奈良県展パス

成海瞳の鬱(うつ)日記

 こんばんわ。瞳です。表題なんですけど、今回の奈良県展、去年の12月に終わってました。

 前回の奈良県展と、市展「なら」は出展しました。このとき、いわゆる美術専門の運送業者には、当然依頼できないわけで(受け付けない)、個人事業主の赤帽さんに頼みました。赤帽さん利用する方けっこう多いです。

 トラックに同乗して会場まで同行する人もいるみたいですけど、わたし、そういうの無理だし、そのときの業者さんにはずいぶんと無理をお願いして、搬入・搬出手続きとかまで全部してもらって全く感謝です。

 個人事業主の運送業者の赤帽に電話で依頼すると、片っ端から断られるなかで、唯一引き受けて下さった方でした。ずいぶんと仕事とかいろいろこれまで苦労された方で、最後の市展「なら」のときには、「まあ、ふつうはこんなことまで引き受けへんで。」と言われてしまいましたが、それはまったくそうで、恐縮です。同じ身体障がい者のよしみということでした。

 で、年末にはカレンダー持って、挨拶までして下さったんですけど、奈良県展の開催とか時期とか完全に忘れていて、なにしろそれどころか、いろいろ係争案件で大変でしたから。

 もう地方展は卒業かな

 いつも、書いてるように、奈良県展、市展「なら」というのは、けっこう難関で、著名団体の人も出品しておられるのだけれど、そろそろ卒業しようかなと思います。

 また、赤帽のひとにご面倒かけるのもどうかな、って思いますし。

 まあ、全関西美術展が再開されたら、こちらには出すだろうけど。なんか、大阪市立美術館、美術団体の地方展もまたできるようになったらしいし。

行動美術新年会

 一昨日の日曜日、行動美術の新年会がありました。

 大阪天王寺のMIOのお店なんだけれど、ややこしい。あれ、この会場レストランってどこなの?

 何か、建物がMIO本館と別らしい。けっこう迷いまして、時間ぎりぎりの一番最後。

 で、席の抽選券とかもう無くて、何と最高顧問の先生と同テーブルの席があてがわれてしまいました。

 本当は濃厚な味の中華料理だけれど、味も分からない。

 大学生時代、奈良二紀会の忘年会で、当時の奈良支部最高権力者で、我が師匠と何かと仲の悪いT先生という方がいらっしゃいまして、派閥争いで、将棋の飛車角のわたしの取り合いの最中でした。

 まあつまり、わたしを見込みあり、使える小娘、と認めて下さっているのは光栄でしたが、わたし、この奈良支部長と大学の指導教官との板挟み。結局、そのあともかなりのいろいろゴタゴタがありまして、なにせ、大学の指導教官がつむじ曲げたもんだから、おかげで人生台無し。二紀会とか当時、怖かった。今は知らないけど。

 それは、ともかく、その二紀会忘年会のときですね、この奈良支部長から、お酌の作法を仕込まれまして(若手は、とりわけ女はお酌して回るしきたり。)、それが、十年以上たってこの行動美術の新年会で役に立ったというのも・・・。

 まあ、スマホに例のデッサンの画像がありましたので、観てもらいました。

 これは、よかった。いろいろ勉強になりました。この先生、デッサンの達人で有名です。で、わたしのデッサン、例のブルータス(兄貴の作品)、とコカ・コーラ。これらのわたしの作品は、質感が無いとのこと。そうなんです。さすが。これ、ブルータスはデッサンの正確さの検証作品でしたから、兄貴、コントラスト強く描いてましたから。

 コカ・コーラは、勤務高校で描きましたから、任用期限切れで時間切れ。もっと描きこみが必要でした。

 ああ、蛇足ですが、わたしの長い教師生活で、唯一、よかったのは高校教師のこの時期だけ。

 思い起こせば、小中校時代は一体何だったのだろう。安月給でこき使われて、教育の本質から外れるバカみたいな慣習、行事ばかりに奔走の毎日。まったく、悪夢の時代。暗黒の時代。おまけに最後は体を駄目にされてしまって今は満身創痍の杖の毎日。

ついでの話題。モハPさんの意見への反論

 元証券マンのモハPさんの動画ときどき観るんですけど、アジアとか中東とかの事情がよく分かって勉強になります。

 で、昨日の記事で神戸市が中学の部活を廃止して、すべて完全に民間に委託するという件について意見を述べられていました。

 モハPさんは、どちらかというと、部活肯定派の方のようです。

 でも、現場を知っているわたしは敢えていいます。神戸市の判断は画期的です。今後全国に広がることを期待します。

 部活のいい面。これ、はっきり言いますけど、幻想です。

 健全なスポーツ少年少女像は幻想です。結局ワルはワルだし、高校野球の女性記者が部員に襲われることも実際あります。さらに、部活経験がそれほど社会で役に立つということは無いです。確かに採用で必ず聞かれる項目ですし、推薦入試などでも、有利なのは事実です。中には部活の経験で困難に打ち勝って生きていく人もいるでしょうが、実際には部活とはそれほどのものでもありません。

 民間委託に関しては、小学校向け水泳教室などで、このパターンはすでにある程度の成功実績はあるわけだし、民間への完全委託はうまくいくのではと思います。

 ただし、完全に民間に委託してしまうこと。でないと、中途半端に学校職員に顧問の名目がついたりすると、結局休み無しで何かと引き出されることになってしまいます。つまり、民間完全委託だと、事故等があっても、委託側の責任となります。学校が、責任を負う必要が無くなります。これは、大変大きなメリットで、旧態依然の「聖職の碑」の呪縛からの解放を意味します。学童保育のように、別組織にすればいいのです。これにより、教師への過剰かつ異常な要求は、激減することになります。

 もちろん、貧困家庭とかの問題もあるでしょうが、それは別課題として政府が取り組むべきこと。

 繰り返します。健全なスポーツ青少年には、健全な精神がやどる、というのは全くの幻想です。「こいつ、これでも本当に元野球少年だったの?」というのが実際多いです。これ現実。

 

このページの先頭へ