造幣局から金塊が盗まれた! 今こそ金?
こんにちわ。ミーゴローです。
日本テレビ系(NNN)6月20日(月)15時36分配信のニュースに(東京・豊島区にある造幣局の博物館で展示されていた時価約6380万円相当の金塊を盗んだとして、造幣局職員の男が逮捕された。)とう事件がありました。
(窃盗の疑いで逮捕されたのは、独立行政法人造幣局東京支局の職員・梅野穣容疑者(54)。警察によると、梅野容疑者は今年1月、豊島区の造幣東京博物館にあった時価約6380万円、重さ約15キロの展示用の金塊1個を盗んだ疑いがもたれている。)ということで、金に困って魔が差した事件です。
この金塊なのですが、重さが15kgだそうです。あまり大きくはありません。
時価約6380万円と記事にはありますが、買取価格ということでしょう。販売売値は7,100万円ちょっとくらいになります。
今日現在、金1gの価格は円建て価格で4,720円です。ドル建てで言うと1トロイオンス(約31g)1,287ドルあたりをうろついています。
円建て価格は黒田日銀の異次元緩和の影響で、現在円高にもかかわらず高い方だといえるでしょう。
数年前などは1g3,000円台とかの時代もありました。
突然ですが、今日から経済関係の記事も書きたいです。
引きこもりの人たちにも経済への関心を敢えて持って欲しいのです。
社会を経済的視点から見ると実に実態が良く見えます。
関係ないやとは言わないで、ぜひ読んでみてください。
ところで、金の採掘コストですが、ドル建てで1トロイオンス(約31g)1,205ドルだといわれています。 金鉱石1トンからおよそ5gしかとれません。一円玉より少し小さい程度の大きさです。
有史以来、採掘された金の総量は競技用プールでわずか3 杯ちょっとだということです。これは少ないのです。金は世界中いたるところで使用され、保管されているのにその総量はわずかプール3杯しかないのです。
去年からしばらくのあいだ、金価格は採掘コストを下回っていました。投機筋による空売りによるものです。時期的には買いだったのです。
だから1,287ドルといっても、それほど高いわけではないのです。
一時期は1トロイオンス1,600ドルを超えていた時期もありました。
そのときは為替レートの関係で1g5,000円を超えるかどうかでしたから今の円建て価格は安いとはいえないわけです。
私は金が好き
私は金1g1,000円台の頃、同時多発テロが起きる前にせっせと金を積み立てていました。
先見の明があったとか、未来が見えたわけではないのですが、何となく通貨の未来に不安を感じていたのです。
まだ、大学生の若造でした。
結果的には円建てで4倍以上になってしまいました。でも満面の笑みで売りに出す気は毛頭ありません。
もちろん税金が莫大になるのもありますが、現在の通貨安競争を見る限り、インフレヘッジ(インフレへのそなえ)という金本来の機能が今ほど重要なことは無いと思うのです。
金ってどんなもの
現在、ウィーン金貨、カンガルー金貨、メイプル金貨が1トロイオンスを最大として各種販売されています。
この1トロイオンスの金貨で500円玉程度の大きさになります。重さは約31gになります。ファインゴールドといって純度99.99%の純金です。
日本古来の金貨である小判と比較します。初代の慶長小判は純度が86%くらいですからよい比較になります。
みなさんはどちらが金としての価値があると思われるでしょうか。
もちろん、小判の方が大きいようにみえます。
実は、1トロイオンスの金貨の方が2倍以上の金の量になるのです。
小判とはぺらぺらだったのですね。
しかし、金の価値そのものを米の量で比較すると、およそ今の金の価値と一致するところがおもしろいです。
金の価値とは古今東西変わらないということです。
私が実際金貨を手にしたのはごく最近でした。金を自宅に保管するのは危険なので今でも家には置いていません。
でも、いちど純金の輝きというのを見てみたくなって一枚だけ購入しました。
以外だったのは、金の色というのは薄いのですよ。
私はチョコレートの金貨のようなというか、色紙の金色のような濃い金色をイメージしていました。
でも純金というのはやや白っぽい金色でした。神秘です。
この話また続きます。
今日もこのブログをご覧くださり、ありがとうございました。