春日大社にお参りしました。

瞳の鬱(うつ)日記

 こんにちわ。瞳です。昨日は退院してから初めて奈良、春日大社にお参りしてきました。入院する前に、春日大社の神様に手術の無事をお願いしていました。それが9月はじめごろ。そのとき10月には元気にまたお参りできたら、とご境内で念じておりました。

 今回、何とか願いが叶ったのかな。しかし、この体のしんどさ、ときたら当時は想像もできなかった。これは本当に辛い。もう、二の鳥居までバスで行くのはお許し頂いて、それでも、二の鳥居からのご参道が僅かに上り坂になっているのですが、これがまるで重力が倍になったかのように後ろ側に引っ張られる感じ。カタツムリの速度で上っても、息もゼイゼイ。何とかご拝殿までたどり着いて、何とかやっとお参りしました。

 女性の一人旅

 この時期、まずいことには、第73回・正倉院展が10月30日から始まるのです。まだ始まっていないのに、何だか人が多い。これちょっとしんどいな。観光客が多いのは疲れます。正倉院展が始まったらこんなものではないので、まあまだましかな。

 今回、ご参道を歩いていて気が付いたこと。女性の一人旅の方らしき人たちが数人。年頃もわたしくらい。そのなかのおひとりは、鳥居の前でちゃんと一礼して、手水で作法通り清めをして、祓戸神社(はらえどじんじゃ)にお参りしておられました。作法をちゃんとご存じの方。

 おお、いまどき珍しいちゃんとした人。これはなんだか嬉しい。こういう人たち、わたしのお仲間がいるのは嬉しいです。何せ、外国人観光客なんか無茶苦茶ですからね。いつぞや、若宮様のご拝殿の真正面で、昼寝していた馬鹿な外人がいました。唖然としました。まあ、一般の日本人観光客もけっこう酷いものですが、世界遺産になったのはいいけれど、やっぱり荒されちゃうな。わたし個人的には、あまり観光客は来てほしくないんですよ。

 さて、そういった女性たちとは別の空気をもった人が一人、ご参道の上の方に立っている。こちらの方をじっと見ています。ああ、教師だな。すぐに雰囲気で分かる。そういえば、小学生のグループがいます。彼らの引率の先生でしょう。しかし子供たち、この時間、午後4時近くにまだ学校に帰らないとなると、これは修学旅行かな。グループごとに分かれていて結構な人数です。

 わたしのような教職経験者というのは、独自の雰囲気をもっていて、つまり教師の雰囲気。これ私自身は自覚が無いのだけれど、子どもが自然に寄ってくる。別に話しかけてはこないし、こちらも年寄みたいに「どこから来たの?何年生?」なんてことは聞かない。でも、あたかも彼らの先生みたいに何となく取り囲まれてしまう。

 しかし、今ちょっと体がしんどいので、正直昨日はそばに来ないで。というのが本音。なんだけれど、鹿と遊んでグループから遅れる子がいると、思わず、「はよ行き!みんな待ってるでしょ!」と言いそうになりました。

 寒い

 しかし、昨日は寒かった。これは体に堪えました。奈良の寒さというのは、結構キツイんです。もちろん北海道の寒さの方が段違いなのだけれど、4月に北海道に行ったときの寒さは、もちろんかなり寒かったのだけれど、奈良の寒さの方が体に堪えます。体に突き刺さる感じ。顔が痛い。全身が痛い感じ。何だろうこれ。いつも不思議。

帰ってきました。わたしのレインツリーの国に。
わたしのお気に入りの場所

 

 

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