週刊日曜日・職員室のボスざる

 こんばんは。

 明日朝から、急遽エアコンの交換工事なので、睡眠時間の調整(時差ぼけ直し)もかねて今日朝からいろいろ雑用。今日も酷暑だったんですけど、一階リビングのエアコンが一昨日突如ダウン。

 辛いので、昨日は、寝室から一日出ませんでした。でも、明日は業者さんが入るので、今日のうちに片付けとかしておかないと大変。けっこう、忙しかったです。汗だく。

 こんな暑い中、明日は業者さんが工事するわけです。まったく、恐縮、頭が下がります。

 故障した当日、一昨日はすぐに慌てて急遽、電気量販店でエアコン購入と工事の依頼でした。(予約でいっぱいだったらどうしよう。)だったのだけれど、なんとかすぐに来てくれるので助かりました。

 エアコンは例によって、ずうっと以前の記事にもありますが、余計な機能の無いもの。たとえば、お掃除ロボットとか、人感センサーとか、その他メーカーの意味のない差別化機能。大抵、これらは、本来の冷暖房効率を低下させるそうで、また、その余計な機能が故障する。

 お掃除ロボットなんて、ロボットユニットのメンテナンスの方がしんどい。家電の設計者って本当に馬鹿じゃないの。いつも思うけど、その特別機能というのも、実際の効果、ありがたみは無いわけですね。

 これ、『ジンクピリチオン効果』といいまして、年配の方ならお聞きになったことがあるかも。

 シャンプーだったかリンスだったかのCMで、声優の矢島正明さん(JR北海道の大橋俊夫さんそっくり)がよく通る声で「ジンクピリチオン配合」と声高らかに宣伝していました。これが、元の語源だそうです。つまり、「ジンクピリチオン配合」といわれても、一般の方々、わたしですら、このジンクピリチオンなるものが何なのか、どういった効果なのか、分かりません。でも、なんだか効果があるような印象を消費者に与えているわけです。

 まあ、エアコンもそんなもん。です。結局シンプルが一番。安くて壊れにくい。

 職員室のボスざる

 さて、先週のつづき。職員室の激務の意外な原因のひとつを挙げます。

 わたしの知り合いの校長先生とのお話でふと聞いたことがあるんです。なるほど、確かにと思いました。

 それは、「なんで、おばさん教師は家に帰りたがらないのかね。」

 そうなんですよ。おばさんのベテラン教師はいつまで経っても帰宅しないんです。夜の9時過ぎなんてざら。

 その校長先生、頭をかしげておられました。その、心理、実際謎なんです。

 冗談で、「家の夕飯の支度やらいろいろやりたくないんやろな。そんなとこかな。」とは言っておられましたが、うーん、何なんだろうね。

 多くは、年頃のお子さんもおられて、中にはその子が受験生の場合もある。(家、ほったらかしでいいんかいな。)

 

 で、9時過ぎまで職員室にいて何してるかというと、会議という名のおしゃべりです。はっきり言いますこれ。

 一般マスコミでいわれるような、部活、報告書などの書類作成、各種事務処理、授業準備、テストの採点、問題家庭の対応などとかは、当然ありますが、一般の平教師です。

 学年主任のおばさん教師は、部活指導の後、何かと会議をします。部活終了のこの時点で、中学なら6時半過ぎ。(通常の週2回の定例会議以外の学年会議。)当然、私たちも、付き合わされるというか、同席しなくてはなりません。

 その間、他の仕事はできません。でも、その会議という「おだべり・雑談」がいつまで経っても終わらない。この会議があると、まず8時過ぎまでは終わらない。9時過ぎも珍しくない。会議の内容なんですが、行事の事とか、さっさと決めましょうよ。ということを延々堂々巡りで話し続ける。「音楽会での女子のソックスは黒でそろえた方がええんちゃうか。」、「いや、それやったら、あの子黒ソックス持ってないねん。」、「うーん、せやな。どうしょう。お母さんに相談して買ってもらおか。」とか。

 つまり、その間、教頭、校長などの管理職もなかなか帰宅もできません。それでも8時を限度に遠慮がちに帰ります。

 最後まで付き合わされるこっちは、たまったもんじゃない。

 つまり、今マスコミでは『部活問題』が問題視されていますが、これは実際事実で深刻です。

 でも、通称『部活大好き先生』が大抵どこの学校にもいまして、学校、職員室というのは、村社会ですから、『部活大好き先生』がいると他の先生方も付き合わざるを得ない状況。

 しかし、この『部活問題』以外にも、ベテランおばさん教師という問題もあるんです。

 この職員室のボスざる。ベテランおばさん教師の存在は、実は職員室の激務の一要因。

 どうして、帰らないのか。いつまで経っても、家の事が気にならないのか。

 おそらく、家庭ほったらかし。のおばさん版。男性の仕事中毒で家庭を顧みないというのはよく聞きますが、おばさんにもあるんでしょうかね。

 主婦の仕事は、亭主がやってるんでしょう。つまり、家の家事がしたくない。なんて、その校長は冗談交じりに言ってましたが、実は本当だったりして。

 でね、ようやくおだべりが一段落して、お帰りになるわけですよ。そして、信じられないことに、夕飯を召し上がる。寝る前に。

 大抵車出勤だから、朝はそんなにきつくはないんだろうけど、まあ、6時前には起きるわけでしょうね。

 そりゃおばさん教師、太るわ。老化が進むわ。美容健康完全放棄の人生。ああ、恐ろしい。

 もし、わたしと同じ境遇の苦労をなさっておられるご同輩がいらっしゃるなら、使い古されている手なんですけど、おばさん教師には見え見えでバレてるんだけれど、(親の介護があるんです。)で逃げるといいです。というより、バレてるけど、そういってわたし逃げてました。身がもちません。 

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