女性戦闘機パイロット誕生!

こんにちわ。ブログみぃごろーです。

航空自衛隊の戦闘機パイロットに、女性自衛官に対しての門戸が開かれたという話は聞いてはいましたが、遂に実現したようです。

松島美紗2等空尉(26)という人で、防衛大出身だそうです。23日、新田原基地(宮崎県)でF15戦闘機の教育課程を修了し、24日に同基地に配属される。とのことです。JIJI.COM (https://www.jiji.com/jc/article?k=2018082300829&g=soc)から

トム・クルーズ主演の「TOPGUN」を小学生の時に観て戦闘機パイロットに憧れていたそうです。「TOPGUN」ではF14Aトムキャットが主役でした。第4世代戦闘機と便宜上分類される戦闘機です。航空自衛隊のF15Jイーグルも基本的には同世代の戦闘機で、なるほど両者何となく雰囲気が似ています。

この時代の戦闘機は、冷戦時代の申し子のようなもので、現代のステルス性は全くありません。エンジンも武装もやたらハイパワーで高速なのが特徴でしょうか。

 

F14D komatsu01

 

(マイクロソフト・フライトシミュレーターⅩアクセラレーション、(c)Northrop Grumman Corporation、F-14D for FSX:Acceleration by Dino Cattaneo)

この画像はトムキャット。航空自衛隊のF15Jは様々なバージョンアップが施され、現代戦闘機としての性能を有しています。

 

ジェット戦闘機は生で見ると凄い

私が始めて、ジェット戦闘機を見たのは、入間基地でこのトムキャットとイーグルと海兵隊のハリアーのデモフライトでした。この頃は、初期型でまだデジタル制御が無かった時代でした。だからデモフライトも派手な曲技ではなくて、ランウェイ(滑走路)の上を高速で通過するといったものです。特にトムキャットは観客席に向かって背面になり可変欲を可動させるなどのサービスをしていました。

とにかくその迫力たるや凄まじいものでした。

最初は3機とも地上展示されていまして、エアーインテークにもふたがされていました。だから飛行予定は無いと思っていたら、整備員がやってきて驚くほどてきぱきと短時間で飛行の準備を始めて、程なく装備の凄いパイロットがやってきました。「おお!何とかっこいいこと。」

で、エンジンスタート。

ぎゅるるん~・・・・・キーンィ~~~~~~ンイィ~~~~~~~ンと耳をつんざく凄まじい超高音の排気音。それでもこれアイドル状態。生暖かい風と石油の臭い。しばらくしてさらに排気音が高まってタキシー開始。

滑走路の端の方へ、ゆるゆると地上走行を開始しました。音が遠のくにつれ幾分静かになったと思ったら、物凄い地鳴りとともに次々目の前と離陸していきます。

 

そして、しばらくして目の前を低空、高速通過。キーーー~~~~ン。ゴー~~~~。ドドドドドン。ズシンズシンズシン。コンクリートのエプロン(広場)が地震のように下から足の裏を突き上げてきます。格納庫の窓がバリバリバリと今にも割れそう。自分のお腹の肉が振動しています。

そして、何よりその速度の速いこと。みるみるうちにはるか彼方の上空へ小さくなっていく。わずか数秒で多分十数キロは飛んでいった感じ。目視領域ぎりぎりで小さな点がくるっと回るとまたこっちの方へ飛んでくる。あっという間にまた飛んできて、ドン!と大きな音がしたと思ったら、さっきのような轟音を轟かせて目の前を瞬時に通過していきます。

ドン!という音は、ソニックブームではなくて、アフターバーナーを点火する音。これ「TOPGUN」でマーヴェリック(トム・クルーズ)が基地の管制塔を通過するときに鳴らした音。

このとき私は中学生かな。このシーンが焼きついているから、初めて鈴鹿で四輪のF2を見たときも、あんまり速いとは思わなかったんです。まあ、F2は音はでかいけど当時の500ccよりも遅かったんですが。

とにかく、ジェット戦闘機というのは凄いものだということです。あれに、26歳の女性が乗るとはこれ本当に凄いこと。通常訓練時でも6Gをかけるわけで、さらに最大9G(制限限度)なんて想像もできない世界ですよ。

 

夏見 正隆『スクランブル』シリーズ

このシリーズ、日本を取り巻くアジア情勢など誇張しすぎで面白いのですが、大変勉強にもなります。この登場人物にF15Jの女性パイロットが登場します。漆沢 美砂生(うるしざわ みさお)と鏡 黒羽(かがみくろは)が主役でしょう。風谷修がいちおう主人公なんですが、この女性パイロットが面白い。まったく小説上のことだと読んでいたんですが、まさか現実になろうとは。

みなさんも、夏見 正隆『スクランブル』シリーズ・徳間文庫読んでみてください。日本の官僚と政治家との関係や、朝鮮半島情勢などなかなか面白いとうか、変に言えてる。そのまんまじゃん。という感じ。

今日もこのブログをご覧下さり、ありがとうございました。

このページの先頭へ