飛行機の座席はどこがいい!
こんんちわ。ブログみぃごろーです。
今年の「飛行機に乗ったよ5月号」のために、ANAでフライトの予約をしました。今年は一月前に予約しました。
例によって、窓際座席確保のためにいつも便の選定には神経を使います。なにしろANAのWebシステムは予約が完了しないと座席の選定ができないのです。なるべく混みそうに無い便を選びます。一月以上前からの予約なので余裕だろうとか思っていたのですが、空席はそれほどありません。
外国人観光客が多いのでしょう。私の好きな、機首よりの窓際は選択できませんでした。というか、この席はすでに別枠でとられているのかもしれません。
航空機の機首はB777-200です。主翼より後ろ側にかろうじて数席空きがあります。このあたり、エンジンのジェット噴射のせいで地上の風景がぼやけます。行きの便、帰りの便ともになるべく、エンジンから遠い後ろ側に席を確保しました。
私の家は、大坂伊丹空港のアプローチコースの真下にあります。このコースは生駒山系、信貴山VOR/DMEという電波の誘導灯台があってそれに沿っているわけです。まあ、今では、航空機もGPSの時代ですからそれほど意味もありませんが、奈良県王寺町付近の上空で、通過する航空機からギーっという音が聞こえるのですが、もちろん、この付近の高度では車輪は下ろしませんから、フラップを一段下げる音だと思います。
信貴山を越えての大坂上空のこの空域の制限速度は200ノット以下ですから時速300km/hくらいだと思います。航空機としてはかなりゆっくりなのでフラップを降ろす必要があるわけです。
いちど、このフラップダウンの瞬間を見たいと思うのですが、なぜか便によってばらつきがあり意外になかなか見れません。
もしかしたら、あの音はフラップじゃないのかなとか思ったりもしましたが、八尾空港上空あたりで一段降ろすのをようやく見ました。
というわけで、主翼の動翼が観察できるこの座席も悪くはありません。ああ、私、富士山とか別に見たくないので、いつも座席は海側を取ります。
座席のお隣はおねーさんがいい。当然。
一度ですね。むかし、おそらく理容店の社員旅行の一行に座席の前後横に取り囲まれたことがありまして、となりのおばさんの香水の臭いにひどい目にあわされたことがあります。東京行きの便でした。
富士山とは反対側の座席なんですが、気分転換に滅多に使わないヘッドホンをつけましたら、ユーミンの「あの日にかえりたい」が流れてきて、おおこれはいい!と青い海を眺めながら聞いておりました。
「日差しも強くなく、どこまでも青い海、どこまでも青い空、うーんファンタジーじゃの。」
(青春の~、後ろ姿を~、人はみな~、忘れてしまう~、あの頃の~、私に戻って)と来たときでした。突然、「こちら機長です。今、向かって左側に富士山が見えております。」
というおじさんの声が割り込んできました。
(ギャーッ!)
「台無しじゃ・・・・。全く何してくれる。・・・富士山がどうしたの。いまさらめずらしくもない。」
ANAの例の名物機長ではないでしょうが、サービス過剰。
ANAマイレージクラブの新サービス
さて、座席指定を何とか成功させたあとですね。変な表示が出てきました。
(あと、4,000円(だったと思う)で特別なお席をご用意できます。)とかいうのが出てきました。支払いが完了すると出ません。
おお、機首の窓際だな、と思いまして、早速表示させてみました。
そしたら、なんと全部真ん中の座席なんです。それも主翼の上。
おお、成るほどね。
ご存知の方はすぐに意味がお分りになると思います。
この飛行機の主翼(羽)の上というのは、何かあったとき、生存率が高いのです。
その何かというのは、地面に衝突するような状況で、いわゆる墜落とまではいかなくても不時着時ですね。
この飛行機の胴体、主翼の上というのは、床下に主翼の構造物が通っており、かつ主脚(車輪)の収納スペースなどの堅牢な空間が確保されているのです。
もちろん、一般の座席の床下も貨物室の空間があるのですが、この主翼のある胴体部分は衝撃時、緩衝効果が大きく、乗客への衝撃Gが少なくなるという実験データがあります。知っている人は知っているということですかね。
いずれにしても、旅客機というのは、戦闘機と違って脱出ができません。
まあ、飛行機というのは、滅多に落ちるものではありません。しかしもしものときも、私はですね、多分絶対に結婚できないCAさんと一緒に死ねるのなら本望かも。
今日もこのブログをご覧くださり、ありがとうございました。