あ、賞なのネコ・国立新美術館に行く2023
こんばんわ。瞳です。
みぃごろー:「お姉さん、今日はJALで行くのか、だじょ。」
わたし:「そうだよ。たまにはいいでしょう。」
みぃごろー:「伊丹空港の北ターミナルだじょ。」
わたし:「そうよ。以前あんたが、国内線航路なのに、トムキャットでマッハ2.4も出して飛行禁止になったよね。」
みぃごろー:「そんなこともあったじょ。」
わたし:「ここに、そのときのトムキャットが置いてあったんだよ。光学迷彩で隠してたけど。」(ブログ記事「わたしはトムキャット」参照)
みぃごろー:「へえー、そうなのかだじょ。どうせ、今日もトムキャットには乗れないのだじょ。」
わたし:「そりゃそうよ。今日は、花子とチュータローとあんたの4人だもの。」
花子:「わーい!飛行機初めて。」
チュータロー:「自分もみんなで行けるので、楽しみでありまっちゅ。」
わたし:「今日はね、ボーイングの787だよ。」
みぃごろー:「ああ、あの遅いやつね。みぃはつまらないじょ。」
わたし:「あのね。あんた勘違いしてるのよ。旅客機ってけっこう速いのよ。400ノット以上出てるのよ。戦闘機の巡航速度と同じなのよ。」
みぃごろー:「まあ、それならいいじょ。」
伊丹空港の北ターミナル
というわけで、土曜日の朝、5時起きで出かけました。
何せ、睡眠不足。3時間しか寝てない。いつもみたいに、空港内ウロウロするとかは無くて仏頂面。
まあ、北ターミナルだからといって、特に珍しいとかは無いんです。伊丹空港は南と北は行ったり来たりできるので前からよくここもうろついていたし。それに、荷物が重いのよ。一泊なんだけど、実は、パンプスとか靴一式をかばんに入れていまして、これがまた重いこと。やはり、パンプスを一日中履いているなんて、絶対無理。だから、会場まではスニーカーで行くことにしたんです。
で、一泊だからとキャスター付きのスーツケースは止めて手提げバッグにしたんですが、今、わたし、片手しか使えないのが堪えた。とにかく重いの、何かとしんどい。
しかも、化粧もあんまり上手くいってない。髪のセットはいい加減。バナナクリップで留めただけ。
いつも思うんですが、航空会社の女性職員って、CAも、グランドスタッフも化粧が綺麗でいつも関心して見とれています。訓練期間中に化粧の訓練項目がちゃんとあって、化粧には1時間以上かけるそうです。
で今回は、早めにチェックインして搭乗ゲート近くの空いてるエリアで仮眠してました。
ああ、空港検査なんですが、もう、ボディチェックは無いみたいです。杖どうするのかな、と思ったら、木製の代わりの杖を貸してくれて、それで金属探知機をくぐるわけですね。なるほど。
やたら親切扱いでびっくり
わたし、身体障がい者でチェックインしています。すると何と、ファーストクラスの人たちより先に搭乗、つまり、一番最初に搭乗するんですよ。驚き。しかも、「お手伝いは大丈夫ですか。」とグランドスタッフやCAさんから何度も聞かれる。まったく恐縮してしまいます。
そんでもって、案内されたシートが革張りなんですよ。「あれ、なんかの間違い?」ボーイング787は、初めてではないです。一般席はこんな、豪華なシートではないはず。
なんか知らずに「クラス J」というワンランク上のシートを予約してしまったらしい。JALは不慣れなんです。まあ、いいか。
位置がいい。主翼の前。エンジンの真横。かなり、機首に近い。ランクのいい席というのは機首に近いんですが、以前に何かで読んだんですが、というか動画かな。誰だったか忘れたけど言っておられました。ファーストクラスの人たちなんですが、先に乗れて座れるのはいいけれど、後から乗ってくる客の片方肩掛けリュックが顔付近をかすめるので、それが嫌だな。とか言っておられました。
これ、ぶつかりおじさんではないのですが、わたしも座席上の物入れに、片手で荷物を手こずりながら入れていたら、一発食らいました。後から乗ってきた客の荷物の直撃。
ああ、セレブの人たちにもそれなりの苦労はあるんだな。と、体験。
残念だったのは、機外映像が無いのよ。
せっかく、目の前にモニターがあるのに、例のオンボード映像が見れない。雑な3D映像のヘッドアップディスプレイが目一杯。シミュレーターの映像と違ってバンクしないし、これ、映像が着陸態勢に入ったときに明らかに高度が高すぎる。つまり、降下角度表示がいい加減。行きの羽田アプローチ。どう見たって木更津でこの高度は高すぎでしょ。って感じ。そのままファイナルなんだけれど、どう見たって滑走路上空を飛び越える感じ。とても不自然な映像。
速度計と高度計は、まあリアルタイムで正確なので、それで、見当つけるしかない。例のコックピットの機械音声「ワンハンドレッド・フィフティ・フォーティ・サーティ・トエンティ・テン」と心の中でつぶやきながら、速度計を読む。これは正確だな。でも何か物足りない。
787だと駄目なのかな。
東京到着
まず、ホテルにチェックインして重い荷物を置いてから東京国立新美術館に行きたかったのですが、時間が無い。ので、直行。
東京国立新美術館のロビーで靴を履き替える。んだけど。まあ、これが目立つこと。人が多いし、となりに座ってるおじさんとか不思議そうに見ているんですよ。その横でパンプス用の靴下に履き替えて(指ごとに分かれている低負担用、手こずる。)、それまで、履いていたスニーカーと靴下を袋に入れてかばんにしまい、無料ロッカーに入れる。ああ、しんど。なんとまあ手間のかかること。
この東京国立新美術館では、今、
テート美術館展「光 ーターナー、印象派から現代へ」とイブ・サンローラン展 「時を超えるスタイル」
というのを同時開催してまして、もの凄い人出。行列が出来ている。
いつも思うんですが、一般の方々。ターナーとか印象派とか知ってるの?。
大阪では、今工事中の大阪市立美術館でレンブラント 「光と影」展というのを何度かやったんですが、これもまた、美術館のある天王寺公園入り口付近まで行列ができてまして、わたし、驚きました。
一般の方々。それもDQNがほとんどの大阪国の人たちですよ。美術専門のわたしですら、(レンブラントとフェルメールどっちだったかな。)なのに、(あんたら、これらの絵観てその良さ分かるの?)
何か、コロナの反作用というか、どこもかしこも人だらけ。
こんなに人がいるとは想定外。人前で靴を履き替える。ああ、何という。
入選者パス持ってくるの忘れた
受賞式の前に一通り作品群を見ておきたかったので、会場へ急ぎます。が、入選者用の無料パスが無いんです。忘れたんです。いつも、何か忘れるの。
で、入り口で「あの、・・・入選したんですけど、あれ、忘れたんです。」というと、すんなり再入場用のチケットを下さりました。助かりました。
で、とりあえず美術館鑑賞の鉄則通り一廻り。(まず、会場を一周してから気になる作品をじっくり見るのがセオリー。)
わたしの作品がありました。でも、これ、全関西行動展のときのものです。(やっぱりS100号より大きいF130が選ばれてしまうんだろうな。)とか、そのときは思ったんですが、後で知ることになるんですが、審査では、画面構成が評価されたそうです。
この「構成」なんですが、実は兄貴(叔父)とわたしが師匠から直伝された秘奥義が含まれています。一見、分かりません。単にずらしてるだけに見えます。変化を付けるために、わざとバックとスニーカーをずらしてバランスをとっているように見えます。
しかし、このF130号の作品制作には、秘奥義を使っています。(やはり、観る人が観れば、そういう部分、分かるんだろうな。)と関心しました。
以前の記事にもあるように、これを伝授されているのは、この世で3人だけです。
続きます。