奈良県美術展覧会
おはようございます。瞳です。
例の奈良県美術展覧会の結果なんですが、無事入選でした。が、賞がつかない。
なので、あんまりうれしくない。まあ、これは贅沢なんだけれど、「わたしは、本年度の行動美術協会展の受賞者だぞ。」と言いたいです。こういうのって一昔前なら賞狙える状況。でも、時代が変わったのね。
で、先日の記事で書いていた審査員の心配。これ、どういうことかというと、人数からしてたったの3人。しかも、全員、描写系の先生方。(「一枚の繪」とかの系統。または、在野系ではない、いわゆる日展系といえば分かりやすいか。)
だから、明日からの開催だけれど、おそらく入選者や受賞者の作品は、描写系の絵画が多いと想像します。従来、少し前までは、わたしのようなモダンアート系が、この県展の主流だったのだけれど、様変わりしているかも。
昔は、在野系が力を持っていて、「奈良の風景などの作品は、選考から除外する。」と公言しておりました。(当時の二紀会委員:高瀬善明)
まあ、在野系だと、あからあまに自分の団体所属者を入選、受賞させますから、一般の方々から、かなりの不平不満を耳にはしてました。その辺りもあるのかも、とか想像します。
本当に、あからさまです。
これで、出品料取っているわけで、一般の日用画家の方々の不平不満は相当なものだったと思います。搬出のときに、「なんで落選なんだ!」と係の人に食ってかかる人もよくみました。
しかしそれでもまあ、例えば、わたしの場合、今回の審査員に、二紀会の先生がいたりしたら、二紀会とはいろいろありましたので、超危険だったわけで、その点では賞は狙えないけれど、無難ではあったかな。行動美術会の先生だったら、まあいいんだけれど、これも逆にいろいろ言われそうかな。
奈良県美術人協会
というものがありまして、わたし、絵画制作から相当長い間離れていましたから知らなかったのだけれど、今はこの「奈良県美術人協会」が奈良県美術展覧会を仕切っているようです。
わたし実は、このことは、全く知りませんでした。
この団体のことはよく知らないのですが、兄貴の属していた団体の先生方もメンバーで、別段、経歴がもの凄い先生方の集まりとかではないようなことを聞いていました。
で、少し調べたのですが、あんまり情報が出てきません。もちろん、安井賞入選者とかの著名先生もおられます。
在野系、日展系各団体両方の所属者(会員・委員クラス、或いはベテラン)で構成されています。
で、驚いたこと。
我が母校、奈良教育大学の美術科の先生が多い。
本年度の県展審査員のお一人も、奈良教育大学のOBで、卒業年は昭和52年だそうで、遙か昔でわたしがこの世にいる前。面識は全くないのですが、へえーそうなのか。という感じ。
だから、情実は全く期待できない。向こうもこちらも、お互いを全く知らない。調べるまでは知りませんでした。
だから、まあ、想像してみてくださいよ。あの「一枚の繪」とか「美術の窓」とかに載っている作品ばかりのなかで、よくもまあ、わたしのモダンアートを入選させてくれたものだわ。
で、来年2月の「市展なら」も描写系の先生方なんですよ。どうしたものかな、これ。出すの止めるべきかも。
奈良県美術人協会のメンバー
地元の奈良教育大学の派閥が多いですね。驚き。そんでもって、つぎに在野の強豪。
しかし、驚いたこと。例の自称美術作家の先生がいるではないですか。このオヤジ、実は、わたしと兄貴の先輩なんですよ。同じ大学。
この、ほとんど日曜画家がなんとメンバーに加わっている。会員・委員・ベテランクラスの中に。何なの、これ。こいつ一体何考えてるんだろう。(あんた歳くってるだけじゃん。)
自分で勝手にどんどん偉くなってしまっている。
この会は、一応推薦という形みたいだけれど、自薦でも入れるらしい。
まあ、「頑張ってね、先輩。」と言うほかないかな。でも、絵の実力をもっと上げてね。
まだまだわたしの兄貴には、才能はいうまでもなく、技術も到底及びません。
わたしの兄貴は、比留間先生(師匠)に「お前は、俺の弟子なんだ!」と大学院在学中に宣言されてしまっています。
本人は全然うれしくなかったらしいのですが、つまり、あっちこっち他に行くな(作品出すな)。ということであったらしい。
まあ、しかしまあそれは奥義皆伝たるゆえん、証なんですが。
この辺のゴタゴタ。けっこう面白いエピソードてんこ盛りなので、また後日に別記事書きます。
奈良教育大学同窓生からハミゴ
この奈良県美術人協会のこと調べていたら、恩師のお一人がお亡くなりになっていることを知りました。
わたしには、このことの知らせは全くありませんでした。
彫刻の先生。ユニークな人柄で、わたしの1回生のときの担任だったのに、非常に残念。無念。
下の写真のネコ、みぃちゃんが、大学の構内、美術棟のボスだった頃、この先生といつも椅子の取り合い。まあ、すぐに先生に追い払われてしまうのですが。
寂しいね。
知らせも無い。お亡くなりになったことも知らなかった。時々最近ふと思い出していたのも何かのむしの知らせだったのかな。
いろいろ、例の自称作家先生に疎まれているみたいです。