キリン
こんにちわ。ブログみぃごろーです。
ネットの動画で、昨日、「キリン」を観ました。何か後編とかいうことでしたが、後編だけでも長かったです。
話の内容は、とても良くないことをしていて、映画だからということなんでしょうが。また原作が膨大な量で話の概要もあまり分かりませんでしたが、要はカタナとポルシェの公道勝負ということのようです。それもわざわざお互い旧型でやってるようです。
高速道路でオーバー200km/hであんなにぶっ続けで走り続けたら、オービスや白バイ、覆面パトカーに止められるでしょう。何なんだろうという感じでした。
撮影はちゃんと制限速度内の時速100km/hで走っていたようで、安全運転の二輪と四輪のクルージングなんですが、設定は全く不毛の行為です。
まあともかく、なんでこの話をするかというと、何もこの作品を非難するためではありません。
このカタナというマシンなんですが、私が十代の頃、この映画とよく似た体験をしたものだから、ちょっとした雑談を。
体験といってもレースではありません。シチュエーションが妙に似ていて懐かしく、ふと思い出しました。
若気の至りというか初心者ということでご容赦
私、当時新品のRZ350Rに乗って、慣れない高速道路を走っておりました。
ところでこのヤマハRZ350Rというのは、当時ナナハンキラーといわれておりまして、乾燥重量145kgに馬力がほぼ市販の純レーサーTZ250の57馬力とほぼ同じ55馬力というマシンでした。しかし、乗り味というのは、CB50Sからいきなり乗ってもそれなりに乗れてしまうのです。バランスのいいバイクというのは、不思議とそんなところがあります。ただし、知らないうちにとんでもない速度が出ていることがあるので注意です。
このマシンに関しては、このブログではあまりいいことは書いていませんが、新品の頃は確かに良かったです。ちゃんと各部のセットアップが出きていたのでしょう。ただ、YSPの一部の技術の低い店で買ってしまい、その店の整備を受けるうちにだんだん各部のバランスがおかしくなってしまいました。
まあ、それはともかく、まだマシンにも慣れていなくて、そこそこのスピードで快適に走っておりました。
そのとき、おそらく750ccのカタナとCBX400Fの二人連れと遭遇しました。
前を走っていました。ちょっとこちらの方が速いのかだんだん近づいていってそれでそのまま抜きました。
当然、その二人は急加速して追いついていきました。まあ、こちらがRZ350Rだというで珍しいのもあるのでしょう。ちょっとした挨拶です。
その成り行きでその二人と三人連れのクルーズになりました。
まあ、馬力順というかカタナが先頭、私が二番目、CBX400Fが最後という順でした。
快適な天候、快適なクルーズ、カタナの後ろについて新品のRZ350Rは安定した走行。
でも、しばらくして、なんだかちょっと違和感。「うん、あれCBX400Fはどうした。400だったら横に並びそうなものだが。」
で、ミラーをチラっと見ると、CBX400のライダー、必死に伏せている。しかも、距離も離れ気味。
で、メーターを見てギョッ!えっ!
ところで、あのRZ250/350Rの通称おかめカウルなんですが、見かけによらず結構効果がありまして、前傾姿勢だと風圧をあまり感じません。
まずい!道理で車が遅いわけだ。というか遅く感じているのだけれど。
で、スロットルを少し戻します。たちまちカタナはぐんぐん離れていきます。しかも、ヒラリヒラリと車を回避しながら。私もあの速度でそれをしていたかと思うとぞっとしました。
じきに、必死のCBX400Fが追いついてきました。
それをバックミラーで観たのか、カタナもスローダウン。また今度は通常速度で3人クルーズ。
しばらく、一緒に走って、私は途中のインターでお別れ。カタナの二人連れが手を振って挨拶してくれて、私も挨拶して別れました。
これ、中型や大型の初心者に多いのですが、エンジントルクが太いと速度が分かりません。原付の感覚でいくととんでもない速度になりますので注意しましょう。という話でした。
速度は何キロがというのは、とても言えません。もう何十年も前の話です。まあ、初心者とういことでお許しを。
今日もこのブログをご覧くださり、ありがとうございました。
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