もがき抜いた
こんばんわ。瞳です。昨日になりましたが、ようやく新しい洗濯機が届きました。古い旧サンヨーの洗濯機、本当に最後の最後まで何とか頑張ってくれた。20年以上も本当にありがとう。
阪神優勝セールとかで、納期が大幅に遅れるなか、洗濯物がたまってきて(あともう1回、なんとか頑張って。お願い。)
洗濯運転中、何度か途中で止まりながらも、最後の洗濯、きっちりきれいに洗い上げてくれました。
業者さんが新しい洗濯機を持ってやってくる前、新しいのをセッティングしてくれる前に、洗い場のパン(水受け)付近や、壁などカビ落としの掃除をしておきたかったので、不自由な体で、重い洗濯機を何とか玄関まで運びました。
このときも、本当にいい子。持ち上げようとしたら、重すぎてやっぱり無理かな。とか思ったんですが、何とか少しずつ動いてくれる。しかも、壁やら敷居やら家具やら洗面台に接触して傷つけることもなく。
いい霊がまだついてくれているんだな。
運送屋さんが驚いていました。華奢・細身で片足引きずるわたしを観て、「どうやって運んだの?」。(この子が自分で動いてくれたの。)と心の中で。
なんか、寂しい。お別れでした。
昨日の記事の続き
『中卒・東大一直線 もう高校はいらない!(ちゅうそつとうだいいっちょくせん もうこうこうはいらない)』(1984年2月3日 – 3月30日に毎週金曜日20時から放送されたTBSのドラマ、全9回。)ウィキペディアより
というドラマがあったのをご存じでしょうか。何度か再放送されていたと思います。
おおまかなあらすじは、坂上 忍さん演じる磯田元という中学生が、服装の校則に従わず教師らからいろいろ迫害に近い扱いを受け、高校進学を諦めざるをえなくなるというものです。
これに対して、塾経営をしている父親の菅原 文太の勧めにより、磯田元は高校進学を断念し、『大学入学資格検定試験』を受ける決心をするというものです。
この親子、いつもよく書店通いしている勉強家、知識人なんですが、興味深いというか、心に残るシーンがあります。
お父さんの菅原 文太が『大学入学資格検定試験』を勧めるきっかけとなったのは、書店である地味な装丁本を見つけたのがきっかけです。地味な装丁というのは、カバーも無く、紙質も大してよくもなく、背表紙に素っ気なく『大学入学資格検定試験』と書いてあるだけの本。普通は見逃してしまうだろうし、見向きもされない。
実は、わたしがこの『大学入学資格検定試験』とうものの存在を知ったのも、偶然本屋でこの本を見つけたからなんですよ。
まさか、この本を手に取ることによって、人生が変わるなんて予想もできない。この本の中身をパラパラを観るうち、わたしの背筋に電流が走りました。
おそらく、ドラマのお父さんの菅原 文太さんも、同じだったと思います。
「高卒と同等の資格を得られる国家試験があるなんて!」うそでしょ。夢みたい。
実在の人物をモデルにしていて、磯村さんという方で、この方、実際に『大学入学資格検定試験』を経て、東大へ進学されました。
「どうせ、こういったことは、非常に希なケースで、きっとこの方は秀才だったんだろう。世の中、そんな奇跡は滅多に起きないよ。」
ときっとみなさんお思いになると思います。
でも実は、けっこうあるんです。あったんですよ。この時期。こういったこと。
わたしの場合も、さすがに東大までは無理でしたが、国立大学に入学し、学費免除まで受けてしまいました。
(奨学金の高額負債問題。今現在、多くの大学生が卒業時点で数百万円の負債をかかえ、40代まで返済を続けている。などということを考えると、自分でも奇跡としか思えません。)
これ、決して自慢しているわけではありません。これに至るまでは地獄の日々でした。これのくわしくは、後日にまわすとして、ひとまず、このドラマについて書きます。
今では考えられないような、良質のドラマ。リアルなドラマ
なんですよ。実際教師になってから、改めて実感します。
ドラマの中での長塚京三、谷隼人ら演じる担任その他の教員の、主人公、坂上 忍さん演じる磯田元への仕打ちの数々は、ドラマ上の演出だろうとみなさんは感じられると思います。
でも、わたしが実際の教師になって、実際にこの目で観てきた職員室の光景は、ほぼこのままなんですよ。
もちろん、勤務した学校全てではありませんが、このドラマそのまま、といった例はけっこうありました。
このドラマ、かなりリアルなんです。元が実話だというのもありますが、ドラマの脚本家をはじめとして、制作陣はかなりの取材をして制作したのだということが分かります。
実際の教育現場、学校、教室、職員室には金八先生はいません。いないんですよ。いくら望んでも、ああいった先生は、金八先生はあり得ないんですよ。
最近は、モンスターペアレントの出現により、教師達は保護者を恐れるようになりました。それに伴いこういった例はなくなりつつあります。が、高校入試がある中学では、今でもそういった傾向をよく見ます。
特に、高校では、極論「我が校にご不満おありならば、止めて頂いても一向にかまいません。」ですから、中学と高校の違いはあれど、このドラマそのままの世界でした。
「大学入学資格検定試験」は簡単だと安易にアドバイスしてはいけない。結局、全日制高校に通うのが一番楽。に続きます。