足だし走法は、やっぱりエアーブレーキだった。

こんにちわ。みぃごろーです。

モトGPムジェロの予選で、日テレの放送解説の辻本聡さんが足だし走法に関して、「非常に高いスピードでブレーキをかけるとき、若干左に寄りながらかける。気持ち。(ムジェロのホームストレートでは)ですから、右足を出すことで、右側にバイクをもっていきたい。やはり大きく右足を出すとね、風の抵抗を受けますからね。それで、バイクが右側にくる。」と言っておられました。

ずっと前の記事「ロッシの足だし走法」で書いたように、やはり足だし走法はどうもエアーブレーキの効果があるということが分かりました。

 

それにしても、ペトルッチだったかな、ストレートのブレーキングでフロントフォークが沈んだ瞬間から足を出していたのには驚きました。ふつうに考えたらムジェロの直線、最高速340km/h以上で足を出したら間違いなく後ろにマシンからぶっ飛ばされます。

 

340km/h以上の世界というと、空気は気体というよりはゼリーといった感じでしょう。前にも書きましたが、戦闘機のエアーブレーキは非常に小さいにもかかわらず大きな制動効果があります。それは、速度が着陸時でも250km/h以上出ているからです。

飛行機で主翼の上の座席、主脚のある辺りに座っていると、着陸態勢に入って車輪を下ろすとき車輪の格納扉が開いたときにゴォーっと物凄い風切り音が聞こえることがあります。

釈陸体勢で速度が落ちているとはいえ、旅客機の着陸速度は150ノット前後、時速でいえば280km/h前後は出ていますから大変な風圧です。

300km/h以上で足を出すなど、まったくモトGPライダーの体力というのは、想像を絶するものがあります。

 

そしてやはり、足だし走法には間違いなくエアーブレーキの効果とリヤ荷重の増加があるといえるとおもいます。

 

 

ジャンピングスポット

それにしても、ムジェロのホームストレートには、ジャンピングスポットがあるそうで、あの速度でウィリーしても後ろにひっくり返らないのはさすがに空力の進歩なのでしょう。今回いわゆる空力カウルは使われなかったようですが、通常のカウリングでもフロントスクリーンが小型化されてダウンフォースをある程度確保しているということなのでしょうか。

これなら、鈴鹿の裏ストレートの登りの終わり付近、350km/hでも後ろにひっくり返ることはなさそうです。

 

レース結果

ホンダRCは一体どうしたんでしょう。全く冴えません。同じV型エンジンのドカティが大躍進でした。これも不思議。どうやってヤマハの旋回性に追いついたのか。

それはともかく、V型エンジンで今後伸びそうなのは、やはりKTMだと個人的には思います。

 

パイプフレームを採用しているのだとか。トレリスフレームなのかどうかは知りませんが、V型エンジンの決定的不利を克服できるのは、これしかないのではとか素人ながら思います。

 

今日もこのブログにお立ち寄りくださり、ありがとうございました。

 

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