週間日曜日・市展ようやく始動
こんばんわ。瞳です。市展「なら」の制作なんですが、このところの寒さの影響で体調がすぐれずまったく手をつけられませんでした。わたし、ほんとうに寒いのは駄目だ。
それも、問題は、これまでの制作した作品が、狭い6畳間を占拠しているというのもありまして、体力の無いわたしには、一体これどうしたものかと途方に暮れる日々でもありました。
一昨日になったのかな、作品保管用の大きなストッカーが庭にあるのですが、中がすでに満杯状態。特に小作品が邪魔でいっぱい。大きな作品がもう入らない。
で、もう一つの物置用ストッカーにF50号、60号までの小・中作品を移動させまして、なんとかあと数枚の大型作品の収納スペースを確保したのですが、これがまた大仕事。
グーグルアースでご覧になっても分からないでしょうが、これけっこう距離がありまして、不自由な体では大仕事。
断捨離
と言うんでしょうか。もう一つのストッカーに元からある物をまず選別して外へ出して、ゴミとしてまとめなくてはなりません。
それにしても、このストッカーには無用のものが多いこと。というより、全部不要なものばかりのガラクタ。しかも、重くて大きいこと。全部、義理の馬鹿親の負の遺産。
とりあえず、わたしの力で持てるものだけを出せるだけ外へ出して、作品を詰め込みまして、この物置ストッカーは終わり。
わたしが死んだら、後は業者に全部処分してもらうしかない。
こっちのストッカーには、県展初入選の「白毫寺への道」以外は作品も大したものは無いし、捨ててもいいくらいのものばかり。
わたしの死後に、値打ちがつくとは思えない。
ちなみに例の自称作家の先生は、自分の死後、自分の作品が値打ちがつくと信じています。本気なので驚きます。
さて、「白毫寺への道」なんですが、わたしの大学一年のときの作品なんだけれど、これ、今観てもよく描いたな、という感じ。写真はありません。梱包材で包んでしまっているので、開いて撮影するのも大変ですので、お見せできないのは残念。
作品保管用のストッカー
こちらには、そこそこの作品が入ってまして、なかなか捨てがたいものもあります。
まあ、卒業、修了作品は大したことないので潰してしまおうかと思っています。
ここには、兄貴のアンモナイトの絵も保管してあって、これは、驚きの出来。ここ最近の数枚は、敢えてしまわないで、置いておいたんですよ。勉強になります。一度、しまってしまうと出すのが大変。
でも、やっぱり邪魔になるので、このうち2枚をしまうことにしたんですが、そのための今回のストッカーの整理なんです。
でも、昨日でも一枚を梱包して、ストッカーにしまうのが精一杯。もう一枚は途中で力尽きました。
このストッカーって、夏場は相当内部が高温になるのですが、意外に保存状態は良好。
これ、本格的なテンペラ画だと相当痛んでいたんだろうけど、アクリル絵の具の強さですかね。
肝心の作品制作開始
つまり、今回は作品制作にかかるまでいろいろ作業が今回の難関だったわけです。
本格的に制作活動している先生方の共通の悩みは、作品の保管です。
とにかく、日本の画壇は伝統的に大きい作品が必須ですから、作品がどんどん増えていって大変。
多くの先生方は、倉庫を借りたりとかせざるを得ないわけです。わたしの恩師のお一人など、保管専用にマンションを購入したほどです。
まったく、この狭い日本。この大型大作主義というもの、なんとかならないものでしょうかね。
リサイクル
わたしがやっていることは、古い作品はどんどん潰していってその上に新しく描いていく方法。
どうせ、わたしの作品など大したものでもないので、とくに思い入れのある作品や、自分でもよくできたかな、いいかな、と思う作品以外は残しませんので、作品ストックはそれほど増えません。
さっき、夜中にようやく市展「なら」の作品制作に一筆入れられました。これから本格的な制作開始です。
よくまあ、自分でも、描写系主流の中にこれ出したもんだ。雪下地のバックのスニーカー、もっと明るくするべきだったな。手直ししたかった。