制作、搬入間に合った!
今日が、運送屋さんの搬入日でした。間に合いました。
昨日の、23時に起床してぶっ続け。今、お風呂から上がったところです。
東京国立新美術館は、各団体、(吊り金具)が必要なんです。(まあ、付けなくても、運送屋さんが釘を打ってくれるんですが。)これ、100号以上の作品では、耐荷重70kg以上のしっかり金具が必要です。最初はこれを付けながら、のんびりウォームアップしようと思ってたんですが。
取り付け位置が、裏面木枠のどの位置(上端から何センチとか。)を忘れてしまい、前のF130号の作品と同じ位置につければまあ、間違いないのだけれど。何か、その辺、作業の始めはきっちりしたいわけです。
二紀展では、上端から10何センチとか指示があったんだけれど、思い出せない。独立美術では、下端から140cmとあったので、それにならおうと思いまして、位置決めをしました。
が、片方は難なくミリ単位で取り付けられました。といっても、これ、木ネジが金具一個に10本もあるのでけっこう大変。
で、反対側も同じ調子でさっさと付けようと思ったら、何か、2mmばかり上になってる。強度が落ちるので、打ち直してはいけないんです。2mmずれても、会場で吊るためのワイヤーは調整できるんですが、なんか気分がよくない。しかも、少し傾いている。これも、気に入らない。いつもは平気なんだけれど。
まあ、木製のキャンバスだから、本体自体にそれほどの精度は無いわけだから、それほど気にしなくてもいいんだけれど、最初から何かつまずきました。これだけで、30分も作業停止で悩んでしまいました。おそらく、前日までの疲れが精神的にも出ているんでしょう。変に完全主義。
次に、額縁の四隅のガードを造らなくてはなりません。ヤマト運輸では、業者側が作品の厚みに合わせて段ボールなどで、造ってつけてくれるのですが、普通の運送業者では、自分で、造らなくてはなりません。
わたしの作品は厚みが額縁より出ているので、発泡スチロールでスペーサーを付けなくてはならないのですが、これもまた、予想より大仕事。
これらの作業だけで、もう午前3時を過ぎたのかな。肝心の作品の作業に入れない。何やってるんだろう。
連日の疲れの蓄積です。この自覚の無い疲労って、本当に怖いわ。
で、一休み。して、甘いもの。買い置きチョコレートと先日頂いた十勝のお菓子をいっぱい食べて腹ごしらえ。暑いので、ファンタもがぶ飲み。
頭冷やして、いざ作業開始。
でも、みるみる朝が近づいてくる。作業はなかなか進まない。進んでるんだけれど、時間がかかる。
追加のスニーカー3個は奇跡的に昨日までに間に合って、あとは画面に取り付けるだけなんだけれど、これが、なかなか、なんというか、ぬかるみに足を取られているように、なかなか進まない。
縫い針に、なかなか糸が通せない。焦るわ、ああどうしよう。
取り付けた後も、糸が緩まないように、ボンドをつけて、さらに、スニーカーに仕上げのグロスポリマーメディウムというコーティングをしなくてはなりません。
これらの乾燥時間が心配。これ、アクリル絵の具でやっているから、何とかできるんですが、油彩だと、完全にアウトの状況。
外が明るくなってきて、ぼちぼち通勤の人たちも出勤していって、気持ちばかりが焦ります。
業者さんはいつ来るかわからないし。
何とか、画面に全部取り付けた
のが、もう午前8時頃。時計見るのが怖い。
水性ボンドは乾くのが早いので、ここまでは、まあ、大丈夫。
問題は、仕上げのグロスポリマーメディウムのコーティングをやるかどうか。
これが乾く前に、業者さんが来るとアウト。(他の作品にくっつくから。)
アクリルメディウムも乾くのが早いのですが、いわばギャンブル。賭けはできない。
塗ってない分は諦めよう。それより、額装しなくては。これ大作業。
何せ、わたし足の麻痺で大変。でも、これは最後の作業。今はできない。
額装してしまったら、メディウムが塗れない。この作業は作品を寝かした状態でないと、垂れてくるんです。
午前9時を過ぎて、業者さんに電話をして、何時くらいになりますか。と問い合わせました。
そしたら、午後になる、とのこと。
ああ、よかった。
メディウム塗っても十分乾くわ。助かった。
ということで、何とか予定の工程は完了しました。完成までこぎつけることができました。
旭川の子が手伝ってくれたんだ。本当にありがとう。
入選とか結果はもうどうでもいい。これ、今の本心。
やり遂げたことで十分です。一応、作品の出来は満足。関西行動展のものよりグレードアップできたし。
業者さんの到着が遅いということは、出品者が多いということ。今年の本展は多分激戦になるんだろうな。
今、意識朦朧状態で書いてます。ミスプリとか多いとおもいます。また、加筆します。
とりあえず、昨日からブログに来て下さっている方々にご報告でした。