職員室の風景・激務の根本(週刊日曜日)

瞳の鬱(うつ)日記

 おはようございます。瞳です。

 全然、学校任用依頼が来ないんですが、わたしが問題児だと知れ渡っているのは、大阪八尾市だけなんだけれど、世間では相変わらず教員不足が問題になっていまして、これって何で。任用依頼が来ないの?

 わたし、大阪府教委の教職員人事課に講師登録していて、大阪市にも登録しています。で、最近気づいたというか、思い当たったのは、わたしが障がい者だということも留意事項として申告しているのですが、どうも、原因これかな。

 一般企業では、一定数の障がい者の雇用が義務付けられているのに、こういった体質も教育環境の荒廃の原因なんだろうな、と思います。

 なんせ、小中学校では、やたらこき使われるわけですから、こき使えないやつはいらないわけです。

 講師は使い捨てです。雑用をやらせたいわけですから、体の不自由なやつはいらないわけです。(ついでに言えば、教育実習生も何かと雑用でこき使われます。彼ら、格好の人手なんですよ。可哀そう。)

 

 さて、先日、大阪府教委人事課に登録内容の変更を依頼しに出向きました。内容は常勤講師(正確には法的には通常の教諭と分類される。つまり、法的には教諭と同じ身分ということになる。)から、体がもたないかもしれないので、非常勤講師を第一希望に変更したんですよ。

 そのときの、体験。

 事務手続き自体は簡単で、書類に記入するだけでした。いっぱい関係書類を持って行ったんだけれど、重いだけだった。

 問題は、事務担当の女性職員。教職員人事課内には書類の記入等、各種手続きの机のある場所があるんですが、わたしが書類に記入を終わると、女性職員はその書類を持って手続き場所の後ろの事務職員部屋に入って行って、自分のデスクで事務処理を始めたようでした。

 わたしは、てっきり変更手続きが記載された新しい登録票を渡されるものだと待っていました。

 が、30分、経っても終わらない。1時間経っても終わらない、し、何も言ってこない。他の職員が、わたしの横を何人も通り過ぎていく。

 わたしは、ただ、何もしないで座って待っている。この明らかに変な状況に誰も何の関心も示さない。

 そのうち、さらに時間が経ってついに2時間経った。大阪府庁別館の終業チャイムが鳴り、わたしはついになんかおかしいと思いまして、他の職員を呼んで、「あの、さっきから待ってるんですけど。もう2時間経つんですけど。」というと、その職員、さっきの女性職員のところに行って何か話をしている模様。

 で、しばらくしたら、さっきの他の職員がやってきて、「手続きはもう終わっています。」とおっしゃる。わたし(え~!何これ。何なの。この扱い。)最初の女性職員は出てこないし、当然謝罪も無い。

 これが、教育行政の実態なんです。

 学校でいじめ自〇や、職員の過労〇が出るのも当たり前。

 ちなみにですね。

 大阪府というのは、公務員天国といいまして、まあ、何かにつけてこんな有様。

 もうかなり前、橋下知事が大阪府知事に就任して、当時いろいろ府庁で何かとありましたが、わたしも、彼の改革で給料下げられたわけで、あんまりよくは思っていないし、支持もしていないんですけど。

 彼がやろうとしていたこと、実は理解できるんですよ。要は大阪府庁という役所の腐敗し、たるんだ体質を正そうとしていたわけです。

 それほどかなり、当時の大阪の役所は酷かったみたいです。

 映画「ブラックレイン」で、マイケルダグラスが、府庁でロケをしたとき、女性職員たちが節操も無く騒いで彼の周りにまとわりついて、マイケルダグラスが怒ってしまって、撮影にならなかったということもあったそうです。

 でも、今でもあんまり根本的なところは変わってませんね。教育行政の役所というところ。

 ちょっと、長くなりました。本題に入れませんでした。続きます。

 書きたかったのは、教師の「働き方改革」の、実際・現実の問題点です。一般、マスコミには知られていないこと、書きます。

 (「週刊日曜日・職員室のボスざる」2024年7月7日に続く )

 

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