正社員が自宅で仕事をする日
こんにちわ。ミーゴローです。
昨日の日経電子版の記事なのですが、トヨタ自動車が総合職社員を対象とした在宅勤務制度を導入するそうです。
簡単にいえば、自宅で仕事をするということです。こういった働き方のスタイルは情報化が進むとともに実現の予想はされてはいました。
今回のトヨタ自動車の在宅勤務制度は「週1日、2時間だけ出社すれば、それ以外は自宅など社外で働ける。多様な働き方を認め、男性の育児や女性の活躍を後押しする」というものなのだそうで、実現すれば画期的な事です。
しかし、かなり以前に導入されたフレックス制も、現在実施されているのは1000人以上の事業所で25パーセント程度になっていることからみてもこの在宅勤務制度が一般的なものになるには相当な期間が必要だと思います。
かつ、トヨタ自動車だからできるというのもあるのでしょう。日本の経済を背負っている企業ですから、こういった事を実現させれば大変な社会貢献だといえます。
日本人は会社から離れられない
同じく、日経ウーマンオンラインに興味深い記事がありました。
(2016年にRIETI(独立行政法人経済産業研究所)で発表された、早稲田大学の黒田祥子博士と慶應義塾大学の山本勲博士の共著論文 )によると、
「労働時間が長くなるほど仕事満足度が増していく」
という傾向があるのだそうです。
「具体的には、週当たりの労働時間が55時間を超えると、仕事満足度が上昇していくことが観察されています。労働時間が長くなるほど、仕事が面白くなり、仕事から得られる満足度が上がっていくようです。」
ということです。
つまり、日本人は会社から離れられないのではと思います。
また、この論文では「長時間労働で仕事に満足しても、メンタルヘルスには悪影響」であることも指摘されています。
会社が全てになってしまうのです。
これらの問題に関しても、長い視点を持てば、トヨタの今回のトライは意義深いものになると思います。
現在人生休憩中の人たちにも、正社員ですら平日に在宅がごく一般的になることはいいことだと思います。
肩身の狭い思いをしなくてもいいのです。
今日もこのブログをご覧くださり、ありがとうございました。