勾玉はアンモナイトがルーツだ!と思った。この説は私が最初だよ。
こんにちわ。ミーゴローです。
深夜、一人でバイクで走るのは気持ちいいです。昨夜は土曜日にも関わらずDQNが少なくてとても快適でした。
工場風景の横を走ります。誰もいません。パン工場が操業しています。中では深夜にパンを焼く人たちが働いているのでしょう。何か不思議な感じがします。
ところで本日モトGP日本グランプリ決勝です。この記事を書いている時点ではまだ結果は分かりません。
今日もバイクから離れた話題をさらっといきます。
勾玉はアンモナイトが原型かもしれないとミーゴローは思います。
突然ですが、勾玉(まがたま)について書いてみます。
勾玉というのはwikiによれば、日本がルーツだそうです。
「その形状は、元が動物の牙であったとする説や、母親の胎内にいる初期の胎児の形を表すとする説などがある。鈴木克彦は縄文時代極初期の?状耳飾りが原型であるとの説をとる。
日本の縄文時代の遺跡から発見されるものが最も古い。」(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%BE%E7%8E%89) 2016.10.16アクセス より
最近はお守りやパワーストーンとして複製品が販売されています。現物も非常に多く出土するので値段も安くてきれいなものを入手することもできます。
二つ組み合わせると陰陽を表す形になるなど神秘的な力が宿っているのだと思います。
古代に作られた本物は、当然当時の玉造り職人が作ったものです。だから形も微妙にいろいろでバランスのいいもの、わるいものいろいろです。
さて、この勾玉なのですが、この夏北海道三笠市立博物館にアンモナイトを観にいったときに、ふと気づいたことがありました。
似ているのです。
アンモナイトというのはその形状に大きな特徴があります。カタツムリやその他巻貝と比較したとき渦巻きの中心部が一番へこんでいるのです。つまり渦巻きの中心部が薄いわけです。これはアンモナイトの祖先にあたるオウム貝にもいえることなのですが、その薄い中心部はしばしば丸く穴が開いた状態になります。これは固体が生存中に生ずる現象だそうで、アンモナイトやオウム貝は内部が気室で区切られているため固体の生存には影響がなく、そのまま成長を続けていきます。(三笠市立博物館展示説明より)
アンモナイトが栄えた時代の一億数千年前、日本列島は大きな大陸の一部でした。現在、北米大陸とならんで日本では化石が多く出土します。
アンモナイトは非常に大型になり、日本でも1メートルを越えるものが出土されています。しかし、また500円玉くらいの小さな化石も多く出土します。
これらの中には、中心部に穴が開いた状態のものが多く含まれたいるとのことです。中心部には堆積岩になっていて渦巻きはありません。
この中心部に穴が開いた状態のアンモナイトはご覧の通り、勾玉そのものともいえます。非常に酷似しています。
アンモナイト・オウム貝の螺旋
実は意外なことにアンモナイトのよりもオウム貝が祖先に当たります。アンモナイトは恐竜の絶滅と同時に一緒に絶滅しましたが、オウム貝は現在も生存しています。
この理由については面白い都市伝説的なものがあり、夢枕漠氏の小説「上弦の月を喰べる獅子」という小説にオウム貝は螺旋は黄金分割の比率を持つからだ。対してアンモナイトの螺旋はアルキメデス螺旋であるために絶滅した。との記述があります。
しかしですね、これは間違いでオウム貝もアンモナイトもきれいな等角螺旋とよばれる規則正しく広がっていく美しい螺旋をもっています。
また、オウム貝の螺旋が黄金矩形に収まるというのは無理があります。収まらないのです。これはちょっと無理があるようです。
ところで、このアンモナイトの螺旋なのですが、白亜紀後期の正常型のアンモナイトの場合、中心の渦巻きが小さくてほとんど丸です。また外側の輪郭の螺旋は非常のダイナミックです。
この形を人が手作りで真似するにはどうしてもばらつきがでてしまうので、勾玉がそのままこのアンモナイトの形とはいえませんが、勾玉の形というのは等角螺旋にかなり似ているというか共通の要素を持っていると思うわけです。
以上、ちょっとした雑学コラムでした。
今日もこのブログをお読みくださり、ありがとございました。