シン・ウルトラマンを観に映画館へ

瞳の鬱(うつ)日記

 こんばんわ。瞳です。昨日、ふらりと大阪難波のTOHOシネマズに映画を観に行こうと思いました。本当は、「トップガン」が観たいのだけれど、来週金曜から封切なんですね。それで、ヘライザーちゃんがいい、と言っていた「シン・ウルトラマン」を観ることにしました。

 でもですね。実は期待はしていませんでした。が、他に面白そうなものもないのでしょうがない。

 さて、映画館なんて「永遠の0」以来で何年ぶりかな。近頃は心も体もしんどいので、鬱なのに気晴らしにふらりと南(大阪・道頓堀、難波付近)に出かけたわけです。ネット予約したら1700円(IMAX)なんですが、高いのかなこれ、良く分からない。

 最近の映画館のつくりというのは、シネマ・コンプレックス、いわゆるシネコン。映画「レインツリーの国」に出てくるのがスタンダードで同じ雰囲気。でも映画とちがって今回は、わたしはひとり。

 ただ、映画と同じことも二・三がありまして、それは、DQNのおにいさんに後ろから突き飛ばされたこと。そうか、最近はぶつかりおじさんならぬ、ぶつかりおにいさんもいるわけだ。(邪魔なんだよ!)という感じありあり。

 この日は、化粧も濃いめで恰好もあれです、黒地にピンク模様のパーカー、ピンクのナイキエアーマックスと非常に軽い感じの女。しかも、TOHOシネマズの入り口どこだっけ、(分かりにくいんですよ。これ。)とスマホ観ながら歩いていたから、傍から見たら馬鹿女そのもの。

 で、いきなりドカンと後ろから衝撃を受けて、わたしワー!とかギャー!と悲鳴を上げまして、でも映画「レインツリーの国」のひとみさんみたいに、転んで怪我をしなくてよかったです。でも映画みたいに「待てや!お前ら!」と怒ってくれる彼氏同伴者もいなかったし。DQNおにいさんは凄い速さでさっさと行ってしまって、後ろ姿しか見えない。「レインツリーの国」で、西内まりやさん演じるひとみさんを突き飛ばしたDQNのイメージそのままです。大阪・南(みなみ)っていうのは、まあ梅田(北)もそうだけれどガラが悪いです。

 でもこれが幸いというか、匿名の顔の無い誰かというイメージしか残りませんでしたから、この3月に中学でわたしに暴力ふるった教師のときとは違って、ああ、汚らしい。とかにはあんまりならなかったです。今病院から処方されている薬が効いているせいだと思います。かばんも汚れていいものだったし、その辺はパニックになったりとか大事には至りませんでした。よかったです。

 で、映画館の入り口は無事みつかって、エレベーターに乗るときは、男性の方々が親切でした。さっきのわたしの災難見ていてくれたのかな。

 そんでもって(重量オーバーです。)がなったとしても、わたしはひとみさんと反対に耳が聞こえすぎるので大丈夫です。

映画

 「レインツリーの国」の映画のシーンみたいに、映画がつまらないところも同じでした。IMAX(特別料金)の映像システムというと、大きな博覧会などでいつも目を見張るような映像マジックを見せてくれるのです。何と驚くべきことに、あの1970年大阪万博の頃、すでにこの会社が映像システムを展開していたそうです。成程、蓄積されたノウハウがあるわけなんだ。

 で、凄い大画面、高精細画像で引き込まれるような映像が観れるのだろう。と期待してました。だから、映画には期待していなかったのだけれど、映像には期待してました。

 でもね。別段普通なのよ。これが。まあ、「永遠の0」(非IMAX)のときのようなピントの甘いようなダルさはないのだけれど、くっきりしていてその点はいいのだけれど、それだけ。

 極論、家で46インチハイビジョン観てるのと大して変わらない。ああ、なんでかな。もしかしたら、家庭用4K大画面の方がどう見ても綺麗だわ。

 もしかしたらスクリーンの大きさが足りないのか。これはシネマ・コンプレックスの弱点だな。聞いた話なんですが、大昔、大阪梅田のOS劇場という映画館に、修学旅行が「ベンハー」だったかな。観に来てたそうです。シネラマ大スクリーンの劇場らしかったです。今はありません。

内容

 ヘライザーちゃんのように、若い子とか「ウルトラマン」を初めて観るんなら、確かに面白かったかも。でも、私たち大人は大抵もうウルトラマンのほとんどのストーリーは知っている。

 だから、脚本がつまらない。だって、全部知ってるんだもの。ただ、リメイクしてるだけなんだよこの映画。

 映像は確かにいい。「巨神兵」より進化している。だったら、何でおじ様たちの懐かし祭りみたいな内容にしてしまったんだろう。残念。あれもこれも入れたいのは分かる。でも、盛りすぎ。

 わたしはね。山本 耕史さんのメフィラス星人がとても良かった。極論、このエピソードだけで本書いてほしかったわ。それも、「宇宙人同士で戦うのはやめておこう。」という結末のままでも、変えてもいい。から、オリジナルの脚本書いてほしかった。

 あくびが出そうになったころ、山本 耕史さんが出てきて、おお、これは。と思ったのだけれど、すぐに終わってしまうのよ。メフィラス星人。

 ただ、お隣の男性が上映前から最後までずうっと食べ続け、飲み続けていたのが不思議でした。おなかいっぱいにならないのかな。

 わたしなんか、必ずトイレに行ってから座席につきます。上映中は余分な水分は極力取らないようにしないと、女性はトイレが大変ですからね。

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