給食のおばさんいびり。食育って何?
こんばんわ。瞳です。やっと一週間が終わりました。もう今日になってしまいましたが、土曜日は思いっきり寝ます。この教育関連の話は、皆様退屈なようで、平均滞在時間が数秒なんですが、まあご一読下さい。老害の恐ろしさを知っていただきたいのですよ。
眠いのと、疲れでミスタイプも多いでしょうが、追々直していきます。
さて、学校に関わってくる地域の圧力団体とは、農協もその一つだと前の記事で書きました。給食にご飯が出るようになってから、もう長いのですが、これ、多分米あまりの時期と一致するのではないでしょうか。
ご飯(米食)は、体によい。頭がよくなる。日本人はご飯を食べているから優秀なのだ。とか言われていたような気がします。
ただし、お断りしておきますが、これちゃんと調べたわけではないのですが、ご飯が給食に導入されたいきさつは、まあ、ほぼこれに間違いないだろう。というのは、みなさんもご異存は無いと思います。
まあ、今わたしが担当してきた子どもたちは、給食にご飯が出るのが当たり前なんですが、ご飯と牛乳を一緒にとるというのも、何かねえ、といつも感じています。コンビニおにぎりを、缶コーヒー飲みながら通勤電車の中で食べている人も見ますが、それって美味しい?
食育という美辞麗句
これももう10年位前からかな、「食育」という言葉がかなり力を持ち始めました。栄養教諭というものが置かれるようになって、当時、わたしの勤務していた小学校ではこの栄養教諭が変に力を持っていました。
空のお皿
空のお皿の意味なんですが、文字通り、おかずのお皿が小おかずだけでほとんど空なんです。本来はパンが置かれるはずなんですが、パンが包装されていて、その包装の外側が不衛生だということでお皿に乗せてはいけない、という変な理由なんです。へたをすると献立によっては、お皿がほとんど何も無い空なんです。何にも乗っていない状態に近い。で、パンは、袋に入っていてトレイバットにキチキチ窮屈な状態で置かれています。
これ、ある日の職員会議である男性教諭がこのことを指摘しました。配膳が大変なんです。配膳は教師が仕切ります。子どもが落とさないように非常に苦労するんです。なにせ、トレイがいっぱいでバランスが悪い。おまけに中学年以上は、食器が陶器製になって重い。これも食育の一環なんですが。陶器製の食器は食育にいい、といいということらしいです。でも落としてしまって必ず割る子がいます。給食仕切る教師は大変です。
その男性教諭は、「パンは袋に入っているんだから、皿に乗せてもいいのではないか。このせいでトレイがキチキチだ。」と言いました。
また、ある先生は、「わたしは、このパン皿使いません。勿体ないです。何も入れないんだから意味ないでしょう。小おかずは、大おかずとかと一緒にいれてます。」
すると、栄養教諭が言うんです。「駄目です。不衛生です。」とか言うような意味不明なこと。
それでも、わたしも含めて「そんなのいいじゃないですか。何が不衛生なんですか。パンはちゃんと袋に入っているじゃないですか。」
そいうすると、その栄養教諭。校長に何か合図を送りました。すると、校長がつるの一声で、「従来通りとします。」とくる。
ああ、これ、何かあるな。すぐに分かります。つまり、文科省が食育を推進、宣伝している時期だったんです。
その、空のお皿は、子ども達に出される前に当然、給食室で厳重に洗浄されています。給食の調理員さんが、一生懸命に手洗いで洗って下さっています。全校数百人分。なんという、無駄。エネルギー資源、人の苦労の無駄使い。
ナプキンとマスクの不思議
小学校では、給食のトレイの下にナプキンをひくんですが、これも、食育の一環です。清潔にしましょう。ということなんですが、このナプキン、布製で当然給食袋に入れたまま一週間洗いません。マスクもそうです。コロナ惨禍はその頃はありませんでした。
食事の時に、汁物やら牛乳などが飛んでいて汚れています。一見汚れていないようでも、必ず、飛沫は飛んでいるものです。それらは、その日のうちに汚れの部分で菌が繁殖します。極めて不潔なんですよ。逆に。
この栄養教諭さん。やたら発言力、というか力を持っていまして、わたしにもトレイの下にナプキンをひけという。わたしは、代わりに紙をひいていました。当時は、理科も教えていましたから、菌の繁殖力を知っています。栄養教諭さんとはそれ以来険悪でした。
必ず、向かい合わせで食事する
んですよ。給食時間は席をくっつけて、コロナ惨禍の今では考えられない状況。飛沫飛びまくり。何せ、子どもは口にものがある状態で、大声でしゃべりまくりますから。
さて、本題、調理員さんいびり
小学校の給食は原則無料です。これ、ただし、無料なのは食材。これを調理してくださる調理員さんの給料報酬分などの給食費は徴収されます。これの滞納も問題になっていますが。
いつも、気になっていたこと、ご飯容器の洗浄は、学校の給食室で調理員さんがやっています。これ、大変なんです。一応、ご飯容器には水を入れてご飯のこびりつきを落としてから返すことになってますが、子どもにそんなこと出来るわけが無い。ちゃんとする子も中にはいます。おうちでお手伝いしてるんでしょう。でも、普通はこどもには出来ない。特に男子。
で、教師がかなりやりますが、これ、大人がやっても本当に落ちません。お米ご飯というもの、こびりつきます。調理員さん、本当に大変なんです。これだけでも。
さらに、その他の大量の食器類も手洗いで洗います。
この「食育」という美辞麗句は、さらに調理員さん、を苦しめます。
何と、全校児童分の大量の食材を、何と手洗いさせるんですよ。当時は素手。それが美徳。ゴム手袋は御法度。今はコロナ惨禍でさすがに無いとは思いますが、手は荒れ放題。
家庭の温かさ、母のぬくもりのこもった食事。とか、中教審などの年寄り連中の思いつきです。
それだったら、お米ご飯と牛乳の組み合わせとか変な状況を、何にも考えないのかね。
とにかく、冬は水が冷たくて大変。夏は調理室は暑くて大変。
まったく、これ映画「蟹工船」の世界だわ。
教師には、給食を楽しみにしている方もいます。不思議です。わたし、美味しいと感じたことは一度も無い。し、おかわりなんてあり得ない。
給食が終わって、食べるのが遅い子もやっと終わって、カートに食器類、鍋類を乗っけて持って行って、子どもが休み時間に遊びに出たら、本当に「あ~。やれやれ、やっと終わった。給食」
でも、調理員さん達は、これからが大変。
ここが変だよ、小学校。なんです。