零戦に乗れない!ああどうしよう。

 こんにちわ、ブログみぃごろーです。何でも航空自衛隊の新鋭機F35Aが墜落してしまったとか。パイロットも絶望的なようです。残念な事故です。一般の方、バイクの方には興味が無いことなのだと思いますが、一応一言。これ、F35Aが欠陥機だとか、マスコミのいい加減な論調は無視してください。ステルスなのにどうしてレーダーに映っているのとか、その辺も分からない連中がいい加減なことを言うわけで、住民が犠牲になったらどうするのとか言うわけで、だから訓練空域で飛んでいるのも知らないわけです。

 ところで、私のコンバット・フライト・シミュレーター2が稼動しているウィンドウズ98SEのマシンが故障してしまいました。何しろ20年前のマシンで修理が非常に困難です。何が困るといって、唯一まともというかリアルな零戦に乗れなくなってしまいました。

A6M5
零戦52型デフォルトの機体にアレンジ。日の丸に白ふちをつけて、外販のベコベコ表現をテクスチャでアレンジ。撃墜マークはオリジナルで実際のスコア。

 昔と違って、空戦とかはしなくなりました。で、マシンは全く起動せず何年もほったらかしでした。最近久しぶりに「大空のサムライ」(講談社+α文庫)坂井 三郎著を読んでいて、何となく零戦に乗ってみたくなりました。別に空戦とかしたいわけでもなく、零戦を操縦したいと思ったわけです。で、大昔の富士通FMVの当時の高級機(55万円くらいだったかな。)を起動しようとしたら、画像が出ない。ビデオカードかマザーボードか分かりませんが、その辺りの故障の模様。

 ああ、困った。何故かというと、今現在、リアルな飛行特性とまあまあの機体モデリングなのはこれ以外に無いのですよ。何しろ、今は亡き、坂井さんがアドバイザーだったのです。海外のペイウェア(有料)のFSX用アドオン機体で、零戦21型の複元機があるのですが、これしかない。モデリングもまあまあの出来で、FSXだから非常に高精細の美しい機体。でも操縦性はちゃんとパイロットから取材しているかどうか分からない。

 零戦の飛行特性

 なぜまた今頃「大空のサムライ」を読んでいるかというと、意外なきっかけ。学校勤務が一段落したので、プラモでも造ろうかな、とか思いまして。かねてから気になっていた、タミヤのニューキット、英国のスピットファイヤMK1のキットを買いました。なぜ、スピットファイヤなのかとうと、家には結構スピットファイヤのキャストモデルがあります。スピットファイヤも結構好きな機体で家ではトムキャット、零戦、ムスタングに次ぐ機数があります。昔、子どもの頃、レベルという模型メーカーの1/32キットがありまして、近所の模型店に完成品が飾ってありました。これが、誰が制作したのか分かりませんが、エアーブラシで美しく仕上げてあって実にいい感じ。このイメージをずうっと引きずっているわけです。

mokeiya
ちょっとした模型屋さんのショーウィンドウ。これ、ほんの一部で自分でもよく集めたものだ。

 あの放物線テーパー翼と呼ばれる楕円形の主翼。その主翼を胴体に繋がるフィレットの曲線美。機体全体を曲線で構成するデザイン。その姿は、まるで飛び魚が海面上を滑空しているときの姿そのもの。空気、大気に完全に同化してしまうかのような完璧な空力フォルム。記録によれば、初期型ですらわずか1000馬力のエンジンで580km/hを超えたとのこと。おそらく機動性、運動性でこれにかなう航空機はあり得ない、と思わせるほど。

 しかしながら、記憶によればこのスピットファイヤは零戦に全く歯が立たなかったはず。はてこれまたどういうことか。で、確か「大空のサムライ」にその辺の記述があったのを思い出し、再び読み出した次第です。

reisen
零戦21型と52型

 スピットファイヤと比べて、零戦は意外に実にオーソドックスな部分を突き詰めていった設計なのが分かります。

 零戦の21型の復元機のDVDを観ていると、枕頭鋲(フラットリベット)や、隙間の無い脚収納部などの徹底的に滑らかな機体表面に魅せられます。さらに重量も スピットファイヤに比べて約300kg軽いことなどが勝因なのかな、とか思いました。

 まあ、今日もとりとめの無い話でした。きょうもこのブログをご覧くださりありがとうございました。

このページの先頭へ