来事は、現実に起こっていたということである。  しかし、深夜、庭に何者かが侵入し・・・

小説「ユートピア」5

 怪現象の始まり  母、恵子の言動に不自然なものが多くなったのに、岬は気づいた。  家の中にあるものが、自分の知らないうちに動かされている。家具の位置がずれているなどというもので、岬はどいう言う事?と聞くと、「誰かが家に・・・

小説「ユートピア」4

 泣き寝入り  第三の迷える羊たちの住処(すみか)は、決して良い場所ではなかった。  例の隣人の団塊老人による母親、恵子への暴行事件は刑事事件にはならなかった。  というより、母恵子は気が弱く、姉の浩子は頼りにならないか・・・

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