社会学者 宮台真司氏への攻撃について 追記します
追記:2024年3月7日
何だかこの記事アクセス多いのですが、わたし、放射性物質の危険性を言いたいのであって、それだけです。左派でも何でもありません。宮台真司氏、何かやらかしたそうで、(ラブホテル沙汰なんて、ワキガ甘い、どころじゃなくて?わたしの大嫌いな人種です。)
元記事:
おはようございます。瞳です。ちょっと気になる動画がありまして、この手の記事はここの読者のみなさんには全く不人気なんですが、暇つぶしでもかねて一読して下さい。
というのは、わたしが常々書いている福島に関することに対する反論が出てきたので。
最初に確認すること
まず、今回の「ALPS処理水」海洋放出開始に伴うゴタゴタ騒ぎを簡単に整理しますよ。
要はですね。中国が強硬な反発と非難をしてきたということが大きいです。これが、問題の本質をややこしくしてます。
処理水放出反対派を、左派系とひとくくりにして中国への同調と認識され、それらの動きや中国への反発が、いつの間にか、処理水は安全だ。福島への風評被害は許せない。もっと福島の人々を応援しよう。
ということになっているということです。
(中国のあの鬱陶しい団体観光客が来ないんだから、個人的にはまったく大歓迎な状況なんですが。どうせなら、このまま、ずうっと日本に来るな。と思います。)
問題の本質
問題の本質は、「ALPS処理水」海洋放出は、政府が言うように本当に大丈夫なのか。ということです。
わたしは、処理水保管スペースの限界からやむを得ない。という立場をとっています。しかし、政府が言うように絶対安全だとは思いません。
「生物濃縮」に関して、水俣病の有機水銀を例を例に出して、その危険性を書きました。
しかし、中国への反発から、処理水は安全だということになってしまいました。
で、表題の方なんですが。この社会学者 宮台真司氏は、わたしと同じように、「トリチウム」が生物濃縮される説をとなえて、コミュニティノートなるもので反対論破されたそうなんです。動画によれば。
コミュニティノートでの社会学者 宮台真司氏への反論自体は、省庁などの資料を引用していて、一応まともなものです。つまり、「環境省などの発表では安全である。」というものです。
しかし、ネットユーザーの声というのが酷い。「有機水銀とトリチウムの違いを調べた方がよろいしのかと。」、「自然界にあるトリチウムもすでに大変になってるんだな。(自然界にはもとから放射性トリチウムが存在していることを言っている。この点はどうなの。という意味)」、「これが、社会学者のレベル。」、「社会学の先生なのに科学を語るのは無理がある。」、「畑違いなんだからやめたほうがいいよ。」、「またしったかぶりかよ。」、「そもそも原液垂れ流しの水俣と今回の処理水とは比較にならないと思う。」、「わたしなら恥ずかしくて2度と表出られないです。。」とまあ、あとは単なる侮辱と悪口ばかり。
科学的根拠で反論できない連中。DQN丸出しのひとたち。
わたしも環境省のデータから言うよ・ちゃんと科学的に
環境省というと、いわゆる中央省庁の官僚系です。しかし、公表しているデータは一応信用しています。
今回。トリチウムばかりが取り沙汰されていることに反論の連中は気がつかないのかね。というか、そもそも処理水って(正確には「ALPS処理水」という言葉が定義になっているそうです。)何なのか分かってるの?。
これ、メルトダウンした原子炉炉心に直接接触した水だよ。当然、トリチウム以外の猛毒のもっと危険な放射性物質も含んでいます。その意味分かる?
以下、環境省のホームページから引用します。
「東京電力福島第一原子力発電所事故により、環境中に放出された放射性物質で、健康や環境への影響において、主に問題となるものは、ヨウ素131、セシウム134、セシウム137、ストロンチウム90の4種類です。」環境省(https://www.env.go.jp/chemi/rhm/h29kisoshiryo/h29kiso-02-02-04.html/#:~:text=%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%9B%BB%E5%8A%9B%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%AC%AC%E4%B8%80,90%E3%81%AE%EF%BC%94%E7%A8%AE%E9%A1%9E%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82))より。*ただし、プルトニウム239等も微量存在。ただし、事故以前の全国の観測地と同程度。とのこと。
そして、「東京電力福島第一原子力発電所で発生する汚染水には、トリチウムの他、セシウム137、ストロンチウム90、ヨウ素などの放射性物質が含まれます。これらの放射性物質は、通常の原子力発電所では燃料棒の中にとどまっており、その排水からはほとんど検出されません。」
環境省(https://www.env.go.jp/chemi/rhm/r3kisoshiryo/r3kiso-06-03-08.html#:~:text=%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%9B%BB%E5%8A%9B%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%AC%AC%E4%B8%80,%E5%86%85%E3%81%AE%E7%94%9F%E6%88%90%E7%89%A9%E3%80%8D%EF%BC%89%E3%80%82)
また、「これらは、海洋放出に先立ち、多核種除去設備(ALPS)等により、規制基準未満になるまで浄化される。」としている。
*トリチウム以外の放射性物質はすべて、もともと自然界には存在しなかったもの。
トリチウムばかり言う理由
トリチウムとは三重水素のことで、ウィキペディアによれば、
「三重水素は不安定なため天然には微量しか存在しない。とはいえ、半減期12.32年は軽い元素の放射性同位体としては比較的長いもので、天然においても一定量が常に存在している。たとえば体重60 kg程度の人の場合、50ベクレル程度のトリチウムを体内に保有している。」
というもので、比較的恐怖心というか警戒感を抱かせません。その辺勘ぐりたくなります。
その他の危険性、毒性の強い放射性物質はALPSで基準値未満まで除去したという建前です。
水俣病の有機水銀と放射性物質は別ものなのは、当たり前。しかし、だからといって、放射性物質が基準値以下だから誰にも本当に安全なのかは断言できない。もともと、自然界には存在しなかった元素なのだから、生物濃縮が論文通りにあり得るとした場合、どうなるのかわからないし、海洋に微量ながら放出されてしまったストロンチウムもどんな影響を及ぼすかは分かりません。このストロンチウムの場合、いったん体内に入ったら、骨に蓄積されて排出されることなく体内に留まり続け、DNAを傷つけ続けます。(注:環境省のホームページでは、排出されるとされている。だから、外部被曝と変わらないとしている。)
他にも体内に留まるものでは、ヨウ素があります。半減期は8日ですが、これらは、事故初期の段階で子ども達に取り込まれたと考えるべきです。今現在、福島の子ども達の甲状腺異常が増えているというデータがれっきとして存在しています。
中国の強硬姿勢。中国への反中国感情と放射性物質の安全性とは別問題なのよ!