しょうがないじょネコ。東京国立新美術館に行く。
こんにちわ。瞳です。昨日、久しぶりに東京六本木の国立新美術館に行ってきました。叔父が二紀展に作品を出しまして、招待チケットのハガキをもらいました。気晴らしに、ふらりとまた出かけてしまいました。
叔父なんですが、ここ最近は行動展に出していたんですが、またどういうわけか二紀会に戻ったようです。何考えてるんだかよく分からないのですが、数年ぶりの二紀会なのに作風をがらりと変えて出すなんてまったく大した度胸です。ベテランでも東京本展は無難に毎年同じテーマの作品を出しているのに、落選したら、とか考えないんでしょうかね。
これ大手有力団体の公募展のテクニックなんですが、審査員の票を確保するために絵の作風で覚えてもらうんです。大手有力団体は、今でも応募数が多いので、うっかりすると、自分の作品がスルーされてしまいます。だから、作風を変えるというのは、結構度胸がいることなんです。なのにあっちこっちの団体に作品出したり、画風ガラリと変えたりよくやるわ。
久しぶりに新幹線
東京へ行くときは、わたしはもっぱら飛行機なんですが、今回行きは新幹線を利用しました。何となく、列車の旅がしてみたい。とくに、駅弁を車内で食べてみたい。と思いました。
スマホのアプリ、新幹線スピードチェックというのが面白くて、GPSで速度が出るのですが、やっぱりN700系って速い。東海道でも290km/h超えてる。凄いバワー。在来線特急とは桁が違う。
車窓の風景観ながらいつも思うのは、レーシングライダーというのは凄いな。ということ。この速度で走っているわけだ。モトGPなら360km/h。想像もできない世界。こんな速度から100mで減速して、200km/hでコーナーに突っ込んでさらに減速する。とても人間業ではないわ。くわばらくわばら。やっぱりレースは観ているのが一番。
そうだ。今度久しぶりに鈴鹿に行こう。
列車は土曜日だけれど空いていて、駅弁食べるのに気兼ねはいりませんでした。これはなによりです。味噌カツ弁当を食べました。八丁味噌が甘くて美味しい。わたしは何でもお醤油かけたくなるのですが、これはこれでとても美味しい。
車内で駅弁食べるなんて、実は人生初の体験かな。一度だけあったか、何だかお隣が気になってあまり美味しくなかったな。幕の内弁当だったか、あれこれ入っていて、やけに忙しい感じだったのは覚えています。
でも今回、お隣はいなくてその点気兼ねもなく落ち着いて食べることができます。テーブルに置いて食べるより、弁当箱左手で持って食べると具合がいい。うん、美味しい。車窓の景色を眺めながらこれはいい。また駅弁しよう。
さて、品川で降りまして山の手線で新宿まで行きます。東京というとちっとも遠くに来たという感じがしません。
しょっちゅう来るからだけど、ひとつだけいつも戸惑うこと。エスカレーターの左右どちらに立ち止まるんだっけ。これ大阪と反対なんですね。最近は2列で立ち止まるようにアナウンスされていますが、あまり現実的ではありません。やはりどちらかを開けておくのが普通だと思います。えーっと。ああ左側が止まる側だな。確か。いつもこうです。
あまり混んでいなくて助かりました。座ることができました。まだ体がキツイのでなるべく座っていたいんです。
新宿から、やたらいつもややっこしい地下鉄で六本木まで行きます。ややっこしいのは大阪メトロも同じなんですが、東京は段違いに迷路。たしか大江戸線だったな。エスカレーターがやたら長い。地下深いこと。こんなんだったかな。ああしんど。
つづきます。ちょっと疲れました。
2021年10月20日 追加
六本木に着いて、これまた長いエスカレーターを上って地上へ出ます。この日は曇りで助かりました。例年日が強くて暑いのです。国立新美術館へは比較的分かりやすい道。
美術館にはゆっくり歩いて行きました。黒川紀章氏のモダンな設計。あの建物が見えてきます。中に入っていくと、あんまり混んでいなくていい。まずは3階から見ていきます。一般の部。美術展を鑑賞するテクニックというか、コツは最初は一か所に立ち止まらないで、さっさと一周観て回ってしまうこと。そのあと、もう一度最初から少しゆっくり目に気になる作品を観ていくのですが、これは足が疲れないための工夫。何せ作品数が多いので、最初からじっくり作品を観ていくと、じきに足に疲れがきます。元気なときでもそうなのだから、病み上がりのわたしはなおのこと。
佳作の部のコーナー。佳作というのは、選外佳作という意味で、補欠みたいなものかな。二紀の特徴。他でもあるのかもしれませんが、今でもやっているということは、今でも落選が結構あるのか。
でも結構いい作品があるのだけれど、どうしてこれ選外なんだろう。まあ、これほど描けるのなら次は入選でしょう。頑張って下さい。
みぃごろー:「おねえさん。お兄さんの作品が無いじょ。」
「無いね。どうしたんだろうね。大抵3階なんだけれど。2階に行ってみようか。」
みぃごろー:「おねえさん。お兄さんの作品だじょ。見つけたじょ。」
「うん。やっぱり2階にあったね。」
みぃごろー:「おねえさん。お兄さんの作品。賞(しょう)がないじょ。」
「うん。無いね。」
みぃごろー:「・・・・・」
「まあ、賞なんて余程の何か(師匠が二紀の委員で、その師匠が大学を定年退官したご祝儀のおすそ分けとか)イベントが無いと出ないのよ。大きい団体はそういうもの。」
みぃごろー:「へえー。そうなのか、だじょ。」
「または、何十年出品し続けるとかした人への、頑張ったで賞 かな。」
いつもの作品にホッとする。
2階からはベテランの常連さんたちの作品になります。大体毎年同じ絵なのだけれど、今年は何か懐かしくてホッとして癒されました。