通貨・すなわち社会に流通するお金は、増え続ける。実は、それは必然だと分かった。
おはようございます。瞳です。
選挙が近づいています。「積極財政って、何?」って人もいるだろうけど、要は減税を主張している党、候補者に投票してください。緊縮財政と間違えそうなので注意してください。緊縮財政とは、増税をすることです。
選挙に行って、投票してください。あなた方が自民党をはるかに上回る最大勢力です。あなたの一票は、あなたが思うより、意外に大きな1票です。日本を救うことができます。
若い人たちは、まだ働いていない子もいるだろう。だから、苦労して働いて稼いだお金が、税金で実際に半分も搾取されることを知らない。それが今の日本の本当の姿、貧困の現実なんです。
ついでに言います。『税金』とは憲法で定められた『国民の納税の義務』で、逃げ得はできません。基本的には時効がありません(条件によってはあるけど、まあ税務署が許さない)。 江戸時代の年貢の取り立てどころじゃないよ。これまったく。
国債は借金ではない
何を隠そう、わたしは、つい最近まで、国債は負債であり国民の税金で返済されるものだと思っていた。過去記事にも書いてしまった。ザイム真理教に毒されていました。
敢えて、削除しないで置いてます。わたしは間違いは認めます。
財政予算の内訳『国の一般会計歳出額』(内訳・令和6年度 国税庁のホームページhttps://www.nta.go.jp/taxes/kids/hatten/page03.htmより)において、国債費(返済額・利息等)の27兆90億円・24.0%は、歳出額のおよそ4分の一を占める。非常によくない、との趣旨の発言をしてまいりましたが、間違いでした。
間違いでした。認めます。つまり、国債は国民の借金ではありません。税金で償還(返済等)をするべきではない。ということです。
新通貨理論MMT
わたし、同じく過去記事で、積立投資に関して書いたことがあります。
「10年、20年後に利益が出ている。あるいは例えばオルカンなどが値上がりするのは必然であり、別段儲かるわけではない。」と書きました。
つまりね、世界市場において、通貨量は増え続ける。のが当たり前であり宿命であるから、見かけ上の円建て価格が上昇するのは当たり前。
と言う意味です。
つまり、最近話題の新通貨理論MMTを無意識に言っていたわけです。
通貨・お金は増え続けるもの
これ、けっして借金が増え続けるという意味ではありません。
また、社会の富や財が増え続けるという意味でもありません。
経済が良好な状態というのは、生産物などの実物の財や、サービス(医療、介護など、人が動いて働くことで得られる利益)などの形の無い財が、社会全体をスムーズに循環している(回っている)状態です。
経済成長というのは、この状態での通貨・お金の流通量が増えることをいいます。
決して、生産物などの物やサービス「財」自体が増え続ける必要はありません。増えればそれに越したこともないのだろうけど、企業や会社でも、利益が増え続ける必要はありません。良好な状態で数パーセントの利益が得られればそれでいいわけです。
そういった状況を得るためには、どうしても税収以上の通貨・お金が必要になってきます。
そこで、国債を発行するわけです。
日本の場合、国債の利息は国庫に戻り、発行した国債は日銀が受け持ちます。つまり、借金で借金を返していくということが可能になるわけです。しかも、健全な状態で。
結果、どうしても、通貨量は増え続ける運命になりますが、破綻することはありません。
詳しくは、新通貨理論MMTをググるか本を買って下さい。
わたしは、実はまだ専門書を読んでいませんが、MMTに関することをチラリチラリとネットで聞くようになって、(あら。わたしの考えてたことじゃん。通貨というものの本質について。)と思いまして、そしたら、この新通貨理論MMTが直感的に理解できました。
だからね。
言いたいことはね。財務省が言うプライマリーバランスの黒字化(税収で負債を処理すること)は不可能であり、かつ必要ない。
ということ。
三橋貴明さんがネットで散々言ってるように、自国通貨でのの国債発行では、決してデフォルト(破綻)しない。というのが納得できるわけです。
しかし、何度もいいますが、社会に出回るお金の量は増え続けますから、お金の額面上の価値は下がっていきます。宿命です。だから、デノミ(通貨切り下げ)は必要かもしれません。
例えば、明治時代の1円は現代での3,800円に相当するわけで、1946年にデノミが行われました。
これ、ハイパーインフレではなくて、便宜上の政策です。
今後も将来あるかもしれません。ただし、悲観的なものではなくて、最初に書いたように通貨というものの宿命、というか機能です。