公募展に絶対入選する方法の2
こんにちわ。ブログみぃごろーです。
(18.5.30追記:この記事関連最近アクセスがあるので、特効薬というか掟破りの禁じ手方法をお教えします。
応募なさろうと目指している公募展の、審査委員の先生の絵画教室に行きます。本当はこの手の内容をご期待なさってアクセセスされる方も多いと思いますが、確かにこれは即効で効果はあります。でも、記事で敢えて書かないのは不毛の行為といえるもので絵が伸びません。
私の会に、仕事をリタイヤしてから来られる方もおられますが、本気で絵を勉強なさって相当なレベルになられる方も多いです。
私としては、そういった実のあるやり方をお勧めしたいわけです。
本当につまらない作品が、奈良県展などの結構難関に入選していたりしますが、こういった場合は掟破りの禁じ手方法による情実があります。このブログの読者の方には、本気でいい絵を描いていただきたいわけです。)
以前の記事「公募展に絶対入選する方法」に季節柄、ちょくちょくアクセスがあるのでまたその辺りの事情書いてみたいと思います。
今現在、全国の美術団体総数は200~300あると推定されます。
年々高齢化社会の進行と若者の参加数減少でその数は年々減少しているとのことです。
しかしながら、東京六本木国立新美術館で全国展を開催できる規模をもつトップ10の団体というのがありまして、これらは「美術家年鑑」などをご覧になると作家の所属団体として名前が出てくる団体です。
これらの団体というのは、10年から20年程前までだと入選するだけでも結構大変で、いつぞや在野系美術団体の強豪「二紀会」に高校生が入選したというだけで新聞記事になりました。
しかし、最近はこれらの団体ですら今では、極論作品を出品すれは入選します。
ただし、よほどひどいのはやはり落選というのはあります。が、一定レベルに達していればまず通ります。
歴史があり格がある団体ですら、人が集まらず内情は苦しいというのが現在の状況です。
有名な美術団体に出品してみる
で、前回は絶対入選するには、入選するまで何度も出品すればよい。
と書きました。しかし、これはある程度の実力がある人向けのアドバイス、提案でした。
一般の方が絵画教室やカルチャーセンターからこつこつ絵を制作してこられた場合などは、セミプロのテクニックはちょっと無理なところがあります。
こうした場合ですね。「~会」とかいった有名な美術団体の一般公募に出されるとあっさり入選したりします。
今秋はもうほとんどの団体が搬入を締め切っていますので、来年お試しください。
ただし、注意点としては猛烈にお金がかかります。作品集やダイレクトメールの買取を要求されます。運送料など込みで総額で5万円を簡単に超えるものだと思ってください。概算で入選すると10万円かかります。
また、しきりに入会を誘われます。なにやら、いかがわしい勧誘のような感じをもたれるかもしれません。
しかし、「美術家年鑑」の最初の方に載っている大きな有名な団体なら、芸術院会員とかの所属する団体で一般社団法人なのである程度信用しても大丈夫だとおもいます。
仕事をリタイヤした方とか、ちょっとした本物の芸術家の身分が正式に得られます。これ意外にいいかもしれません。生きがいになります。
実力派の若手は挑戦せよ
若手の方、また若くなくても挑戦したい方は、団体でない実力主義のコンクール公募に応募しましょう。
倍率とか難関が多いので落ちて当たり前。何度も挑戦しましょう。
私事ですが、今年トップ10の大きな美術団体の会員の身分を頂戴いたしまして、入選審査というものを始めて体験いたしました。
今までと違って、入選落選を審査する側になったわけです。
で、分かったこと。
審査は意外に公正。
よく出来た作品はよく分かる。
応募された作品を無記名で題名だけを知らされて見せられるのですが、力のある存在感のある作品は一目で分かります。
画風がどうかとか言う前に、しっかり描かれた作品というのは存在感が違います。審査する側は自然に客観的に見ることが出来ます。
自分の好みとかは関係ありません。
これは、アトリエや自宅で自分で描きながらだとなかなか分かりません。
どうしたら、力のある存在感のある作品が描けるか
これが、おそらく検索で来られた方が知りたいことでしょう。
審査員の前に係員が作品を並べたとき、存在感がある作品は「構成」がしっかりできています。
この「構成」ができていると強い作品になります。
奇抜な内容、色彩やマチェールでインパクトをねらってもそれだけでは、存在感がありません。他の作品のひとつとして紛れ込んでしまいます。
この話、芸大、美大レベルの話になるのですが、ちょっとついでに書いておきます。
絵画というのは、「構成」・「形」(デッサン力)・「色調」という3要素によって成り立ちます。
これらが揃ってすぐれた作品になるのですが、とりわけ「構成」は大きな要素といえます。絵画の制作段階で最初に「構成」ができていないと後の工程でどんなに頑張っても、作品としては弱いものになります。
長くなるので、これ以上はまたの機会に詳しく書きたいと思います。
今日もこのブログにお越しくださり、ありがとうございました。
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