ウィングレットからエアーダクトへ

こんにちわ。ブログみぃごろーです。
エアーダクトをカウルリングの外部なり内部なりに装備するとなると、昨日の記事に書いたように簡単なデバイスによりエアー流入量をコントロールし、発生するダウンフォースを制御することができます。
タイヤ選択やサスセッティングに加えて、エアーダクトのセッティングも可能になります。
まあ、これは実現したとしても直に規制対象にされそうです。つまり危険なほどに二輪のラップタイムが異次元に達すると思います。
片山 敬済さんの著書によれば、80年代前半の500ccのマシンでさえ、高速コーナー脱出時は、ホイールのジャイロモーメントでバイクは寝たままであり、ライダーがステアリングを操作(切れ角を増す)してバイクを起こすのだというのを読んだことがあります。
もし、極論エアーダクトによるダウンフォースによって、二輪のコーナーリングスピードを4輪のウィングカーに近い速度まで上がってしまうなら、果たして二輪のステアリング機能はその操作能力を維持できるのでしょうか。
何かで読んだのですが、ホンダの中本 修平さんによれば昔、ウィングレットのテストをしたときラップタイムが一気に2秒も縮まった。しかし、ライダーの体力が持たずに2周も走れなかった。というようなことを言っておられました。
テストでは、さっそくマルケスがダウンフォースで沈みすぎたフロントが原因だという転倒をしています。
この辺り、今シーズンどうなっていくのでしょうか。いよいよモトGP開幕間近です。
モトGPライダーのインタビュー記事のコメント
「うーん。どうも。フロントがソフトすぎるんだ。でも、全体的にはポジティブだと思う。解決しなくてはならない課題はまだ多いんだ。」
ふーん。
全然、分かりません。
つまり、フロントが硬いとロッシが言っても、ミシュランのニュータイヤの構造がソフトなのか、またどのようにソフトなのか。或いは単にコンパウンドがソフトなのか。我々にはイメージできません。
ライダーのインタビューというのもいつも思いますが、何を言っているのかもひとつ分かりません。
まあ、そういうものなのでしょう。
私も同じようなことを言ってみます。
「最近は路面温度も少し上がっているような気がするんだ。先週までは足だし走法ばかりで走っていたんだ。さもないといつ転ぶか分からなかった。足だしならバイクがどんなに滑って暴れても収束することができるし、ウェット路面でも向きをタイトに変えることができるんだ。」
「でも、今週になってから、ハングオフをすることも多くなってきているんだ。感触がよくなっていると思うよ。バンク角も深くなっていて膝擦りもやろうと思えばできそうなくらいだよ。まあ、タイヤを新品にしたせいかもしれないけど。」
道路も綺麗になってきました。来週の週末の連休辺りから、いよいよフルパワーCBR1000RRが眠りからさめるかもしれません。
ただし、α13は、表面が虹色に輝いていて明らかにコンパウンドが変質しているようです。慎重にいかなくてはいけません。
きょうもこのブログにお立ち寄りくださり、ありがとうございました。