選挙にいったよ!

こんにちわ。ミーゴローです。

日曜の参院選、投票に行ってきました。

私たち無党派層はいつも何だかむなしい結果になるのですが、議会制民主主義の根幹ですから「権利を行使することが義務」のような変な文章が誕生します。

 

結果は与党が大勝し「改憲勢力」が2/3を超えたということです。

一方沖縄では、翁長雄志知事は支援した伊波洋一元宜野湾市長が島尻安伊子沖縄北方担当相を破ったそうです。

翁長雄志知事は沖縄の民意が示された結果だとして、辺野古基地は絶対に造らせないと述べています。

当ブログ、ミーゴローの私見を述べます。

憲法改正の是非について論議することには賛成です。改正に関しては現在賛成でも反対でもありません。

 

ただし、はっきりさせておきたいことがあります。

軍事ジャーナリスト神浦 元彰さんが今年の5月10日に亡くなられました。

私は休養中だとばっかり思っていたので本当にびっくりしました。

 

私はこの人のサイト(http://www.kamiura.com/)から軍事知識のイロハを学びました。

 

この神浦 元彰さんのサイトから得た情報によれば、辺野古基地の存在価値は無いということです。

つまり、在沖の米海兵隊はグアムとオーストラリアのダーウィン基地に移動することが決まっているからです。

 

海兵隊は一時期中国に対する抑止力などといわれていましたが、海兵隊は抑止力ではありません。

中国に対する抑止力といえる、またはなっているのは、沖縄嘉手納基地のアメリカ空軍と横須賀を母港とするアメリカ海軍空母とアメリカ海軍第5航空団です。

 

神浦 元彰さんによれば、海兵隊とは本来緊急展開部隊であり、大規模、長期間の戦闘任務には適さないのだということです。

たとえるなら、救急車のようなもので、大きな病気になったなら、大病院に入院しなければならないわけです。

大きな病気、すなわち軍事的に大規模かつ深刻な事態が生じたなら、救急車をいっぱい並べてみてもしょうがないということです。

 

普天間基地の危険性

この沖縄での海兵隊の基地問題は、普天間基地という街中の存在する世界一危険な基地の移動が本来の問題なのです。

だから、民主党時代、できもしない県外移設などというとんちんかんの混乱の末、辺野古基地新設というあやしげな解決案が浮上してきたわけです。

 

神浦 元彰さんははっきり言います。辺野古基地は外務官僚の基地利権そのものだということです。

これは、ちょっと考えれば疑う余地のない事実だとわかります。

 

つまり、朝鮮半島情勢の変化により海兵隊を沖縄において置く必要はなくなっています。

それが証拠には北朝鮮がロケット発射やら砲撃事件を起こして騒いでいても在沖海兵隊はアフガンに遠征していているなどしてほとんどお留守だったのです。

 

現在の在沖海兵隊の活動中心は中東をふくむグアム、オーストラリア付近になっています。

すでに、アメリカ自身が軍の見直し再編でグアム、オーストラリア・ダーウィン基地への移転を決定しています。

すでに、海兵隊を沖縄においておく必然性は無いということです。

 

それを、わざわざ辺野古に基地を作って日本に居てくれといっているのは外務省なのだそうです。

実は、防衛関係でも在日米軍基地の管轄は外務省なのだそうです。

これは、外務官僚の基地利権に他なりません。

沖縄県民が辺野古基地建設には反対するのは正解です。簡単に分かることです。

辺野古基地を作っても、中国はかゆくも痛くも無いのですから。

 

繰り返しますが、中国が怖いのは米空母であり、嘉手納基地の米空軍であり、陸・海・空の日本の自衛隊なのです。

 

尖閣諸島で戦闘はあるか

あっさり、いいます。ありえません。

尖閣諸島は南シナ海の南沙諸島のようにはいきません。

 

無理に中国軍が上陸しようものならたちまち孤立します。領土的には重要であっても軍事的には要衝とはいえない無意味な位置にあります。この島が戦闘の舞台になることは非現実的です。

またクリントン氏が言明しました。尖閣諸島は日米安保に含まれるのです。

中国がアメリカと戦争するとは思えません。

 

このことからも、米海兵隊の辺野古基地を造ることで、尖閣諸島を守る意味にはならないといえます。

いたって簡単明瞭な事実なのですよ。

 

また、このところよくネットで出てくる話題で中国のJ11とスクランブル発進した航空自衛隊のF15Jイーグルがドッグファイトしたとかいうのがあります。

しかし、政府発表によればこのような空戦機動になることは以前にもあったということで、中国機がロックオンしたという政府発表はありません。

この前のはフレア(熱源囮)をF15Jイーグルが散布して離脱したということです。熱源追尾ミサイル回避用の囮です。つまり、レーダーロックオンは無かったのではないかと思います。

 

これに関しては、私の知識では分からないので何も書きませんでした。神浦さんが何か書いてくれるだろうと思っていたのですが、亡くなられていたとはショックです。

ロックオンされたとは発表はありません。逆に中国が自衛隊機がロックオンしてきたとかいっていますが当然信じられません。

仮に米軍機にロックオンしたら撃墜されても中国機は文句は言えません。

 

想像なのですが、中国でも空軍は海軍ほど馬鹿ではないので偶発的事態を誘発するようなことはしないと思います。

映画では簡単にロックオンしていますが、まずこれは無かったのではないでしょうか。

 

さて、辺野古基地問題をめぐる、沖縄県民の今回の選択は正しいと思います。

今日もこのブログをお読みくださり、ありがとうございました。

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