この2学期から子どもの成績を上げる方法!の1

こどもの成績を上げる方法!2学期からが勝負!

こんにちわ。ミーゴローです。

今日の夕方から激しいゲリラ豪雨がありました。
台風も再接近してくるようで、今週末にかけては大雨などの災害には用心しなくてはなりません。

 

こどもの成績を上げる方法!2学期からが勝負!

もうすぐ気がつけば夏休みも終わりです。

小学生のお子さんをお持ちのご家庭は夏休みの宿題など何かと大変かもしれません。

 

さて、夏休みも終わると2学期です。

この2学期の初めの数日は、私たち教育関係者の間では「シルバーの3日間」と呼ばれています。

夏休みまでの1学期に成績などがいまひとつだった子は、この2学期の始まりが再スタートのチャンスだという意味です。

 

一学期の始まりは「黄金の3日間」と呼ばれ、この学年の成否を決めるといわれています。

そして1学期の終業式、通知表をもらって残念だった子も2学期の始まり、この「シルバーの3日間」で再チャレンジができるのです。

 

2学期は一番長い学期です。この間に家庭での学習に対する対応が子どもの将来を決定します。

子どもの成績を決める決定要因は学校ではなくて家庭にあります。

 

学校の一日は大半が勉強以外

 

残念ながら今の学校に子どもの学力保障は期待できるものではありません。

多くの公立小学校や或いは中学校でも、学力を保障するための「授業力」を持っている教師は残念ながらほとんどいません。

 

悲しい事ですが、現実です。

日本の小学校、中学校において実際に日々の運営において重視されるのは、日々の決まりごとの作業や行事であって授業ではありません。

学校では日々の行事運営が滞りなく進むことが何より重視されているのです。

 

よって、教師も会議や行事準備その他が業務の大半を占めることになり、学級運営でもトラブルの無い無難な日々に収めることに汲々としたものになります。

そしてこの2学期、多くの学校では運動会が待っています。この行事のためにどれだけの授業時間が失われるのか、実情を知ったならどなたも唖然となさると思います。

 

実際、小学校のお子さんをお持ちの方なら、何かと行事やその準備に忙しい思いをされていると思います。

それでなくても毎週金曜日に持ち帰られる上履きや給食衣の洗濯、その他やたらと多い何かの集まりごとに取られる時間の多いのにはうんざりされていると思います。

 

公立学校における家庭学習

中教審などの答申で毎回必ず出てくる文言に「子どもの学力保障」というものがあり、そのためには「家庭学習」が重要である。というものがあります。

これ自体は全く正しいことなのですが、公立学校においての実際はどうなのかというと、現実は理想に程遠いということになります。

 

つまり、公立学校においての「家庭学習」というのは単なる「宿題」なのです。

よい意味での教師と親との連絡や連携は学期末の懇談以外は実質ありませんから、現実そうなってしまいます。

また、保護者の方からも宿題の多い先生が信頼できる、ということになってしまいます。

 

宿題は意味が無い

実はこの宿題、学校の授業でできなかった分の残りの場合があります。

特に算数に多いのですが、授業時数が不足するのです。

 

これは、教師の「授業力」が不足しているのも原因ですが、学校という行事優先の体質も原因であるといえます。

子どもは教師不在で宿題という課題に取り組むことになるわけです。これでは知識が未消化で終わってしまうのも当然なことなのです。

よって極論をいうなら、宿題は意味が無いということになります。

 

学力は家庭でつける

学校というものに子どもの大事な学力保障が期待できないのであれば、家庭がその役割を持つよりほかありません。

いうまでもなくこれは、塾に通わせろとか、保護者が参考書を買ってきて教師の役目をするとかいうものではありません。

当サイトでは、その具体例をこれから順次提示していきたいと思います。

 

当サイトは趣味関連のカテゴリーとなっておりますが、サイト管理人は教育学を専門とし学位を有しております。

当サイトのトップページ右欄のカテゴリー「教育関連」を随時ご覧くだされば、小中学校の保護者の方に有益な情報をご提示できると思います。

 

この2学期、中学2年生以降の保護者の方へ

おそらく、分数が分からない状態なのなら非常に危険な状態だといえます。中学1年最初の負数の足し算も理解不能状態なわけです。

英語をはじめとして数学以外の教科は時間次第で何とかなります。だから数学を集中的に攻略する必要があります。教科書レベルに追いつくことならまだ十分可能です。

 

このサイトで紹介する小学校算数の勉強からやり直してください。また、このような現在すでに中学生の2年生以降の場合にのみ学習塾(個別対応)の併用を強くお勧めいたします。

人生やり直しはできますが、中卒や底辺高校からやり直すのは容易なことではありません。

対処は速い方がいいです。

 

家庭学習その1 「小学校算数では必ず教科書を使用せよ」

 

宿題の話をいたしましたが、算数のプリントが多い場合は教師の「授業力」が無いと考えて間違いありません。

このような教師の場合、実際の授業においてもプリント中心になっている場合が多いのです。このタイプの教師には同時に教科書はほとんど使用しないという特徴があります。

 

算数プリント

学校職員室に必ず置いてある著作権フリーの印刷機用プリント集は、非常に間違いが多く、出来が悪いことで知られています。

出版社の質が悪いのです。とても教育関連の出版ができる会社ではありません。

 

また、教師が自作したプリントも当然非常に質が悪いといえます。

プリントにしろ学習教材を作る場合は膨大な労力を要するものです。とても通常業務の空き時間でできるようなものではありません。

 

教科書

この教科書とは学校から支給されたものをいいます。

「授業力」の無い教師の場合、この教科書をきちんと活用することができません。

 

実際お子さんの算数教科書をご覧になれば分かると思います。書き込みや印などの使用された形跡がほとんど無い場合は要注意です。

こういった場合、お子さんに当該の練習問題を解かせてみてください。間違いが多い場合は理解していない可能性があります。

 

教科書を使用するのは当たり前だと思われる方が多いと思います。

しかし、最近台頭してきている「学び合い学習」といわれるグループ学習では教科書をほとんど使用しません。

 

最近この「学び合い学習」を公立学校の授業でも取り入れている場合があります。

これは簡単にいえば、子ども同士で教え合い学び合うという趣旨なのですが、実際には一部の塾通いの子しか理解していません。

 

このタイプの授業の特徴としては、教科書をほとんど、或いは一切使用しないという特徴があります。

また教科書を使用したとしても、教科書の最初の基本問題1問を、丸まる授業時間一杯子ども同士で話し合わせて終わります。残りは宿題というパターンもあります。

 

これでは最初から内容を理解している塾通いの子しか発言も活躍もできません。他の子は分かったふりをするか、ぼーっとしているだけです。

 

教科書というのは実は最も優れた教材なのです。

おそらく、書店の学習書コーナーに行ってもこれほどのものはありません。

 

つまり、高価な市販の参考書と同等以上なのです。

公立学校で使用される教科書というのは、文部科学省の検定に合格しています。

 

この文部科学省の検定に関しては歴史問題などではいろいろ取りざたされてはいますが、基本きちんとした信頼できるものだと思っていただいてかまいません。

各出版社はこの検定に合格するために文字通り、内容を厳選し「推敲を重ねて」造っています。

 

特に算数などでは各単元、見出しから何から何まで隅々に工夫に工夫を重ねています。

これは、我々が観てもいつも本当に関心するほどのものです。

 

この教科書の工夫の一つに「教科書の基本型」というものがあります。

「教科書の基本型」とは、その単元の学習理解のための段取り・順番などです。これを基づいて教師は授業を組み立てていくことになります。

大抵は単元最初のページに示されています。

 

しかし「授業力」の無い教師はその「教科書の基本型」が読み取れないのです。だから、子どもに適切に教科書の内容を教えることができません。

結果、グループ学習などがまん延してしまうことにもなっています。

 

したがって、家庭学習の第一歩は教科書を必ず使用する。ということです。

次回からは「教科書の基本型」の見つけ方、その具体的活用方法を書きます。

 

 

 

今日もこのブログをお読みくださり、ありがとうございました。

 

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