ホリエモンさんに反論・ホリエモンさんのインバウンド政策、移民肯定が許せないのよ!

成海瞳の鬱(うつ)日記

 こんばんわ。瞳です。2日のデモの記事ですが、ホリエモンさんに関する部分を削除しました。というのは、「減税することで逆に皆さんが苦しくなる理由を解説します」(リンク許可とってませんので、検索してください。)ということで、おっしゃっていたことを視聴しました。

 この人、(ああ、なんだこの人、ザイム真理教信者そのものじゃん。)というわけです。

 おっしゃっていることは、現政権の政策をほぼ肯定するものです。

減税は、よりインフレ(物価上昇)をまねく

 ということなんですが、これに関しては、過去記事でもわたしも書いていて事実です。

 ただし、ホリエモンさんは、インフレをごっちゃに認識している。つまり、氏の小学1年生の頃、「アイスクリームは30円で買えた。が、今は100円以上だ。3倍以上になっていて、わたしはハイパーインフレを身をもって経験している。」とのことですが。氏の小学1年生がいつ頃なのかは知りませんが、昭和ですね。さらに、平成バブルの狂乱にも言及されておられました。

 だから、氏は「今の財務省の政策自体は正しい。」ということなんですけど。・・・

 今から書くこと。わたし、経済は専門外です。そのことご承知おき下さい。おそらく間違いも多いとは思いますが、分かり切ったこと書きます。

2種類のインフレパターン 

 お金の価値が下がることをインフレ(通貨のインフレーション)といいます。

 これには、二つのパターンがあると個人的には思います。

 ひとつめは、経済成長に伴う必然のインフレーション。つまり、お金の量が増えることによる、必然のお金の価値の低下です。

 日本の名目GDP(おおまかな経済成長)は1970年から、1990年代のバブル崩壊まで右肩上がりです。(その後は、例の失われた30年と言われる停滞期と2009年のリーマンショック、コロナ禍で落ち込みますが。) 高度経済成長の始まる以前の戦後からも、世界的にゆるやかな右肩上がりになっています。

 基本、経済成長というのは、社会が豊になったというよりは、経済規模が拡大していく過程を示しているものだといえます。つまり、経済規模の拡大に伴い、流通するお金の量が増えていくのです。

 当然の結果として、流通するお金が増えるということは、一呼吸遅れて通貨(お金)の相対価値が下がる現象が起こります。

 これが一つ目のインフレーション。経済成長に伴う必然のお金の価値の低下によるインフレーション。

 戦後からの経済成長は1970年代付近より、急激に活発化します。それにともない、通貨量、つまりお金の総量が急激に増えることになりました。

 アメリカのニクソン政権は、これに伴い1971年に従来からの兌換紙幣(だかんしへい)『金ドル本位制』とよばれる金とドルとの交換保証を停止しました。つまり、これにより、通貨は『金という価値の根源の裏付け』を捨てることになります。つまり、お金は各国中央銀行により事実上自由に発行できるようになりました。

 分かりにくい表現ですが、これにより、お金自体が価値を持つのではなく、『お金は価値の証明書』になったわけです。現在はこの不換紙幣(ふかんしへい)でないと、経済は回りません。通貨(お金)の量が足りなくなるからです。

 対して、金は、今現在でも採掘されている総量が、全世界で約17万~19万トン、競技用プール約3.5~4杯分の量にすぎません。(これ実は多いように感じるでしょうが、少ないのです。)に限られ、現在も今後も採掘はされていますが、今後、採掘量が大幅に増えるということはありません。ほぼ、海底以外の鉱脈は掘りつくされた状態です。

 金は限られた総量をもつ全世界共通の価値の根源です。ゆえに、主要各国は、米ドル(米国債)よりも、安全な資産として大量の金を保有しているわけです。ちなみに、米国債の最大保有国は日本です。そして、金の保有残高は世界10位(外貨準備資産の4.3%)、トップはちゃっかりアメリカで、ダントツ一位です。

 つまり、存在する総量に限界がある金を裏付けを必要とすると、通貨は制限を受けることになり、経済活動に支障がでることになります。

 各国は、その経済活動に応じて、通貨を発行します。その結果、年々名目GDPが増えることにより、通貨量も増えていき、結果として必然のインフレーションが生じます。

 ホリエモンさんがいう、アイスクリームが30円で買えた。という事例、これは高度経済成長期の急激な昭和の経済成長の結果です。これ以前、昭和の時代、1955年(昭和30年)は千円札が最高額紙幣でした。それが、1957年(昭和32年)に五千円紙幣が発行され、翌年一万円紙幣が発行されるのですが、当時の大卒初任給が1万3000円程度だったことも考えると、経済成長に伴い、通貨量が増えていく現象がよく分かる例だと思います。(ただしまだこの時代はまだ兌換紙幣ドルとの交換レートは固定で、1ドル360円。当時の世界経済の規模は、まだ少し余裕があった。ということ。)

もうひとつのインフレ・マネーしゃぶしゃぶ・通貨の量的緩和

 ホリエモンさんは平成バブルの狂乱を例に出して、通貨の量的緩和の危険性を指摘されておりますが、平成バブルは無茶苦茶でした。根本的に、量的緩和政策(日銀の黒田バズーカ)とはまったくの別物です。

 リーマンショック後、アメリカの中央銀行であるFRB(連邦準備制度)はQE(通貨の量的緩和)政策を3度にわたり行い、ドルの市場流通量を増やしました。結果、アメリカのドル流通量は何倍にもなりましたが、景気は回復傾向をみせました。

 しかし、その後のパンデミックの後遺症で、今現在は深刻なインフレーションに悩まされています。

 注意すべきこととして、その主な原因は、「パンデミック後の景気回復期に消費者の需要が高まったこと。同時期に労働供給が減少したこと。人手不足が深刻なため、人手を確保するための賃金の引き上げが物価の引き上げにつながったこと
 付加価値の高い高度サービス産業が成長し、そのためサービス価格が上昇したこと。」googleAIより。

 これ、この内容はまさに、ホリエモンさんが危惧して言っていたことなんですけど、果たして、日本が減税した場合、同じことが起こり得るのか。

 ホリエモンさんは、日本が積極財政、減税を実施すれば、同じことが起こるといっておられますが、決して平成バブル期のようなマネーしゃぶしゃぶにはなり得ないと思います。なりようがないのです。

 つまり、今のアメリカのインフレーションは、通貨の量的緩和が直接原因ではないということです。

 また、ホリエモンさんは、昭和の高度経済成長期の物価上昇をハイパーインフレと言っていました。が、こんなの決してハイパーインフレなどではないです。わたしはこの時期の物価上昇は、上記のように経済成長の結果であって、決してこれがハイパーインフレだとは思いません。今、アメリカで起こっているインフレとは全く別のものであると思います。

 今の日本の困窮は、円安による原材料コストの上昇やウクライナ問題やらの影響と、コロナ禍で減少した労働人口などが原因だろうし、まず何より、消費したくてもお金が無いわけです。何よりもまずこれが原因。

 こうした場合、インフレーションリスクをとっても減税を優先するべきだと思います。

 これは、減税しても、インフレーションリスクのコントロールが効く。通貨量の問題だから。決してマネーしゃぶしゃぶにはならないと思う。

ホリエモンさんのインバウンド政策、移民政策肯定が絶対許せないのよ

 まあ、これが一番許せないんです。これが言いたいんですけど。

 この二つの現政権の政策。これは、確実に日本を駄目にする。

 クルド人が女学生を性暴行するとか、万引き、交通事故やらの傍若無人ぶり。「庇を貸して母屋を取られる。」そのまま。無茶苦茶やらかしている現在の状況。ホリエモンさんは、一体どう思っていらっしゃるのでしょうかね。

 また、インバウンドのオーバーツーリズムで北海道の自然が破壊され、京都や奈良の国宝、重要文化財が傷つけられ破壊され、梅毒と南京虫が大量に持ち込まれ、なだれ込み、ホテルはもう危なくて宿泊できないない。今ですらこの有様です。これ以上、連中を受け入れたら日本は終わりです。

 あんた。挑戦未来志向だろ。労働人口なんてAIが解決する。想像以上に速い速度でこれは進む。

 SFの世界じゃない。日本は老人だらけになっても滅ばない。まるで映画のようにロボットが働くようになる。これは決して夢物語ではないし、技術革新とは加速度的に起こるものです。別段、子供作れ、とか今更無理なこと社会に要求する必要はない。

 今は昭和ではない。

 追記:(いまさら聞けない事の解説「インフレって何?」偉そうで恐縮です。)

 社会で動くお金の量が増えると、物の値段が上がる原理をインフレ(インフレーション)といいます。なんで、そうなるのか分からない人も多いと思います。

 はるか昔に「レインボーマン」というヒーローもののドラマシリーズがありました。その中で、〇ね〇ね団という悪の組織がありまして、新興宗教を装って、おたふくの面を被った巫女さんが、千円札の札束(偽札)をお金に困っている人たちに無償で配りまくったのです(多分、制作予算の関係上一万円札の札束は用意できなかったみたい)。膨大な量。そうすると、にわかに小金持ちがたくさん出現することになります。いままで生活に困っていた人々です。これらの人々があらゆるお店に殺到しました。

 すると、たちまち品切れ状態の店舗だらけになりました。製造元は卸値を上げて対応しなくてはならなくなります。製造が追いつかないからです。そういう状態が続いた結果、クリームパンが一個1,500円(菓子パンは当時20円かな。棒付きアイスクリームなどが10円だった頃(棒にあたり付)。ジュースのファンタ、ミリンダ、チェリオの瓶は40円くらいだったらしい。このドラマ、大阪万博直後の頃。)とかとんでもない状態になりました。つまり、お金が世の中に増えすぎて、商品などの物が足りなくなるのです。これが、インフレーションの発生の初期段階。これ見方を変えると、ものの値段が高くなったのではなくて、お金の価値が下がっているわけです。これがインフレ(インフレーション)。

 ちなみに、この時代、伝説のチロルチョコというのがありまして、今のブラックサンダー100円バーより少し小さいくらいのチョコバー。なんと10円。

 最近のドラマでは、WOWOWのドラマW「悪貨」(悪貨は良貨を駆逐する)も参考になります。

デノミとは

 みなさん、ドラマで明治時代とかのお金の単位、なんか変だと思うでしょ。一万円とかがやたら額が高そう。とか。たとえば、『明治40年の1万円は平成10年の1,088万円になるとのこと。』

 これは、デノミ(通貨単位切り下げ)が行われたのです。インフレーションが限界を迎えると、お金の単位が膨大になり、1000万円札とかが必要になってくるわけで、こういったことが行われます。

 ちなみに、現在10万円札とかは、発行される危険はあると思います。過去記事「ネコの選挙ポスター」参照。

 ネコの選挙演説にて

 観衆:「国債残高ふえすぎたらどうするんだよ。お金増え過ぎたらインフレになるあろうが。」

 みぃごろー:「簡単なことだじょ。10万円札を発行すればいいのだじょ。」

 観衆:「そうじゃねえだろ。国の借金増え過ぎたらどうするんだよ。って言ってんだよ。」

 みぃごろー:「そんなこと知るか!だじょ。日本銀行でお金をもっと刷ればいいだけのことだじょ。」

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