女一人旅・ネコと二人旅。7月号前編
こんにちわ。瞳です。この7月1日からまた大好きな北海道に行ってきました。大阪非常事態宣言も解除されて、7月になり、北海道は雪も無くて気持ちいい季節、のはず。で、Tシャツの恰好で行ったのですが、例によってこれが大間違い。到着日の夕方の札幌駅、新千歳空港発の快速エアポートから降りたら途端に寒いこと寒いこと。風も強い。あー、これが北海道なのね。
今回は、事前に鉄道路線を吟味して計画しました。ローカル線めぐりの旅です。札幌を起点にして一回りしてまた札幌に戻ってくるコース設定です。ホテルを札幌に固定して、着替えとかの重い荷物はホテルに置いといて、身軽な恰好で動き回る設定です。
日程1日目・札幌駅→小樽駅→俱知安(くっちゃん)駅→長万部(おしゃまんべ)駅→札幌駅
このコースは、4月の旅のとき、がけ崩れで不通になって行けなかったコースです。函館本線、小樽から長万部(おしゃまんべ)までの山の中の線路。非電化、単線で草ぼうぼう。これがとてもいい。ほんとに森の中を走るのです。民家も何もない景色がずうっと続く。これは本州じゃちょっと望めない風景。
最初、札幌駅から(721系・クハ721-2・モハ721-2・クモハ721-2)の3両編成小樽行きに乗りました。空いていて難なく窓際に座ることができました。
「あら、みぃちゃん。来てくれたのね。うれしい。」
「当たり前だじょ。みぃ達は、いつもお姉さんのそばにいるのだじょ。」
「うれしい。本当にうれしい。ありがとう。」
日焼け止めにあたる
今回、一番強力だという日焼け止めクリーム(資生堂 アネッサ(ANESSA))を塗りました。2千円以上する高いものです。しかし、この製品、酸化亜鉛を使っています。わたしは亜鉛が金属イオンアレルギーでダメなんです。でも、短期間なら大丈夫だろう、なんて思っていたら、ホテルから小樽につく前にもう肌がヒリヒリ。肌が赤くなってしまいました。さらに、なんだかやたら粉っぽい。無印良品の撥水リュックが粉だらけ。「だめだ、これは使えないわ。」なので、この日は顔がもひとつなので、自撮りは1枚だけです。不景気そうなさえない顔してます。
小樽駅で時間待ちになったので、ドン・キホーテでアイライナーを買いました。でも、この日はこの顔じゃ使えない。明日から日焼け止めなしで、アイメイクをきめよう。
小樽から倶知安(くっちゃん)行きのH100形2両編成に乗りました。非電化区間用の車両ですが、キハ~ではなくてH~となります。電気式ディーゼル車の分類になるのかな。ディーゼルエンジンで発電してモーターで走ります。「DECMO(デクモ)」という愛称らしいです。現代的な顔立ち。不思議な乗り心地。エンジン音と速度が一致しない。
けっこう観光客がいらっしゃる。なるほど、けっこう観光スポットなんだな。観光とかこういうのわたしは疎い。わたしのお隣の席に、幼い子を連れた夫婦が座りました。お父さんがやたらハイテンション。大声でしゃべりまくる。お子さんよりはしゃいでる。(家族旅行か、いいな。わたしも赤ちゃん欲しいな。)とかふと思いました。
小樽から1時間20分弱で倶知安(くっちゃん)に着きます。ここで乗り換え。待ち時間22分。同じように乗り換え待ちの人たちがいます。ふと気づくことがありました。男性・おじ様の一人旅が多い。のですよ。女の独り旅は私一人。
4月の旅のときは、一目で鉄道ファンだな、と分かる方はよくいらっしゃったのですが、今回は鉄道ファンという風でもない中高年の男性が多いんです。ウィークデーだから仕事もちということもないだろうし、というか一般の日本のサラリーマン社会人というものは、休暇をとってまで旅行には、まあ行かない。と思うんだけど。風流な一人旅というか独り旅。いわゆる中高年引きこもり(こもり人)の方々かな。わたしが知らないだけで、これ結構ブームなのかも。まあ、「旅は道連れ」、とも言いますし。お話はしないけれど、変に連帯感。
倶知安(くっちゃん)からは、1時間30分ちょっとで長万部(おしゃまんべ)に到着します。ここで室蘭本線に合流。特急「北斗」に乗り換えて、海沿い内浦湾を右手に見ながら札幌まで帰る予定でした。はじめの予定では。はじめ、長万部(おしゃまんべ)駅、およそ1時間13分待ちで特急「北斗」13号(札幌行き)に乗る予定だったのですが、何と金曜日だというのに窓際席が満席だとのこと。わたしは海沿いの波しぶきをかいくぐりながら走る「北斗」を体感したかったので、これはだめだ。ということで、つぎの「北斗」15号(長万部16:25発)に変更したのです。
しかし、これは失敗だった。待ち時間が長すぎた。2時間17分。駅の渡り廊下で時間つぶし。寒いこと寒いこと。待合室よりは多少は暖かいのだけれど、これはきつかった。時々やってくる列車たちを見物しながら、スマホでYouTubeを観て時間つぶし。待ちに待ってやっと「北斗」15号が来てそれに乗り込むと、何と、座席の指定を間違えて、海側ではなくて山側のA席を取ってしまっていました。海が見えない。ああ、残念。初日はちょっとしんどかったかな。