日本の小・中学生の学力が回復?

 

こんにちわ。ミーゴローです。

急に寒くなりました。夜の走行は堪えます。グリップヒーターはすでに最強にしていますから、手は暖かいのですが信号に止められる度にいちいちスイッチを切らないとすぐにバッテリー警告が出ます。

何か真冬にはまだ少し余裕があるのでしょうが、太ももが冷えます。ウインターズボンを履いていてもだめですね。毎年1月からは本当に北極か南極仕様になります。ウインターズボンの上にさらにレインウェアーを履きます。

 

昨日今日と丁度帰りの深夜は、上弦の月がサラダボールのように西の空に暮れていきます。もうすぐ春日大社の春日若宮おん祭りという神事がありまして、深夜、一般の観光客に知られることなくひそかに神事が執り行われます。

若宮様はクルマのヘッドライトが大嫌いなのですが、最近は例のDQNのLEDやHIDの暴力的光が境内に入り込んで来まして、なんとも罰当たりなことです。

ずっと以前は神事の時間は奈良公園内の車の通行を規制していたのですが、最近はなぜかそのまま通してしまいます。深夜に奈良公園に来る車の連中なんてDQNしかいないのですから前のようの止めてしまえばいいのですが、このあたりどういうわけなのでしょう。

 

それにしてもこのDQN車が後ろにくると、遥か遠くでも追っかけられているようで本当に嫌なものです。光軸の狂った改造車は厳しく取り締まって欲しいものです。

 

日本の小・中学生の学力が回復?
経済協力開発機構(OECD)は12月6日、72カ国・地域の15歳約54万人を対象に2015年に行った学習到達度調査(PISA)の結果を公表しました。

 

また11月29日には、国際教育到達度評価学会(IEA、本部オランダ)も、小学4年と中学2年が対象の国際学力テスト「国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)」の2015年の結果を発表しました。

 

いずれも、日本は好成績だったということです。

 

PISA,TIMSSって何?

一般の方はこれらがもひとつ何のことなのか分からないと思います。

ざっと説明いたします。

PISAとは

OECDが行う学力調査です。

OECDとは「経済協力開発機構」という国際機関で国連ではありません。戦後の欧州経済復興機関が原型で、欧州経済の復興に伴い1961年9月、加盟国に米国及びカナダが加わり新たにOECD(経済協力開発機構)が発足し、我が国は1964年にOECD加盟国となりました。

さて、この機関がPISAを行っています。以前の2003年調査では日本の順位が急落したそうで「PISAショック」とかいわれて、文科省も「脱・ゆとり」へと方針転換を決定し、学習指導要領の改訂まで行いました。 

そして今回の2015年のPISAの結果の概要は次のようになります。

日本

OECD加盟国35カ国中では、科学的リテラシー1位、読解力6位、数学的リテラシー1位となり、かなりの健闘ぶりです。 
ただし、(全参加72か国・地域)ではシンガポールが全てで1位で、日本は科学的リテラシー2位、読解力8位、数学的リテラシー5位となります。いずれも上位はアジア勢で、欧州勢は中盤辺り、アメリカは25位24位40位となります。

 

 

 

 

国立教育政策研究所ウェブサイト(http://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/pdf/2015/01_point.pdf)より。

 

次にTIMSSとは

国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)IEA(国際教育到達度評価学会)が進めている TIMSS(Trends in International Mathematics and Science Study) と呼ばれる算数・数学及び理科の到達度に関する国際的な調査です。

さて、この機関が行った2015年の調査結果は次のようになります。

日本

算数・数学、小・中いずれも5位、理科小学校3位、中学校2位で平均点は過去最高ということでした。この調査でもいずれも1位はシンガポールで上位はアジア勢となります。

文部科学省・国際数学・理科教育動向調査(TIMSS2015)のポイント (http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2016/11/29/1379931_1_1.pdf)より

 

非常に興味深いのは、上位がいずれもアジア勢に席巻されているということです。

経済の世界的中心である、欧米は中盤辺りに停滞しています。これをどう観るかです。

 

「脱ゆとり」といいますが、この世代の学校生活は決して楽というものでもなかったと思います。なにせ公立学校というのは行事が全てですから、勉強の学習量が減ったとはいえその代わりに不必要な行事が増えました。地域のじい様ばあ様との交流などわけの分からないことをやらされていました。

現在、学習指導要領が改訂されて、学習内容量が増えたのに行事がそのままなものだから子どもの負担は相当なものだといえます。詰め込み世代の私ですら、小学校低学年では午前で授業は終わりました。今のように1年生からほぼ毎日午後まで授業というのはいかがなものでしょうか。

基礎学力が復活したのは好ましいのですが、全国学力テストなどを行うよりは、行事を減らすとか学校生活の改善を行うべきであると思います。

極論、行事を減らすだけで学力は相当なものになると考えます。たとえば運動会を一部教育大学付属学校のように、あっさり競技大会で済ましてしまうとかするべきであって、地元の有力者の老人を来賓として呼ぶような因習的な悪弊はやめてしまうべきだと考えます。

 

今日もこのブログをお読みくださり、ありがとうございました。

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