絵画を描くこと

こんにちわ。ミーゴローです。

今日は天気はよかったのですが、とても寒くて風が強かったです。

私は趣味で絵を描くのですが、今日から所属する美術団体の特別展があります。そのための作品搬入作業がありました。

今の芸術界共通の特徴として、作品が大型であるということがあります。

 

なぜそうなっているのかは分かりませんが、国立新美術館などに行かれたなら、作品が巨大なので一般の方は驚かれると思います。

たとえばある公募展の募集要項に、作品の大きさ100号までとか書かれていれば、それは100号制限いっぱいで描いてこい、という意味です。

100号以下で描いた場合、まず落選します。なぜか「大きいことはいいことだ。」なのですこの世界。

 

 

ある意味、この慣習があるために一般の絵を描くひとたちには敷居が高くなるわけで、新人はなかなか育ちません。

また、100号というとおよそ畳2畳分の大きさになるのですが、これでも小さい方なのです。

各団体の委員クラスは200号以上を出してきます。一般の家屋で制作するにはかなり厳しい状況です。まず家から作品を出せません。

6~8畳間で作業するには150号が限界です。また、一般の家から出せるのもこの大きさが限界です。

これ以上の大きさでは、アトリエなどの作業場を持っていなければ無理です。

 

また、100号以上の作品は当然美術専門の運送業者に輸送を依頼しなくてはなりません。この費用もかなりの負担になります。

そういった事情に加え、社会の高齢化とともに各団体は新人の獲得と養成が厳しくなりつつあります。

そこで、一般の人たちへの参加を促す対策として、小作品の募集を始める団体も増えてきました。これはとてもいいことだと思います。

芸術界も時代の変化に対応していかなくてはなりません。

 

さて、今回の私の作品は特別展ということで小型の作品にさせてもらいました。

F50という大きさで、畳を三分の二くらいの長さにした大きさです。軽量な布キャンバスなら持って運ぶことができるぎりぎりの大きさです。

 

バスに乗せることもできるので、これで運送料の12,000円を節約することが出来ました。

 

しかし、今日は本当に風が凄いので、バスから降りて会場に行くまでが大変でした。

ウィンドサーフィン状態です。猛烈に振り回されました。ちかくに人がいると大変です。腕が疲れました。

 

プロの絵画の描き方

今現在これといって趣味の無い方は、絵を始められてはいかがでしょうか。

もちろん、我々のような美術団体所属の描く大きな絵ではなくて、画用紙くらいの大きさで十分です。

油絵などはやってみれば分かりますが、小学校時代、皆さんが描いておられた水彩画より簡単なのです。

絵画教室で基本的なことを習えば簡単です。

 

慣れたら、ペインティングナイフというのがありまして、筆の変わりに使うヘラのようなものがあります。これを使って描いてみて下さい。

百貨店の画廊にあるような作品が簡単に描けてしまうので、驚かれると思います。

 

デッサンはですね、今はプロでも写真を拡大コピーしてカーボン紙などで転写しているのです。別にずるではありません。これも技法のひとつなのです。

だから、写真で構図が取れるのなら絵を描くことが出来ます。というか絵心がある人なのです。

ぜひ、トライしてみて下さい。

そして、どこかの美術団体の公募展などに出してみて下さい。入選するかもしれません。

 

今日もこのブログをご覧くださり、ありがとうございました。

 

 

 

 

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