金を売る日本人・買う中国人
この絵の題名なんですが、「水上用シューズ」です。昨日は、震災から13年。津波のエネルギーはたとえ、水上を自由に走ることのできる魔法のシューズがあっても・・・なんだけれど、このシューズは海上上空を飛ぶように走ることができる夢のシューズ。
今、というか、先週9日(土)から東京で、第15回行動美術TOKYO展が開催されていまして、同時開催で、第4回行動受賞作家選抜展が開催されています。もう15日で終了するんですが、わたしの新作が公開されています。行動美術協会のホームページから「お知らせ」のページでカメラマークをクリックすると閲覧できます。
s100号の大型作品で、本展にも出展予定です。題名は「避難用水上シューズ」。まあ、お暇でご興味のある方はご覧下さい。
日本人の金感覚
さて、表題。「金感覚」といっても、いわゆる「金銭感覚」のことではなくて、金地金の事です。
金価格が史上最高値を更新し続けているのですが、各評論にあるように、一度、調整(機関投資家の利益確定売りなどが入ります。)で下げます。
わたしは、そのときを待っているのですが、各種記事などをみていると、金買い取り店などで、金宝飾品を売る人が殺到しているとのことです。
わたしなどは、これ、理解に苦しむというか、(平和だね。呑気だね日本人。)という思いです。
日本人の大半は金地金より、円なんですよ。つまり。これがいまだに日本人の感覚。
記事によると、儲けた儲けたと喜んでいる人の声を報じていますが、(あんた、金を円に換えてしまった意味、分かってるの?)という感じ。
金は、別名『無国籍通貨』です。だれの債務(債券、国債など)でもなく、かつ、どの国の通貨(お金)でもない世界共通の価値をもつ通貨。
(今売ってどうするの。持ってなさいよ。円なんて、この先将来、どんどん価値を落としていくのに。)
まあ、国民の大多数がそんなんだから、税務署というか、財務省、政府、に目をつけられていないのはいいことだ。持ってるだけでは、不動産その他と違って、今のところ課税されるようなことはない。へっへっへ、内緒、内緒。
対して、中国では、この最高値でも買いが殺到しているとのことです。不動産バブルの崩壊やら肌身でやばいの分かってるのよ。金を好む国民性もあるのだろうけど。したたかというか、お国柄(政情不安定)のヤバさもあるんだろうけど。
アクセサリーでもっててもしょうがないよ。損だよ。
ついでに書きますけど、素人向けというか、若い人向け。
金を、指輪やアクセサリーとかで持ってると、損ですよ。まず、いわゆるフォーナイン(99.99%)の純金では無くて、強度の関係上18Kとかになってるし、デザイナーの、デザインなどの余計なプレミアム(価格上乗せになる。)があるし、第一、買う側からしたら、たとえ高純度の金にしても、買い取ってから、一度溶解して、純金に鋳直すコストがかかります。その関係上で金市場買い取り価格よりかなり安値になります。
金地金を手元で持っておきたいなら、バー(延べ棒)か、金貨(ウィーン金貨、メイプル金貨、カンガルー金貨など・オーストリア政府、カナダ政府、オーストラリア政府が発行。コインの表記額は関係無し。)が原則です。余計なプレミアム(費用)がありません。市場金価格で計算して売買してくれます。しかし、これでも売却時は手数料がかかります。
例外的に500gバーと1000gバーだけは売却時に手数料がかかりません。現在価格で、およそ500万円と1,000万円です。しかし、売却するとものすごい譲渡税(所得税区分)がかかります。売却時に200万円を超えると、買い取り店(信用のおける大手)では税務署に報告する義務があるのです。
こっそり売っても、必ず税務署にばれる仕組みです。金貨は大丈夫のときもありますが、運がよければ。で、けっこう金貨は買われるようです。割高になるんですけど。
また、現物で持つには、貸金庫などの費用もかかります。家に置いておくなどもっての外です。
大手の信用できる機関での、積み立てがベストです。