タイヤ替えた・タイ焼きとの関係

瞳の鬱(うつ)日記

 こんばんわ。瞳です。上の写真、わたしの右手の甲。このところ、強迫性障害(潔癖症)がひどくて、手を洗いすぎて荒れ放題です。

 ところで矢印の部分に鉛筆の芯が入ってます。

 これ、まったくタトゥー状態。中学の時に、鉛筆で刺されました。もう余裕で十年以上、二十年以上経つのかな。一生消えない傷です。 

 しかし、わたし、小学校のとき。いじめをしてしまった。その、報いかな。戒めの傷。

 PCXのタイヤを替えた

 で、表題なんですが、久々のバイクネタです。でも、これっきり。

 兄貴が乗っていたPCX3代目?。兄貴はPCXは基本的な車体設計がいい、とか言っておりましたが、わたしは最悪だと書きました。

 何せ、あの足回りの悪さ。特にサスペンションの酷さ、タイヤの酷さは・・・わたしには、もはや完全に暴力。

 普通の路面で跳ねまくり。特にマンホール付近を通過したときなどは(マンホールを避けても)、完全に車体が跳ねて宙に浮きます。

 これ、痛いのなんのって。本田の設計者、〇したい。と本気で思います。

 PCXのサスペンションは、聞くところによると、体重のある男性の方でもかなりキツイということで、本田は何でこんなものを造ったのか。

 で、去年かな、確かヤマハのシグナスのリヤサスがPCXにそのまま流用できるらしい、というので交換いたしました。

 それと、フロントフォークのフォークオイルの粘度を落として、さらに油面を下げてフロント荷重を増やしました。

 これで、だいぶマシにはなったんですよ。

 ドラレコのGログをみても、縦方向のGは3Gに達する(多分超えている。グラフの表示限界。)のは変わらないのだけれど、グラフの波形が元のオリジナル状態だとギザギザだったのが、丸みを帯びてだいぶ乗り心地がソフトになっているのが確認できました。

 でも、マシになったとはいっても、決して操縦性を含めていいとはいえないもので、PCXに乗るのは苦痛でした。

 これ、多分、ミシュランタイヤの影響も大きいというのは予測していて、ブランドイメージで購買意欲をそそろうという魂胆は見え見え。しかも、例によって燃費稼ぎのために、トレッド剛性は構造、コンパウンド共にカチカチなんだろうな。というのも分かっていました。

 で、今回、そのカチカチコンパウンドのリヤタイヤも摩耗限界がきまして、交換することにしました。お金が無いのでリヤタイヤだけの交換です。当然国内メーカーのダンロップタイヤにしました。

 結果。全くの別バイク。

 今まで、わたしの体重に合わせて、タイヤ空気圧は前後とも1.7kgf/cm2にしていたんですけど、ダンロップの場合どんなものか、というのもみてみたかったので、2kgf/cm2で乗ってみました。

 走り出してすぐに(おお!素晴らしい!)。路面の凸凹も気にならない。そして、何よりマンホール上を突っ切って走っても、跳ねない。跳ねない。信じられない。

 やっぱりタイヤも犯人だったのか。

 で、ライディングも知らず知らずのうちに、大きなリーンインスタイルになっている自分に気づきました。(ハングオフはもうしません。)

 つまり、乗り心地と共に、操縦性も向上しているということ。

 (これが本来のこのバイク、PCXの操縦性なんだ。)

 確かに、このバイクは兄貴がかつて言っていたように素性がいい。

 エンジンは、以前から書いているように申し分ない。つまり、本来はこのPCX、いいバイクだったわけだ。

タイ焼きの尻尾

 これなんですが、タイ焼きね、あんこが尻尾までちゃんと入っているかどうか、これなんですよ。

 わずかなあんこをケチって尻尾は皮だけ、というのは、そんなお店ではお客はじきに離れていきます。

 今、日本の某コンビニとか食料品メーカーで見られるコスト削減のせこい策略。消費者は騙されません。そんな商品はすぐに見放されます。

 PCXもそう。全く同じ。バイクの肝心要の足回りでコストを削るなんてことするから、せっかくのバイク性能も台無し。

 わたしが、フロントフォークのチューニング、リヤサス交換、リヤタイヤ交換で要したトータルの費用はおよそ5万円程度です。これは、馴染みのショップの店主さんが、工賃サービスしてくれたおかげもあるんですけど、製造部品卸の段階ならもっと安いはず。つまり、わずか数万円の製造コスト削減のために、バイク自体の性能を台無しにしてしまっていたんですよ。本田は。

本田スピリッツはどこへいった

 わたし、かなり昔になりますけど、兄貴に連れられて鈴鹿サーキットのF1の予選を観に行ったことがあります。あの、アイルトン・セナがマクラーレンホンダに乗っているのを、鈴鹿サーキットのその場にいて、実際に観ました。

 伝説のセナ足で、鈴鹿の逆バンクを抜けていくセナのホンダF1マシン。

 ホームストレートを駆け下りてくるセナのホンダF1マシン。(当時はまだ各車50m看板手前でブレーキング。)セナはブレーキングポイントですぐにシフトダウン。エンジンブレーキを最大限に利用しているのが驚き。

 あのホンダサウンドは、あのホンダパワーは、あのホンダスピリッツはどこへ行った。

 

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