宝物（たからもの）手に入れると、結構疲れる

　おはようございます。瞳です。この写真、右側のは、ルビーのオーバル（楕円形）カット。何と59カラットあまり。2cm×3cmの大きさ。左側のローズクォーツと同じくらいの長さで、二回りは大きい。

　中国のアリババで買いました。当然paypal経由。中国産なんだけれど、というより、もう合成宝石のほとんどは中国製。印鑑の材料とかに用いられる水晶やガーネットなども製造していて、品質自体もけっこういいです。

　緑レーザーでチェックしても、本物のルビー。

　これ、驚くべき大きさです。天然ルビーなら。

　この合成ルビーのように、インクルージョン（内包物）も傷も無くて、この状態の天然物だったとしたら、数十億円はするだろう。ってくらい。

　まったく、身分不相応というか、これ凄いわ。ついでに言えば、お隣のローズクォーツ（紅水晶）も天然ではあり得ない透明度の品質で、名古屋の東急ハンズで買った物です。過去記事で書いているように、これを店頭で見つけたときは信じられなかった。

　

　宝石は、たとえ天然のダイヤとかルビー、サファイヤであったとしても、売却価格は大きく目減りしますので、金地金と違って、いざというときの財産、資産にはならないのだけれど、まあ、わたし、宝石は美しくて大好き。

　人工ルビーでも、紛れもなく本物のルビー（酸化アルミニウム）ですからね。

　わたし、人工ルビーの大玉とか大きなカットもののルース（金具の無い裸石）眺めているとき、いつも昔の映画で『王になろうとした男』（1975年公開・アメリカ・イギリス・ラドヤード・キップリング原作・ショーン・コネリー、マイケル・ケイン）という作品を思い出します。この映画は、主人公のショーン・コネリーが神と間違えられて、未開の部族の国で王になってしまいました。同行していたマイケル・ケインが部族の神殿に溢れる宝物に歓喜し、「俺、こんな大きなルビー見たこと無いぜ。」とか言っているシーンをいつも想起します。

　映画では、まるでジャガイモみたいな大きさの原石なんですが、それに近いようなものも実際売ってます。人工コランダム（ルビー）。カットしていないもの。ベルヌーイ法（火炎溶融法）だと容易に製造できるんです。

　同じく映画『コナン・ザ・グレート』（原題: Conan the Barbarian 　ロバート・E・ハワード原作・1982年・アメリカ・アーノルド・シュワルツェネッガー）で、娘を邪教に捕らわれた王が、コナン達に助けを求めるシーン。礼として、好きなだけの宝物を与えるといってルビーの原石がいっぱい入った入れ物をぶちまけるシーンも思い出します。

　ルビーは本当にお宝なんですよね。まあ、実際に天然の採掘では、ダイヤモンドの宝石クォリティのものよりも、ルビー、サファイヤの方が実際には遙かに希少価値が高いのだそうで、宝石の値段というのも、いろいろ事情があるんでしょうね。（例えば、かつて、DE BEERS・「デビアス」が市場を独占し、価格を管理していた。）

　入れ物が無い

　さて、最近困っていることで、宝石類を入れるものをどうするか、とかで相当悩んでいます。

　東急ハンズとかで買うときは、最初からケースに入ってまして、気にしたことが無かったのですが、このルビー入れ物が無い。ケースが無い。

　で、ケース自体は一個300円程で売っていまして、買ったんですが、東急ハンズで買ってた頃は気がつかなかったんですが、上面はガラスなんですね。

　これ、サファイヤガラスではなくて、普通のガラス。

　多分中国製。

　

　このルビーとは別に、今日の記事ではお見せできないのですが、ブルーサファイヤもついに手に入れたんですよ。このルビーを買ったときとほぼ同じ時期。

　このブルーサファイヤはケースに入って送られてきました。中国から。

　サファイヤ自体の品質はいい。例の1億3,700万円のネックレスの一番前に配置されているものと同じカットで同じ大きさ。（わ～い。やった～。うれしい！）

　なんだけれど、気になることがありました。

　ケースのガラス面に傷がある。引っ掻き傷。これ、どういうことかというと、製造工場で、サファイヤなどのコランダムの欠片で傷がついたということ。すまり、作業場は固い宝石の欠片がいっぱい散乱状態であると推測できます。中国ですからね。コランダムのモース硬度は9ですから、これでは普通のガラスはひとたまりも無い。

　まあ、その辺は中国ですからね、しょうがない。

　しかしですね。コランダム同士で接触摩擦したらどうなるかというと、両方傷が付くわけです。擦り合うと。

　で、念のため、ケースは破棄して、宝石を優しくお湯で洗いまして、洗浄しました。

　ルビーは最初からケースには入ってなかったけれど、これも、多分、ダイヤモンドクリーム（コンパウンド）でフィニッシュ磨きしてるはずだから洗っておいた方がいい。し、コランダムの欠片とか付着している危険もある。

　まあ、当然、職人は最後にちゃんと水で洗うんですけど、中国ですからね。何か心配。

　これ言い出すと、東急ハンズで買った物も、多分、ケース内部には危険な粉塵があるわけですが、ケースを開けたりしない限りは大丈夫。

　問題は、新しくわたしの家にやってきたこの宝石たち、どうやってケースに保管するか。

　上の写真では、ガーゼとティッシュでクッション材を作ったのですが、いまいちなんですよ。

　何かいい素材無いかな、と今けっこう悩んでいます。

　まあ、雑談でした。