年代物シャンペンだじょ。

 こんにちわ。ブログみぃごろーです。

 コロナのせいで、今月末の研究学会が中止となりました。ああ、何という。・・・

 突然やることが無くなった感じ。で、このところ、毎晩夜中から明け方まで本を読んでいるのです。文庫が毎晩一冊のペース。本代が結構かかる。家にある買ってから読まずに放っておいた本なども片っ端から読んでいます。まったく勤め人というのは、暇がありませんから、こんなに活字に溺れるのも久しぶりです。

 いいものです。静かな深夜に本を読むのも。この季節の夜は静かでとてもいい。寒くもなく、暑くもなく。こんな夜にはあやかし・怪異が出ます。

 で、夢枕獏さんの「陰陽師」シリーズなどがとてもいい。簀子に座した晴明と博雅が月の光の下で、梅の花をめでながら酒を飲む。梅の香りと酒を盃で一緒に飲み干す。いいねえ。真似してみよう。かな。と、

 私はアルコール類は飲まないのだけれど、ふと、真似してみたくなる。早速我が家に酒、アルコールの類は無いものかと思うのですが、ありません。おっと、ありました。大黒摩季さんのライブ「O」でもらったシャンペン「MAKI CHANDON」

makichandon

うーん。これ開けるのか。どうしようかな。あのライブ以来、何かいいことがあったら開けようと置いといて、何にもないままついに18年。何もいいこと無いまま18年。また、ずいぶんと経ったものです。まったく。

 最近疲れている。

 ふーん。世の中コロナで大変でけれども、なんか私もそろそろ死ぬんだろうか、とか思えてきます。昔の刑事コロンボ「別れのワイン」でエイドリアンが100年物のワインを開けてしまうシーン。あまりにも悲しいシーン。なんか連想してしまいます。「人生はあまりにも短いのだ。」とエイドリアンはオークションで1万ドルで落札したワインを開けるのです。

 さて、100年物のワインは果たして、どんな味だったのか。

 年代物のワインというのは、知り合いの教授によると、「何か薬みたいな味がする。」そうで、それはたぶん渋みのことだと思いますが、デキャンタに移して少し酸化させると、甘みに熟成していいのだ、とかどこかで読んだような気がします。

 それはともかくこのMAKI CHANDONはコルクではなく、樹脂製のふたで、この18年間、熟成していたとは思えません。元が高もののシャンペンではなくて、おそらく大量生産品でしょうから、保存料とか入っていてそれらが18年間安定しているものなのか不安であります。果たして飲んでも大丈夫なのだろうか。

 開けてみた

 ぶしゅーとか吹き出したら嫌ですから、慎重に蓋を外していきます。が、なかなか取れません。小さな泡がビンの底の方から出てきます。おお、まだシャンペンしている。いいかも。

 なんとか蓋を取りました。香りはどうかな。うーん。大丈夫そう。・・・飲んでも。

 小さめのグラスに入れてみますと、ワインの良い香り。一口、飲んでみると。おお、普通の味。18年経ったワインの味はふつうの味。18年前に製造された量産品のワインは、・・・・・今飲んでも・・・・・ふつうの味・・・・・だった。

 18年前に生まれた子が、18歳になっている今。18年前に瓶詰めされたワインが、今飲んでも・・・ふつうの味。

 これは実は大変なこと。なのでは、もしかして。

 たとえて言うなら、20年前に製造されたかにの缶詰を、今、開けて食べているのと同じこと。20年前の食品を、今、食べていることと同じこと。(缶詰のメーカーでは品質管理のために、実際にやっているそうですが。)

 これはまさに、タイムカプセル。

 タイムカプセルを開けたのと同じ。・・・だった。

 さらに、うーん。私はアルコールは飲みませんが、おそらく、このお味は、いわゆる「おいしいワイン」なのでは。程よい酸味と程よい甘さ。まあ、ほとんど気が抜けているのはしようがないか。さすがに本物のシャンペンとちがって、二酸化炭素を溶かし込んでいるので、炭酸が抜けてしまっているようです。でも、度数が高くてワインという感じ。

  米酒ではないが、 晴明と博雅が飲んでいるあの小説のなかの盃には、この味わいが満たされているのでは、と想像してしまいました。

 ちょっとネタでした。今日もこのブログをご覧くださり、ありがとうございました。

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