奈良の秋 金融危機を身近に実感!
こんばんわ。瞳です。昨日は、中秋の名月。
奈良、春日大社ご参道途中にある、猿沢池では采女祭が行われました。
例年9月の名月の日に行われるようです。
遙か昔になりましたが、大学の教育実習のとき、事前指導という講座がありまして、実習開始前の8月は緊張しまくりの状態でした。このわたしでも。当時はやっぱり、実習は怖い。初めての教壇。初めての中学生。
普通の人、大人にとっては、こどもというものは、小学生も中学生も実は怖いものです。電車や公共の場で騒ぐ子をなかなか注意できません。それが普通。
あの、宇宙人ジョーンズ氏が空港の検査場で騒ぐ子どもを叱っていました。宇宙人ジョーンズ氏でなきゃ普通は無理。
(ちなみに、この宇宙人ジョーンズ氏シリーズ。わたし、とても大好きで面白い。YouTubeでよく観るんですが、自然に笑っている自分に驚く。笑うなんて、今のわたしには本当に珍しい。)
さて、この教育実習は9月に行われまして、一ヶ月の期間に及びます。
でも、(この采女祭の頃には終わりなんだ。頑張ろう。)と何とか気持ちを持たせて落ち着こうとしていました。
で、当時、ようやく教育実習もほとんど終わり、采女祭の日が来まして、猿沢池で心底ほっとしたのを覚えています。
その後、例年、(ああ、もう采女祭の時期なんだな。)と感慨にふけるんですが、なかなかこの采女祭には行けません。
でも、一昨日の采女祭の前日のまだ準備中に、ふと猿沢池に行くことが出来ました。
この二隻の船は、『龍頭鷁首(りゅうどうげきしゅ、または、りゅうとうげきしゅ)の船』と申しまして、平安時代より楽人や舞姫、貴人などを乗せて池を漂います。平安絵巻そのままの世界。
この采女祭では、子どもの雅楽『胡蝶(こちょう)・迦陵頻(かりょうびん、または、かりょうぴん)』の装束の子が乗りましてとても可愛らしいです。
この、猿沢池はとても浅くて、昔から『猿沢池は澄まず、濁らず。』と申しまして、池の底が分かりにくいのですが、時々、水を抜いて修理するので、その浅さに驚きます。よく、船の底をこすらないものだと関心。
本祭り当日には行かない・絶好の天気だけれど
なぜかというと、むちゃくちゃ混むに決まってるから。
こんな月の夜には、「陰陽師」の源博雅様が笛(羽二つ)をお吹きになるのだろうな。
わたしの秘密の特技。「ひちりき」の音が出せます。喉を鳴らすの(ネコの鳴き声やってたら、偶然できるようになった。)。ご一緒に楽を奏でたいものだ。
さて、話変わって経済のこと
ふと、まったく偶然なんだけれど、今、生活厳しいので、とある地元の地方銀行にキャッシュローンを申し込みましたら、これがまた、難航すること。審査で。
何十年の顧客に対する態度でもない。最初の申し込みをしてから、もうかれこれ4ヶ月になろうかというところ。最初の一ヶ月過ぎた辺りで「どうなってるの。」と問い合わせても、「お待たせして、申し訳ありません。」の一言もも無い。まあ、そんな、社交辞令はどうでもいいのだけれど、それからさらに3ヶ月も音沙汰無し。
どうも、今、地方銀行はやばいらしい。今更われながら呑気だけれど。調べたら、この銀行もやばいランキング入りしているではないですか。
いつも、このブログでサブプライムローン問題とそれに伴うリーマンショック、そしてコロナ以降までの、世界的量的緩和問題を書いていました。
いま、アメリカは早々と量的緩和を切り上げ、利上げを急ピッチで進めていて、ECB欧州中央銀行も金融引き締めに変換しています。
そのなかで、日銀だけがいまだに量的緩和を止めるに止められず、円安がついに1ドル150円付近に達していて、庶民の生活を直撃。あの燃費だけが取り柄の馬鹿PCXでもガソリン代500円超えてしまう。(わたし3L以上入れない主義。操縦性の関係上です。何故か、満タンでフロント過重増やすと具合がいいのだけれど、ガス欠に近い状態で軽くなるともっと具合がいいことも最近発見。乗車位置で「後ろ座り」すると軽い状態で具合がいい。)
これ、アメリカ、欧州が金融危機から脱出したということではありません。向こうじゃインフレが止まらないのですよ。
アメリカの銀行破綻がスイスに飛び火するなど、今、まったく予断を許さない状況なのに、わたし、何呑気にしてたんだろう。
で、今大急ぎでこの銀行から資産を大手銀行に移動させているんですが、けっこうしんどい。手続きシステムが時代遅れ、何度も窓口まで行かなくてはならない。午後3時で閉めてしまうので、炎天下の暑い中、何往復もしなくてはならない。でもしかし、ということは、今のうち、はやくに気がついてよかった。
これ、誤解の無いようにいうと、この銀行が直ちにやばいという意味ではありません。むしろ、地方銀行にしてはよくやっているかな。
でも、わたしは、マクロでものを観ます。おのずといろいろ見えてきます。