始業点検していますか。
こんにちわ。ミーゴローです。
今日と明日は私の地方では雨になるそうです。
朝方ちょっと降ってしばらくは曇りでしたが午後3時すぎから本格的に降り始めました。
少し涼しいかもしれません。ムシムシするのでしょうが気温が低めのためエアコンの負担は少なくなります。
私は洗濯物はエアコンで乾燥させています。
この場合、最近の賢いエアコンだと除湿にすると風が弱くて乾燥が遅くなります。
また、除湿は冷房より電気代がかかるそうです。冷房だと風量もたっぷりですぐに乾きます。
洗濯物ですが、私の場合昔から外に干すということはありません。
外は花粉、黄砂や粉じん、細かい砂埃で一杯です。昭和の時代なら物欲し竿を一拭きして砂埃を取ってOKだったのでしょう。
今でも、私の地方ではそうです。しかし、昭和の昔ならいざ知らず、今は粉じんを嫌う精密機械が家庭内にもたくさんあります。
主にPC関連などがそうですが、実はVHSなどのビデオカセットが家庭内に登場したあたりから粉じん関係は家屋内に入れない方が良かったといえます。
開けっぴろげの家では、カセットデッキの故障率は高かったはずです。
ビデオカセットの登場は当時はある種の革命でした。なにせ、テレビの放送が録画出来て自分のものにできるのですから。
これは凄い事でした。しかし同時に生活スタイルの変更も要求するものであったということは多くの人たちには理解できなかったことです。
つまり、当然アナログ信号を1/2インチテープに録画するというのは技術的に相当無理をしていたわけです。
テープや、録画ヘッドは直接手で触るととたんにアウトでした。録画ヘッドのベアリング精度は当時の宇宙ロケットの方向制御コンパスを越えていて、対共産圏輸出統制委員会 COCOMの輸出規制品に指定されていたくらいです。
子どものいる家庭や、埃っぽい環境下では録画画像はたちまち劣化し、ノイズだらけになるのです。
今のデジタル録画時代からは全く隔世の感があります。
ところで、家の住人のメディアリテラシーを簡単に測る方法があります。
まず、テレビアンテナがいまだにアナログVHFアンテナが屋根に残っている場合。まあ、FM放送受信に転用している可能性もありますが、機械音痴とみていいでしょう。
さらにやたら、窓など開けっぴろげで、風が強くて砂埃が舞い上がっているのに洗濯物を干している場合、あるいは埃だらけの屋根などに布団を干している場合。
いずれも高齢者世帯に多いのですが、これは精密機械が埃から保護されていない状況を意味します。この場合、高性能PCはこの家には無いとみていいです。メーカー製廉価機があってネットを利用している程度だと推測できます。
高性能PCは大変熱くなり、かつ熱に弱いため夏場は冷房が必須になります。
分かりやすいのは、公立小中学校です。
運動場の砂には悪い事には塩化カルシウムが散布されていて、風の強い日には放送室、職員室も砂埃だらけになります。
だから学校のPCはすぐに壊れます。また、どれもどこか調子が悪いことが多いです。
機械というものは大概埃が大っ嫌いだということです。
バイクの整備点検
私はバイクの整備を依頼するときは、必ず洗車します。
ホースの水で徹底的に泥砂を落とします。
バイク店の人は普通、オイルのドレンボルトや点検口の周りをクリーニングはしてくれません。
この付近に砂が付着していたならエンジン内部に侵入する危険性が大きいのです。
エンジンに砂などの異物が入るのはよくありません。
ホンダRCのエンジン組み立ては、専門の技術者がクリーンルームで丸一週間以上かけて慎重に組み上げるそうです。
また、よくいわれるように洗車の際、バイクの異常を発見することがあります。
そして始業点検ですが、私は毎回必ず行います。
やっておいて損はありません。これによりブレーキパッドの消耗進行やタイヤの摩耗進行を把握していることになります。
1分程度で終わります。
私の場合、前後のアクスルシャフトボルトの目視チェック、前後タイヤの空気圧を指でチェック、ブレーキパッドの摩耗チェック、フリュードの液面目視チェック、キャリパー、ローターのがたつきチェック、
までを基本とし、最後にエンジン始動、灯火類のチェックでOKとしています。
エンジンは最後なのです。そしてシャーシー系のチェックが基本になっていることにお気づきになると思います。
つまり、走り出してしまってからこれらホイール系、ブレーキ系などのシャーシー系にトラブルがあると、重大な事態になるということです。
私は空中分解といっていますが、航空機の経験からのものです。
エンジントラブルは発生したとしてもスローダウンして道路脇に停車すればいいだけなのですが、シャーシー系のトラブルは即クラッシュの危険をはらんでいます。
航空機の経験といってもハングライダーの事です。
ハングライダーでは、いざ、飛び立つ前にチェック事項で記憶があやふやなものが一つでもあったなら、必ずテイクオフを中止し再確認せよ。
と教えられました。
一度断崖から飛び立ってしまってから、ハーネスが取れたとか、機体のどこかのねじが脱落してしまったとかいう事態が発生してしまっても後の祭りだということです。
バイクの始業点検はこれらの危険を回避できます。前日釘を踏んで空気が抜けていてもそれを事前に発見することができるということです。
今日もこのブログをお読みくださり、ありがとうございました。