教育現場にシンクライアント・・・アホか!

こんにちわ。ブログみぃごろーです。

スクールニューディールもここまできたか、という感じです。

タイトルどおり、児童の個人情報を、全てネットワーク上のサーバーに保存するという信じられないことが現実となっていました。

 

文部科学省が後押ししています。ICT教育という美辞麗句のもとに、また利権が動きました。

これは、シンクライアントとはいいながら、実際はイントラネットによる本来のシンクライアントではありません。

学校にメインサーバーを一台づつ配備し、閉鎖ネットワークによる安全なシンクライアント環境を構築するなどということは、現実的には不可能です。

 

昔からの学校内のLANサーバーですら、マイナートラブル連発でまともに動作することの方が少ない有様でした。自治体のネットワーク管理能力というのは極めて低く、市町村のホームページの運用すらまともにできません。

夏場の高温の校舎内、サーバーがオーブンのように高温のまま、ぶっ通しでファンを全力回転させていました。不具合が出て当たり前です。

今回導入されているこのシンクライアントとしょうするクラウドシステムは、インターネットからのアクセスが可能で、尚且つ、端末機にはハードディスクがついており、一般のアプリケーションなどの作業も行えるようになっています。

つまり、シンクライアント(入出力のみの機能を持ったディスプレイ端末)ではないのです。

システム開発会社では、他社との差別化から様々な機能を追加しています。例えば、教員が自宅からネット経由でサーバーへアクセスし、事務業務を行うなどセキュリティ上問題のあるサービス機能もうたっています。

つまり、教員の負担軽減。児童の個人情報の保護とかいう建前をもってきているのでしょうが、現実には全く逆効果以外の何ものでもありません。

従来のように、児童の個人情報は、完全にネットワークから遮断されたスタンドアローンのPCに保管するのが現在最良の方法だったのです。それを、なぜ新しがり屋というか、老人たちに何を吹き込んだのかわざわざ個人情報大量流出の危険を冒すようなことをするのでしょう。

当然、この事業により関連企業には莫大な需要と利益が発生しています。利権構造そのものです。

 

このシステムのセキュリティを確保するには、一体どれだけのコストがかかるのでしょう。国家安全情報局なみのファイアーウォールを維持しなくてはなりません。

今日は取り急ぎ、ここまで。今日もこのブログにお立ち寄りくださり、ありがとうございました。

 

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