しょうがないじょ。ねこの2 公募展なんて情実なのよ

瞳の独り言

こんにちわ。みぃごろーです。

なぜか、ここ数日全関西展関係からの検索らしきアクセスがきます。

以前の記事「しょうがないじょ。ねこ」なのですが、丁度今頃多分落ち込んでいる方が多いのだと思います。

ご安心下さい。今年は私も落ちました。

昨年はパスしました。よっておととしの高倍率での入選から一転奈落の底です。

そこでこの全関西展の裏事情を、落ちた方には慰めにもならないでしょうが少しお話します。

公募展とは落ちるものである

今年落選した私ですが、初出展から2連勝しています。それでも今年は落ちました。

最高賞の第1席を受賞した方が、翌々年落選したりした例も聞いています。(受賞の翌年は無鑑査)

つまり特に絵が悪いとかではないようで、審査員のメンバー構成によるところもあり運も左右します。

落選通知を見ると、一体自分の絵のどこが悪かったのかとかパニックになると思いますが、別段出来が悪かったとかいうものでもないものです。審査員の好みも大きいのでしょう。

実際、第1席の作品が凄いと感じることはまずなくて、なんでこれなの?というのが多いと思います。

落選通知を受け取ってしまったら、その日はさっさと捨ててしまって忘れましょう。帰ってきた作品はそのまま他に使えます。

敢えて加筆しないで他の公募展に出したりすると入選したりします。そんなものです。

一番いけないのは、次こそはとその日から猛ハッスルして別の作品の制作をすぐに開始してしまうことです。

そんなことをすると、折角今まで創ってきた自分の絵・画風がダメになってしまいます。

裏事情

個人的情報源です。あまり大声でいえませんが、このブログに来てくださった方には少しだけお知らせします。

私は知り合いの先生に、この全関西展の運営委員の先生がいるのですが、その先生によれば、この全関西美術展は昨年より大阪市の方針により規模が縮小されることになりました。

大きな変更点は賞金が減らされたこと。審査員の数は半数になったこと。などです。

そして去年は大手美術団体の東京本展覧会と時期を意図的に合わせたようです。

さらに知り合いの先生の話によると、今年の方針も具体的なことがなかなか決まらず少なからず混乱があったようです。

やはり多少の情実は観られる

この全関西展、今年の審査員は(二科会・春陽会・新制作・自由美術など)の先生です。去年の審査員は(二紀会・独立美術協会・行動展・国画会など)の先生です。全員いわゆる在野系(日展系と系統が異なる現代美術)の団体に所属されています。

また従来、有名な在野系団体の中堅がよく入賞しています。つまり実績があって名が知られている方が断然有利です。

この全関西展にのんびりとした風景画を出しても落選します。(滅多にありません。)在野系の公募展だと思ってください。

そしてやはり、どこかの美術団体に属していて、その先生が審査員にいるときは入選する可能性が高いです。その辺り、審査員が5名に減ったのは厳しいわけです。

ただし、私が入選した2回のように無所属(当時)で無名の新人が入選することもありますから、落ちてもともとで挑戦するのもいいと思います。

この全関西展、おそらく出した方の半分以上が落ちているわけですから、まあ気にしない。

きょうもこのブログをご覧くださり、ありがとうございました。

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