またまた水晶玉の話で恐縮です。
おはようございます。瞳の鬱(うつ)日記です。
このところ、世の中大変です。例のトランプ元大統領の暗殺未遂事件なんですが、いろいろ陰謀論などもありますが、実際かなり、やばかったです。(つまり、やらせとかはあり得ない状況。)
犯行に使用された銃は、AR-15とのことで、アサルトライフルという分類になります。ベトナム戦争の映画に必ず出てくるあの持ち手のついているM16ライフル銃の系統になります。今現在はM4ライフルがこの系統の主流です。まあ、つまり、犯人は「ゴルゴ13」状態だったわけです。
使用される銃弾は、現在は5.56mmNATO弾という銃弾で、「ゴルゴ13」では、主人公が、M16ライフルを狙撃に使用しているのですが、実は、精密狙撃には適さない銃弾といえます。
歩兵が携行することなどから、銃弾自体が軽量であることが特徴で、発射初速が非常に速く、かつ威力も強力です。
しかし、ライフルといっても、いわゆる第二次大戦中のカービン銃に近い部類で、威力が強力といっても、有効射程距離は500mとされていますが、ベトナム時などの話では300mでは弾頭が軽量なため、かなり着弾がちら張り気味であったと聞きます。つまり、ふつうのライフル用7.62mmNATO弾などには及びません。
とはいえ一般に、AR-15ライフルにとって100mは至近距離であり(この距離で拳銃で命中させるのは至難の業。)、今回のような場合、トランプ氏は本当に九死に一生を得たわけです。おそらく、風や太陽熱などの気圧の影響で弾道が僅かにそれたようです。
これが、通常の7mm台の口径のライフル弾だった場合は、まず・・・悲劇となっていたでしょう。
つまり、裏に何があるにせよ。トランプ氏は本当に命を狙われていたわけです。
これ以上は、怖いので書けません。ただ、分かっていることだけ簡単に確認しておきます。
間違っても、支持率アップのために「やらせ」をやったなどという馬鹿なデマは信じないで下さい。
それにしても、この事件時。株価をはじめ、有事の金価格、為替に何の変化も無かったのは正直、驚きました。ああ、これ以上書いてはだめだな。
さて、表題。
わたしの生活圏のスーパーマーケット。JR大和路線王寺駅のリーベルがリニューアルした話を書きました。そして1階食料品フロアーに、パワーストーンのお店ができたことも書きました。
で、お店の人に、6cm級の人工水晶と書いてある商品について、「これ、練り水晶でしょ。」とか言ったことも書きました。
で、懲りずに、わたし、先日もう一度このお店に行ったんです。ルーズリーフ(ノートの紙)一枚持って。
あの6cm級の人工水晶が気になるわけです。もしもですよ。練り水晶でなくて、人工結晶の水晶だったら1万4千円は妥当な値段です。
しかも、今のご時世、何度も書いているように、ロシア製の人工結晶水晶が枯渇状態の中で、人工結晶水晶に巡り合えたのなら、しかも6㎝級の玉に。これは幸運と言わなくてはなりません。
お店に入って、じっと水晶眺めてました。お客はいません。でも店員さんはまったく寄ってくる気配が無い。(ああ、わたし、覚えられてるな。)
でも、じっと立って眺めてる。アメジストの玉は売れたみたいでもうありませんでした。まあ、あれはいい品だったな。明らかに、一目で本物と分かる。大きな欠点も無かった。しかし、いわゆる白水晶・透明なものは要注意。用心しないといけません。
5分くらい経ってようやくこの前のおばさんが声をかけてくれました。
で、わたし「この玉見せていただけます。?」と言います。
すると、快く、客席に招いてくださり、黒いトレーに玉を入れて見せてくださいました。
そうなんですよ。黒い下地があると、石の内部の欠点、インクルージョン(内包物)、傷、クラック(ひび)などがよく分かるんです。
ざっと見た目、先日と違ってまあまあクリーンで綺麗。人口水晶と書いてある透明シールが貼ってある。
わたし、おもむろに「あの、これで確認してもいいですか。?」といって、カバンからルーズリーフ一枚を取り出しました。
店員さん、少し、驚いた様子でしたが、「どうぞ。」と言って下さいました。
まあ、意味は分かってるんです。わたしが何を確認しようとしているのか。
わたし、大胆にもおもむろに、トレーにルーズリーフをしいて、その上に玉を載せて入念にチェック開始。
そして、ほぼ瞬時に結晶水晶ではないことを確認。つまり、「複屈折」が確認できない。
どんなにくるくる回して観ても、ルーズリーフの罫線や文字はくっきりはっきり一重のまま、鮮明に拡大されて見えるだけです。
くるくる回してみるのは、天然物の場合、二重に見える角度というのがあるわけです。だから、期待を込めて、入念に回してみて、線や文字が二重に見えないか確認したわけです。
ああ、残念。やっぱり「練り水晶」(石英ガラス)だったか。
店員さんがわたしに聞いてきます。このわたしのしていることについて。でも、本当は意味をちゃんとご存じのはずなんですが、当然のことながら本職なんだから。
でも、まあ、一応わたし解説。「これは、線とかがね、一重に見えるでしょ。この玉はガラスなんです。溶かして固めたもの。だから、結晶していないんですよ。(つまり、水晶じゃない。)結晶している人工水晶だと、二重に見えるんです。複屈折といいます。それだと本物の人工水晶。」
すると、店員さん、さも驚いた風に「へえー、そうなんですか。お詳しいんですね。」(知ってるくせに。)
わたし、「いえ、そんな。わたし、水晶玉集めてるもんで、いろいろ、ちょっとは、そのへんのところは。また今度、結晶してるの入ったら教えてくださいね。」
店員さん。愛想笑いで、「ええ」とおっしゃって下さる。
わたし、「すいませんね。お邪魔しました。本当にすいませんね。」とお店を後にしました。
まあ、我ながら、厚かましいというか、鬱なのによくまあ、大胆なこと。
食料品コーナーですよ。週に2回くらいは行くわけですよ。ああ、まあ、なんというか。
まあ、本物の人工結晶水晶、あるとこにはあるから。今でも。事実、わたし、この前、安値で4cmの大玉と3cmの玉、譲ってもらったもの。
業者さんだったら、なんとかその気になれば仕入れることできるんじゃないの。いい品置くと、わかってる人にはわかるよ。いい顧客が付きますよ。
円偏光板での検査です。これ、不思議なんですが、反対側から観ても、渦巻きの向きは変わらないんですよ。
4cm級天然水晶玉のチェック
この天然の方の大玉の渦巻きチェックは、今までしてなかったので、念のため検査しました。やっぱり、いわゆる左巻きなんですね。
今回、ついでに天然水晶玉の精密検査を、拡大鏡と強力ライト(普通光)でしました。確か昔にぼーっと玉を眺めていたとき僅かな曇りがあったような記憶があったので、それを確認したかったんです。
すると、玉の表面に幅1,5cmくらいの丸い結晶成長線がありました。普通に見た目には、全く分かりません。見えません。天然物の注意点です。
詳細に確認すると、成長線というより、結晶境界面のようにもみえます。いわゆるゴーストクォーツ(ファントムクォーツ)です。
これは、サイズが少し小さくなりますが、あと2mm弱くらい研磨したなら消える表面の位置なのですが、研磨職人さん、おそらくわざと残した感じ。
まあ、天然物の味わいですね。内部は完全にクリーンのようです。かなりの上玉です。
いまなら10万円以上確実。もっとするかな。
学んだこと。
水晶玉の「宝石鑑別書」に、よく「微細な内包物、成長線を認む。」と記載があります。というより、ほとんど必ずといっていいほどあります。
天然物は、水晶に限らず、インクルージョン(内包物)等は必ずあるということ。
これ、わたしの玉のようにまったく表面で、しかも、傷ではなくて、ゴーストクォーツ(ファントムクォーツ)ならいいのですが、玉の中心付近にインクルージョンとかある場合はちと気になるかな。
でも、まず、必ずあると思っていい。これはダイヤモンドなども同じです。
水晶玉の場合、サイズが大きくなるほどそのリスクが増えるわけで、たとえば、4cmと5cmですでに大違い。
やはり、大玉は信用のある専門店で、信用のある「宝石鑑別書」付きのものを実際に手に取って確認してから買い求めるのが絶対条件です。
間違っても、ネットオークションはやめておきましょう。
もう昨日になりましたが、4cmのクリーン水晶の出品があって、写真は使いまわし。誰かが1万円少しで落札したのですが、速攻出品キャンセル。落札無効。で、一時間後くらいに最低価格2万円から再出品。
ヤフオクなんて、もう悪質詐欺グループの温床です。
追記:緊急警告
詐欺サイトなんですが、
「波動の安定したオートクレーブ水晶です。75mm」
という文言の入ったサイトも、すべて詐欺サイトです。
オートクレープの意味を知っているとうことは、ターゲットが結構マニアだということです。
オートクレープとは、人工水晶を製造する装置の事で、つまり、人工結晶水晶ということなんですが、
価格が異常に高いのがおかしい。
要注意です。
*ラクマやヤフオクなどにも出品がありますが、どうなのかなこれは、人工結晶水晶が10万円以上というのは、どうみてもまっとうではないし。やめておいた方がいいと思います。
とんでもないもの送ってくる危険があります。