飛行機に乗ったよ!の4

こんにちわ。ブログみぃごろーです。

大黒摩季さんのライブが終わりました。

会場の出口へ通じる階段の登りでふらつく人が多いようです。

私も一瞬ぐらりときました。

外へ出ると涼しい。

汗でTシャツもGパンもぐっしょりです。これは大変。さぞかし汗くさいことでしょう。

歩くとかなり足にきています。

筋肉痛が出る危険があります。

そこで、最近のスポーツ生理学で仕入れた知識を実践します。

筋肉痛の予防方法

従来、筋肉疲労にはマッサージやアイシングなどが一般的でした。

しかし、実際相当入念にこれらの方法を行ったとしても、多くの方は効果のほどが今一つだと思います。

そこで、効果的な筋肉痛の予防や、筋肉疲労の回復方法として考え出された方法があります。

筋肉痛の原因というのは、筋肉が過度に使用されたり普段使わない筋肉が使用されたりして筋細胞が微細な損傷を起こすことが原因です。

そして、これらの筋細胞の損傷が発生するとそれを修復しようというホルモンが分泌されるのです。

具体的には筋肉が酷使されて、筋細胞の損傷や疲労が発生した直後の修復ホルモンが分泌されているおよそ2時間以内に、動物性たんぱく質を摂取するというものです。

これは、この10年程前に発表された方法です。

私が最初、この方法をある大学のスポーツ生理学の先生から教えてもらったときは、動物性たんぱく質、すなわち肉類などが、果たして2時間以内に消化吸収されるのであろうかという疑問がありました。

その先生によればコンビニでも行って、おでんの卵1個でも食べるといい、ということなのです。

当時は半信半疑だったので、卵よりは吸収のよさそうなバナナオーレを飲んでみたら成程、ちょっと違うかな、というものでした。

しかし、最近肉類を食べても消化吸収自体はすぐに始まるのだということに気がつきました。たとえば卵1個全部の吸収はすぐには無理でも、食べた直後から胃液によってただちにアミノ酸の吸収自体は始まるのです。

動物性たんぱく質というのが重要なのだそうです。

いわゆるアミノ酸による疲労抑制健康法自体はずっと前からありましたが、効果は疑わしいものでした。

アミノ酸の種類と摂取時期が重要なのです。

それであるとき豚肉を取りますと効果を実感できました。成程ねえ。というわけです。

そこで、このライブの直後、汗の臭いが心配でしたがコンビニによってハムの薄切りパックを買いました。

数枚入りの安いものです。ホテルに帰って大食いはせずにこのハムとヨーグルトとビタミンウォーターを摂取しました。

このとき当然、ハムは十分に噛み砕くことが重要です。

結果効果有りでした。翌日は全く平気でした。

ホテルの部屋が掃除されていた

さて、ライブの為に昼過ぎまで寝ていましたので、ホテルのルームメイクはできないはずでした。

ルームメイクを依頼する場合も午後2時までということでした。

私がホテルを出たのは3時以降です。

ルームメイクは諦めていました。

なので、下着とか散らかしっぱなしで部屋を出ました。

ホテルの部屋に帰ると何とシーツがきれいに直されていて、タオルやパジャマも綺麗なものに交換されていました。

おお、サービスのいいこと。さすが全日空ホテル。

というか、私物が散乱していたので何とも気恥ずかしいことではありました。

せっかくの北海道

ライブの翌日、チェックアウトは朝。帰りの飛行機は夕方5時です。

予定していた調べ物の旅に出ます。

北海道は本当に遠いので滅多に来れるものではありません。

この機会を逃す事は無いので、以前から行きたかった三笠市博物館に行く予定を立てておきました。

三笠市というのは夕張市に近く、昔炭鉱で栄えた場所です。

札幌からそれ程遠くではありません。

函館本線で岩見沢駅に向かいます。駅からはバスになりますが、田舎の常で事前に時刻表はネットで必ずチェックしておく必要があります。

場所にもよりますが、日に数本とかの場合がありますので要注意。

桜・稲垣早希ちゃんのブログ旅にもありますが、四国編で「徳島県、祖谷渓の小便小僧像」探しのとき、バスが無くてえらい事になっています。

飛行機に遅れたらえらいことです。都会の移動時間で予定を立てるとひどい目に逢います。

この函館本線の景色は非常によかったです。

ローカル線の一人旅です。

平原に針葉樹の並木(なみき)と黄色の花の風景

一人旅です。これはいいです。

下手に連れがいると、何かとしんどいものです。

天気がいいのですが、風が凄い。太平洋上に台風がいたらしいのですが、北の大地という感じです。

車窓から平原に針葉樹の並木(なみき)と黄色の花の風景を眺めます。

これが見たかった。

ヨーロッパでも日本でもない風景。北海道独特の風景。

これが延々続きます。他の乗客はほとんどいません。

この風景に変にデジャブーを感じるのです。

もしかしたら、今自分は死んでいて、死後の世界を旅しているのかな、などと思います。

小一時間ほどで岩見沢駅に到着しました。

バスターミナルに向かいます。段取りは事前にネットで調べてあります。

ここでジョージアコーヒーを自販機で買って飲みます。

このジョージアコーヒーなのですが、面白いことに関西ではカフェオレタイプしかなくて北海道には普通のタイプ。東京にはなぜか両方滅多に見ないのです。

このジョージアコーヒーのふつうのタイプを北海道の自販機で飲むのが好きなのです。

自販機に「北海道で一番愛されている缶コーヒー」と書いてあります。プリンの上のカラメルシロップのような味がします。これがいい。

まあ、関西でもスーパーで買う事はできるのですが、北海道で飲むのが私のこだわりです。

さて、駅やバスターミナルの建物は綺麗なのですが、夏休みなのに人は少ないのです。やはり、炭鉱が閉鎖されて寂れてしまったのでしょうか。財政破綻した夕張市を思い出します。

ここから、三笠市幾春別までバスで行きます。

過疎化が進んでいるのがよく分かります。老人のお客が数人だけです。

バスからの景色がまた不思議な世界。

一人旅の醍醐味なのでしょう。

ただし、シミュレーターでこの上空をトムキャットで何回も飛んではいるのです。映画みたいに山岳地帯を高速で縫うように低空飛行したりしていましたが街をのんびり走るのは初めてです。

ここからもう少し北にいくと富良野があるのですが、あの斜めの美しい風景はここからはとても想像できません。

超田舎のなかにイオンがあったりしてシュールな感じがします。

こんな場所にもお客があるのでしょうか。

三笠市立博物館

さて、終着の幾春別に到着しました。

炭鉱の古い鉄塔が見えます。

目的の三笠市立博物館なのですが、見当たりません。

案内表示もありません。さて、困ったなあ。

バイク乗り2人がソフトクリームを食べています。

アメリカンバイクです。

ここをCBR1000RRで走りたいとは思いません。身が持ちません。

やはり、北海道はツアラーなのでしょう。

それにしても、えらく遠くへ来たものだと思います。

郵便局があったので訊きますと、歩いてすぐだということでした。

教えられたとおりに歩いていくと、奥まったところにようやく建物がみえました。

えらく山奥のへんぴな場所にりっぱな博物館というシチュエーション。

最近読んだ鈴木光司氏の小説「タイド」のオープンニングと同じです。

建物の入口へと向かいます。

受付に料金を支払います。この受付のおばさんの無愛想なところも小説と同じです。

さて、目的のものはすぐに目に入りました。

巨大なアンモナイトの化石

直径1.3m。この三笠市から発掘されたものだそうです。

他にも1m級の化石がたくさん並んで展示されています。

手に触れてみます。

1億数千万年を経た感触。

この博物館は写真撮影や手に触れるのはOKなのです。

ふと甲高い声が聞こえます。

学芸員が数人の入館者相手に解説しているのです。

私の母校の大学教授とそっくり。

近づいてみると、異常巻きのアンモナイトの解説をしていました。

化石の現物を入館者に持たせたりしています。

私も触らせてもらおうとすると、「ツアーの方だけです。」と言います。

ああそうなの。

ところでこの学芸員に似ている私の母校の教授は、文化財の権威です。

あるとき奈良国立博物館で毎年開催される「正倉院展」での特別講義がありました。

大学院の学生を連れ立って「正倉院展」で講義をするのです。

展示品を見ながら教授が解説をしていると、観光客の若い女性3人が「入れてください。いいですか。」と言ってきました。すると、教授は「べつにかまいません。私でよければどうぞ。」

と快く入れてあげました。

また奈良の春日大社の宝物殿などでも、ツアー(特別な関連の人たち・団塊とかじゃない奈良の名門家系の偉いひとたち)の見学がありますが、ツアー以外でもその場所にいたら一応OKです。

あるときなど、有名な刀工のK先生と長時間じかに話をさせていただいて、書籍では分からない刀に関する長年の疑問を次々訊かせてもらったこともあります。

奈良といえば、観光地であるにも関わらず愛想が悪いことで有名なのです。が、奈良より無愛想というのもねえ。

とにかくここには、人に逢いに来たわけではありません。アンモナイトに逢いにきたのです。

館内の夢のような展示物を撮影しまくります。

あっという間に時間が過ぎます。

それにしても、もうバスの時間です。

これを逃すと千歳空港に間に合わない。

さっさとこの場所を後にします。

帰りのバスは乗客私一人きり。

地方だなあ。とか思います。

現在人生休憩中の人たちも、外へ出られるひとはたまには旅でもして下さい。

国内なら言葉の心配がありません。これは本当に心強いものです。

田舎の人というのはおおかた無愛想なものです。それでも日本は治安はいいので問題無しです。

カードがあれば、どこでもキャッシュが手に入ります。

途方に暮れるような事はおきません。

ひとつトライしてみて下さい。

きょうもこのブログをお読みくださり、ありがとうございました。

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