時間はなぜ戻らない!

こんにちわ。ミーゴローです。

台風が接近しています。毎週土曜日はCBRに乗るのですが、天候がもひとつなので無理っぽいです。

モトGPもシルバーストーンの予選が始まります。去年のようにロッシが勝つのでしょうか。今年もまったく混戦状態になってきました。

モトGP関係は決勝結果を観てからということでまた書きたいと思います。

このところ、私の所属する絵画団体の全国展の作品制作の為昼夜逆転状態です。

昨日の制作が終わり、帰って来てから寝るのは今朝になりました。

今夜はおそらく台風で仕事場へは行けないだろうと、映画を観ました。

『インターステラー』(2014年、クリストファー・ノーラン監督)という映画です。

確か、予告編で大きな波が押し寄せるシーンの映画だったと記憶しておりました。長い映画なので、どうかなとも思いましたが観てみました。

やはりですね。映画は大画面でドルビーサラウンドで観たいものです。

といってもやはり日本の住宅事情で5.1サラウンドなどやろうものなら騒音公害必至です。

この辺り、AVアンプとかいう商品は非常に無責任だと言えるでしょう。

家庭シアターができる人というのは当然富裕層であり、防音設備に数百万円を惜しげもなく使える一部の人たちです。

普通の家屋でスーパーウーハーなど鳴らせるものではありません。

擬似的映画館

昔に大阪で「花と緑の博覧会」というのがありました。

ハイビジョンが世に出て間もない頃です。まだシステムもアナログハイビジョンでした。

IMAXというカナダの映像システムを導入したパビリオンが大人気でした。

富士通パビリオンの3D全天周スクリーンの映像は圧倒でしたし、サントリー館でしたか大画面高精細の立体映像は素晴らしかったです。

4パーフォレーションフィルムといわれる35mmフイルムより大きい70mm高解像度のアナログフィルムを、毎秒48コマで映写するシステムが多かったように思います。

「空のいかだ」館だったかな、スクリーンが50畳の大きさだったとか記憶しております。

前の席だと首を回さないとスクリーン全体が見えません。

とにかくスクリーンが大きいので視野占有率が圧倒的なのです。しかも、ハイビジョンより高解像度な感じです。感覚的には4Kと同等です。

時代は流れ、家庭でもそれと同じとはいきませんが、46インチ以上の液晶TVをまじかで観ると結構それに近かったりします。少なくとも今のシネコンよりはクリアーな映像なのです。

サウンドなのですが、ヘッドフォンを使用します。ただし、サラウンドヘッドフォンというのは駄目です。

オーディオ用の最低でも1万円以上のものを使用します。デジタル時代、音質は出口であるヘッドフォンでおおよそ決まります。

これにですね、最近は販売しているのかどうかは分かりませんが(SONY 5.1chデジタルサラウンドヘッドホンシステム MDR-DS1000)という廉価の小さなAVアンプシステムを使用しています。

この製品は発売から10年以上経過しています。附属に安物のヘッドフォンが付いていますがこれは使い物になりません。

もともと安価なお気軽品なのですが、意外に優れ物なのです。

これにオーディオ用の高音質ヘッドフォンを繋げますと、あら不思議、凄い臨場感。

2ch出力を擬似的にサラウンドにするアルゴリズムなのですが、システムが単純な為か音が濁りません。これが重要です。

つまりですね、この安物のシステムにデジタルの音声信号を光ケーブルでソースから濁らせずに(途中に他の機器を経由させないで)持ってきて入力するわけです。

映画館のフルサラウンドシステムでも、聞くのは人間の2chの耳ですから後ろから来る音か前から来る音とかは人間が判断しているわけです。

それをこの単純なアルゴリズムはうまく再現しているわけです。これで「トップガン」を観ると本当にトムキャットが後ろから右側を通って前へ旋回して通過していきます。

私は音楽CDを聞くときも映画モードで聞いています。DAコンバート機能は問題ありません。

別にスピーカーを鳴らすわけではありませんから、効果なAVアンプは必要ありません。

時間というもの

さて、今日から始めた新しいカテゴリー「科学・哲学」なのですが、この「インターステラー」を観て触発されました。

この映画、簡単にいえば人類移住計画なのですが、当然人類の移住できる惑星というのは最近発見された近い惑星でも何光年も遠くです。

だから、ワームホールが必要になります。

この映画を観ていてこのワームホールが出てきた所でがぜん映画に入り込みました。

ワームホールとは球体なのです。

「ほー、成程。」と感心しました。ワームホールというとてっきりスタートレック「ディープスペース9」のような感じを漠然とイメージしていました。よく考証されているのです。

さらに時間は重力の影響を受けることなど興味深い現象が再現されていました。

時間はなぜ戻らない

時間はなぜ戻らないで一方通行なのでしょう。この映画とは直接関係ありませんが、いつも考えていることを思い出しました。

私は一応の説にたどりついていたのです。

すなわち、「時間は観測者からみたときに一方通行(不可逆)に見えるだけ。」というものです。

つまり、時空を連続体としてみたとき、ある特定の時間に着目したなら、観測可能な事象は過去に限られる。ということです。

その特定の時間では未来は観測不能であり、過去の事象のみ観測できるということです。未来の事が知りたければ時間軸を未来に移動すればいいだけのことです。

言い方を変えるなら、「観測者からみて時間は一方通行に流れているように見えるだけ。」ともいえます。

「インターステラー」のエイリアンは5次元生命体でした。

確かに時間軸を移動するには5次元でなくてはならないのです。

この辺り、量子論では当たり前のことであり、当然同じことを考えている人がいるはずだと、今日ネットで調べましたら、マサチューセッツ工科大学の哲学助教授、ブラッド・スコウ博士という方が同じ趣旨の研究発表をしていらっしゃるとのことでした。専門が哲学というのが面白いところです。

氏によれば[マサチューセッツ工科大学の哲学助教授、ブラッド・スコウ博士は、時間は流れていない。むしろ止まっていると考えている。相対性理論をもとにすると、「現在・過去・未来は同じ時空間に広がっていて、それが散在しているといる状態にある。なので、流れるという表現は間違いだ。」]

(2015年3月26日)世界中の仰天ニュースをお届け!(http://www.excite.co.jp/News/odd/Karapaia_52185782.html)より。

ということです。

全く、この時間というのは興味深いものであります。

今日もこのブログをお読みくださり、ありがとうございました。

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